goo blog サービス終了のお知らせ 

taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

関八州見晴台から顔振峠を歩く(奥武蔵)1月13日

2019年01月17日 | 奥武蔵

 成人の日の三連休の日曜日に週末山行に出かけた。三連休と言っても土曜日と月曜日は午前中は出社しているので、丸一日休んだのは、この一日だけだ。長かった年末年始休みだが、12月は四半期決算なので、正月明けに続けて休むのは難しいのだ。その日曜日のだが、土曜日夜半は関東地方平野部で降雪予報だったので、降雪時定番の西武秩父線の西吾野駅から高山不動へと歩き、関八州見晴台から顔振峠へと歩くことにした。



 予想に反して西吾野駅は降雪どころか雨も降っていなかった。降りるハイカーが多かったのは、私達と同じ理由かも知れない。車道を歩き、間野集落から山道に入った。takeが小学生だった頃は、途中の萩の平茶店も開いていた。お孫さんが知的障害者だという、茶店とおかみさんはtakeを暖かく迎えてくれた。ただ今は廃屋が残るだけだ。

 高山不動さんの境内で昼食。高山不動さんの大きな伽藍は屋根が改修されたようだった。弁当箱をザックにしまって、関八州見晴台へと登った。takeは自分で決めているベンチに座って麦茶儀式、私は見晴台からの写真撮影をしたが、靄がかかって遠方の山々は望めなかった。

 ここから東に向かって尾根を歩く、傘杉峠峠からは車道を歩いた。林を抜け陽射しが届くようになると顔振峠だ。ここは昔から名勝地で、かっては大宮市の中学校の遠足もあったと聞いた。茶店は三軒あるが、takeは外のベンチだけを使用させていただき、〆の伊左衛門を飲み干した。そして茶屋から真っ直ぐ下る道を進み林道に出ると、あとは日のあたる暖かな道を吾野駅へと歩いた。

コースタイム

西吾野駅0830-登山口0846-萩の平0926-高山不動0955~1015-関八州見晴台1047~50-花立松ノ折峠1114-傘杉峠1142-顔振峠1206~10-吾野駅1259


 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秩父丸山の陽だまりを歩く(秩父)12月1日

2018年12月01日 | 奥武蔵

 日曜日は恒例のラグビー観戦があったので、繰り上げて師走初日の土曜日にtaketake山行をすることにした。こういった場合はその週の月曜日に「お山は土曜日で、日曜日papaはお買い物に行きます」と言って行動予定写真を見せている。何故かtakeは土日の予定が変わると、冷蔵庫を開けて箸で中を叩くことで納得するという儀式を行う。そして土曜日朝、前日に今年最初の忘年会があった私はやや疲れ気味だったがtakeと6時前に家を出発し、西武池袋発「快速長瀞・三峰口行」の最前列に並んで座った。秩父・奥武蔵の日帰り山行に人気の電車だが、日曜日に比べると混んでいるように感じた。土曜日に山を歩いて、日曜日は疲れを癒して翌週の仕事に備える人が多いのだろう。電車に乗るとtakeはたちまち爆睡するが、この日は私も石神井公園を過ぎた辺りからウトウトして、気づいたら電車は吾野駅手前を走っていた。

 

 人も少なくなった芦ヶ久保駅で下車し、身支度を整え出発した。登山口の赤谷集落までは車の行きかう国道を正丸峠方面へと歩いた。赤谷集落から山道に入るが、この頃から陽も当たるようになり、上着を脱いでtakeのザックに括り付けた。杉林の中の沢沿いのなだらかな道を進み、水流がなくなってからもしばらく歩き大野峠に着いた。陽当たりの良い東屋にザックをおいて昼食にした。残念ながらこの峠は、奥武蔵グリーンライン(車道)が通っている。車も駐車していたが、行き過ぎるのはサイクリング車が多かった。

  お弁当箱をしまったザックを背負い再び車道を離れて稜線上を登った。一登りした先にパラグライダーの離陸場所があり、外秩父(比企の山々)方面の展望が素晴らしかった。そこから右手が杉林、左手が雑木林の道を進み展望台のある丸山頂上に着いた。ここでtakeは麦茶儀式だ。この丸山の頂上付近は県民の森として公園化している。駐車場もあり、駅から登らなくても頂上は近い。公衆トイレも立派なものだ。

