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taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

初夏の三頭山を歩く(奥多摩)5月22日

2011年05月25日 | 奥多摩

  ここ半年ほど悩まされたtakeの土曜早起きは終息に向かっているようだ。しかしその分土曜日は寝る時間も遅くなっている。妻を先に寝かせてから自分の時間を過ごしているようだ。この週末はしばらく登っていない奥多摩御前山に行こうと思っていた。しかし前日の天気予報が、午後から雨をとなったのでエスケープしやすい三頭山に変更した。P5220005

  武蔵五日市から直通バスに乗って一時間、都民の森には9時半に着いた。天気はまだ晴れている。takeに帽子を被らせて出発した。二人ともザックカバーをつけている。途中から雨が降りそうな時は、急な降雨にできる雨具も二人分まとめてザックの上に入れるのだ。P5220007

  森林館を過ぎ鞘口峠からはブナの若葉が輝く素敵な登り道だ。takeの「お弁当あった」の声で上を見ると見晴台だ。板の間に昼食のお弁当を並べた。 定番化コースを歩く時はtakeのこだわりで昼食場所が固定されている。雨が降りそうな日は昼食場所に屋根のあるコースを選んでいるのだ。P5220010

   見晴台から30分で三頭山の頂上だ。三頭山の檜原村側は公園化しているが頂上は広くて景色も良く好きな場所だ。 だんだん冷たい風が吹くよになり、天気はあっという間に崩れて来た。麦茶儀式の後は急いで下山を開始した。一番短い三頭大滝へ下る。大滝のベンチでスポーツドリンクを飲み、後はセラピーロード(木屑を敷き詰めた道で、癒しの道という看板もある)をひたすら歩き、バス停は一番乗りだった。P5220008

  しばらくしてから雨が降り出し、バス停への後続は傘をさしながらやってきた。バスが走りだした頃から雨も強まりだした。途中乗車する人は、濡れた雨具上下を着て乗り込んでくる。それを見ながら計画変更成功と自己満足する私だった。

コースタイム

都民の森0930-鞘口峠0955-見晴台1040~1130-三頭山1140~1155-大滝1245~1250-都民の森1310

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五月晴れの鍋割山を歩く(丹沢)5月15日

2011年05月17日 | 丹沢

  ここ数年、丹沢鍋割山は4月に登る山になっていた。しかし今年4月は早い時間に帰宅できるようなコースを選んでいたので、5月にづれ込んでの鍋割山になった。P5150022

  小田急渋沢駅からタクシーで県民の森ゲートに着いた。スパッツに買ったばかりの山ヒル忌避剤をスプレーして出発。空は雲一つない快晴だ。空気も乾いて心地良い。西山林道を進み、勘七の沢、ミズヒ沢と渡るが、その度にtakeは、ストローを入れて鳴らしているペット容器に水を少し入れて振り回すのだ。 後山乗越に着くと風が吹いて、少し汗ばんだ体が乾くようだ。毎回のことだが最初の一本目が昼食なので、鍋割山を目指して急な尾根を休みなしで黙々と登った。P5150029

  途中、富士山が西側に現れ元気づけられる。 鍋割山頂はまだ人も少なくテーブルにお弁当箱を並べて昼食にする。多くのハイカーが鍋割山荘名物の「鍋焼きうどん」を食べている。最初にtakeとこの山に来た時、周りがみんな食べているのを見て「うどん食べる」と言ったことがあった。「あれはお友達の」という定番断りフレーズでかわしたことを思い出した。何回も通った今では、気にはなるようだが、欲しいとは言わない。 一度食べさせてあげたいと思うこともあるが、そうすると「弁当+鍋焼きうどん」がこの山のルールになってしまうのでできない。P5150028

  いつも通り鍋割山を後にして塔ノ岳を目指す。小丸、大丸と続くこの道はブナ林の続く幽玄な稜線だが、新緑が輝き、山桜が咲き素敵な感じだ。takeも機嫌よく鼻唄している。P5150034

  塔ノ岳には正午過ぎに着いた。いつもながら大勢の人がいる。麦茶儀式を済ませたら大倉尾根へと出発。天神尾根分岐と駒止茶屋で小休止して、大倉まであと少しの観音茶屋でポカリスエットを買った。大倉に着くと、発車寸前のバスが停車していたが、混んでいたので30分後のバスに乗ることにした。座り込んで自販機で買った冷たいミネラルウォーターを飲むtakeに緑の風が心地よく吹いていた。P5150038

コースタイム

県民の森ゲート0755- 二俣0820- 後山乗越0910- 鍋割山1015~50- 金冷の頭1145- 塔ノ岳1203~13- 金冷の頭1227-花立1240-駒止茶屋1330~35-見晴茶屋1400-大倉1435