 私達は公園を離れ、芦ヶ久保の農村公園(公園には寄らないのでどういうところかはよく分からない)方面への尾根を真っ直ぐに下った。車道に出たところでtakeは〆の伊左衛門を飲んだ。  後は車道をゆっくりと下った。見るも無残な武甲山も陽光の加減でシルエットになると威風堂々とした山容になる。農村公園の入口を過ぎて再び国道に出た。人で混雑する道の駅を通りすぎ、階段を登って芦ヶ久保駅に着くとすぐに飯能駅行の電車がやってきた。

コースタイム

芦ヶ久保駅0845ー赤谷集落0910ー大野峠1045~1107-丸山1238~43-分岐1201~04-芦ヶ久保駅1310 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏山準備山行で宝登山ロープウエーが乗る(秩父)5月20日

2018年05月21日 | 奥武蔵

 今回はtaketake山の会夏山合宿準備山行の第一弾として秩父の宝登山から長瀞アルプスを歩いた。前年の準備山行の時はザイテングラード登降に備えて、クライミングヘルメットを着用するトレーニングをしたが、今回はロープウェイに乗車できるようにするトレーニングだ。 takeは13年前の那須茶臼岳を最後にロープウェイに乗ることを拒否するようになった。今年予定の合宿ではアプローチにゴンドラリフトがあり、乗らずに旧道を歩くプランにしたが、一度は事前にチャレンジしてみようと秩父長瀞の宝登山を歩くことにした。


 

 池袋発長瀞行の快速電車に2時間以上乗って長瀞駅に着いた。駅から歩いて15分程でロープウエー駅に着いた。ここで家人が、足を痛めた演技をして、takeに歩けないのでロープウエーに乗ろうと話した。takeが拒否した時は、歩けないふりをした家人だけがロープウエーに乗って、私とtakeは道を歩くというシナリオを用意していた。この場合、夏山でも家人だけがゴンドラリフトに乗り、私とtakeは推定コースタイム5時間ほどの旧道を歩くパターンにしてしまおうという算段だった。takeは「ロープウエーおしまい」と否定表現したが、これに乗らないと昼食に進めないと思ったか、乗り場入口に立ってくれた。ロープウエーが動き出した時は私の手を強く握ったが、その後は落ち着いていた。



 ロープウエー搭乗トレーニングが終わり歩道を少し登ったところで昼食にした。天気良く、直射日光はきつめだが、風が乾燥しているので心地よい。弁当箱をザックにしまって、少し歩いたら宝登山山頂だった。ここでtakeの麦茶儀式を済ませて、長瀞アルプス縦走に出発した。



500メートルに満たない山をアルプスとは大げさだが、鎌倉アルプスや沼津アルプスとかアルプスは無数にある。この長瀞アルプスもそのようなアルプスだ。宝登山の急な道を下ると、あとは高低差の少ない坦々とした道が続いた。歩く人は少ないと思っていたが、次から次へとハイカーと行き交う人気コースだった。殆どのハイカーがハイキング靴でハイカースタイルだった。



 

しかしコースは短く、歩き始めから一時間半程で登山口の万福寺に着き、takeは〆の伊右衛門を飲んだ。秩父鉄道野上駅はそこから少し歩いたところにあった。40分程の電車待ち時間は駅の待合室で寛いだ。駅には宮沢賢治の歌碑があった。写真も待合室内に掲げられていたが、その中に昭和34年の秩父市側から見た武甲山の写真があった。堂々たる山容の写真を眺め、失った風景のむなしさを感じた。


コースタイム
宝登山ロープウエー上駅1005-臘梅園1010~30-宝登山1035~42-奈良沢峠1110-登山口1212~16-野上駅1230

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊豆ヶ岳から子の権現へと歩く(奥武蔵)3月4日

2018年03月05日 | 奥武蔵

 3月に入り、いよいよ春だ。この日は奥武蔵の伊豆ヶ岳から子の権現へと歩くコースを計画した。このコースは前年2月中旬に歩いている。毎週日帰りでどこかを歩くのだから同じようなコースを歩くことになる。私のFacebook「過去の思い出」に一年前、三年前の投稿というのが毎週のようにでてくる。同じような季節に同じようなコースを歩くのは、それに影響されているのではないかと最近思っている。