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陣馬山から混み合う春の高尾山を歩く(高尾)5月8日

2011年05月09日 | 高尾

   火曜日水曜日と大菩薩に行ったからすぐ週末だ。今回はさらっと、各季節毎に歩くことにしている陣馬高尾縦走に行くことにした。GW期間中の高尾山は初めてだ。物凄い混雑だと聞いていたが、通過する分にはたいしたことないだろうと思った。P5080003

    陣馬高原下行バスは臨時が出たのでそれほど混まなかった。陣馬山頂も普段の休日とさほど変わらない。この日は天気が良く気温も高かったが、乾いた風が心地良く絶好のハイキング日和だ。P5080005

    いつもの頂上ベンチで昼食にする。天気は良いが富士山は見えない。昼食後、歩き始めてすぐ反対側から来た女性ランナーに声をかけられた。誰かなと一瞬思ったが、四日前丹波でバス待ちしている時、後にいた方だと気付いた。その時も一人で飛龍山から下りてきたと言っていたが、今日は藤野町のやまなみ温泉まで走るとのことだ。takeに「お父さんといつも山でいいわね」と声をかけて走り去った。P5080007

    明王峠も普段とそう変わらなかったが、茶店に山菜天ぷらが並んでいたのは、これからくる団体目当てかと思った。景信山は、もうまったくこれはこれはという人出だった。青木茶屋は大繁盛で次から次へ注文が入っていた。takeは持参のアクエリアスを飲んでから「みそ汁」と言ったので、私はナメコ汁を頼みに列に並んだ。P5080011

    小仏峠を過ぎるとさらに人が多くなった。高尾山の頂上が混んでいるのはいつものことだが、それでも人の多さには感心した。 いつもの六号路から下山しようとしたら、通行規制で下山禁止になっていた。takeに「道路工事だからこっちに行くよ」と声をかけると「工事おじさん」と言って、こだわりなく進路変更してくれた。takeの特別支援学校高等部は新設校でtakeの在学期間は校舎の工事が多かった。おかげで通路や経路の変更は、「工事」でだいたいtakeに伝わる。P5080012_2  

  代わりに下ったのは、稲荷山尾根だ。高尾山は少年期にルートが固まってしまったので、このコースをtakeと歩くのは、おそらく小学生時代以来だと思う。takeには記憶が残っているのか、怪訝な表情もなく歩いている。稲荷山からは道幅が狭くなるところがあり、最後の200mは、本当に渋滞してしまった。P5080016

  渋滞待ちの時、いやに下が騒がしいのでなんだろうと思ってたら、ケーブル乗り場前の広場で地元のおばちゃんらしいのがロック調の民謡を踊ってるのだ。スピーカーから大音量で掛け声やらが流れて耳を塞ぎたくなった。こんなのを見たくてみんな高尾山に来ているのではないぞ、地元関係者は何を勘違いしているのだと一人憤っていた。しかしtakeは、いつもの土産店前の椅子に座ってソフトクリームを食べながら熱心に聞いているのだ。特に中等部時代の学園祭で踊ったソーラン節が懐かしかったのではないかと思った。大きな旗を踊り手の後ろで振り回すのも学園祭の舞台に似ていた。ソフトクリームを食べおえてもソーラン節の次の曲が終わるまでtakeは腰をあげようとしなかった。

コースタイム

陣馬高原下0820-陣馬山0945~1020-明王峠1055~1110-景信山1220~1235-小仏峠1300-一丁平1330-1340-高尾山1410-稲荷山1450-高尾山口1520

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5月連休は今年も大菩薩(大菩薩連嶺)5月3日4日

2011年05月07日 | 奥秩父・大菩薩

  4月30日、5月1日と父母宅に行き2日に出社すれば翌日は憲法記念日だ。どこに行こうかと迷うのも面倒で、昨年末にも泊まった大菩薩「ロッジ長兵衛」さんに予約を入れた。 コースも小金沢連嶺が第一候補だったが、コースの長さ等検討しているうちに、昨年と同じが良かろうと、丸川峠から大菩薩嶺を越え上日川に出て翌日大菩薩峠から丹波山に下りる計画だ。ただ力強いことに今回は昨年10月の八ヶ岳以来となるMIさんが同行してくれることになった。P5030004

  朝8時13分に塩山駅に着きタクシーで丸川峠入口まで行く。河原に沿った道を進み、尾根に取り付いてからは急な道をひたすら登り、丸川峠に着いた。いつ来ても静かな峠だ。歩きだしてから「お弁当!お弁