 いつもよりやや遅めの6時頃家を出て、池袋発0705の快速に乗り西武秩父線の正丸駅には8時半に着いた。ぐっすりと朝寝したtakeは元気いっぱいで、大蔵山集落を通って伊豆ヶ岳登山道に入った。沢伝いの道で沢水が涸れるとザレ場のトラバースがある。道に雪が着いたり泥状の時は難所だが、今回は乾いていてさしたる苦労もなく通過した。


 伊豆ヶ岳の最後の登りはいつもの女坂を歩いた。北面なので、道の一部に凍結箇所があったが氷が溶けている道の両端を強引に登って頂上に着いた。岩場の影の日だまりにシートを敷いて昼食にした。天気はよいが春霞がかかって遠望は効かない。



 頂上で写真撮影したらtakeの「ヤーメーテ」リフレインだ。この発声は次の休憩地まで続く。この儀式をするかしないかはtakeのルールで、説明は難しいが、土曜日の生活パターンによって決まっている。伊豆ヶ岳の急な下りを慎重に歩き、登り返したら古御岳山だ。takeはここで発声を止めて麦茶儀式をした。




 次の休憩地は高畑山で、普段は静かなところだが、幼稚園の親子遠足で大賑わいだった。頂上から少し離れた日当たりの良い伐採地で昼食していた。takeは「お弁当」「お弁当」と言って喜んでいた。ここから先の天目指峠まで、杉林の間伐が行われているようで、昨年はなかった林道が尾根沿いにできていた。




 天目指峠で車道を横切りアップダウンの多い尾根道を進むと、「ゴーン」という鐘の音が聞こえてきた。竹寺への道を分けて進むと、子の権現のお寺が見えてきた。手前の陽当たりの良い斜面には梅の花が咲いていた。境内には福寿草がここ彼処に黄色の花を咲かせていた。takeが鬼と呼ぶ仁王像の先あるベンチで最後の休憩をした。



 ここから先は下るだけだ。山道から車道になり、何時も駐車場が満杯なうどん屋を通り過ぎ、ひたすら歩いて吾野駅を目指した。

コースタイム
正丸駅0835ー伊豆ヶ岳1008~30ー古御岳山1052~55ー高畑山1128~30ー天目指峠1207ー子の権現1257~1302ー吾野駅1408

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪を踏んで関八州見晴台を歩く(奥武蔵)1月28日

2018年01月28日 | 奥武蔵

 前日の27日は兄のセットで父母と大相撲初場所を観戦し、栃ノ心の初優勝を見ることができた。そして翌日はサンデーウォーキングだ。21日に大雪が降ったので、比較的歩きやすい奥武蔵の関八州見晴台から顔振峠を歩くことにした。

 西武池袋駅7時10分発の快速に乗った。ハイカーは少ない。飯能駅の次、東飯能駅でかなりの人が乗車した。東吾野駅で半分位降り、私達が降りる西吾野駅で全員が降りた。話を聞くと、この日は「奥むさし駅伝」レースの開催日で、東飯能を出発して西吾野駅で折り返し、ゴールの飯能市内まで5区間で競うとのことだった。



 アストリート達とは別の道を私達は進み、毎年歩く間野集落から高山不動に至る山道を歩いた。萩ノ平の茶店跡を通り過ぎる頃から積雪も少し増えてきた。そして高山不動の境内にある休憩場所(自販機もある)のテーブルに弁当箱を並べた。



 出発する時は曇り空だったが、日差しも届くようになった。弁当箱をザックに仕舞って関八州見晴台へと向かう。takeはトレースが氷化している個所ところでは、トレースを外して雪を踏んで登っていた。関八州見晴台でtakeが麦茶儀式をしている間に、奥多摩秩父や関東平野の展望を楽しんだ。



 ここから先、花立松ノ峠までは稜線上を歩いたが、どうせ車も走らないしと思って、稜線のすぐ下の車道を歩いた。ここでもtakeは氷化してない所を巧みに選んで歩いていた。



 顔振峠の春はまだ遠く、普通の車が走れないせいか、蕎麦屋も茶店も暇そうにしていた。takeは〆の伊左衛門をここで飲むと、吾野駅へと向かった。「奥むさし駅伝」は終わったようで、国道沿いもひっそりとしていた。ネットで調べたら、高校の部は埼玉栄高校が優勝したともう書かれていた。



コースタイム
西吾野駅0832ー間野集落0849ー萩ノ平0940ー高山不動1012~35ー関八州見晴台1105~10ー花立松ノ峠1146ー傘杉峠1209ー顔振峠1232~36ー吾野駅1333

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする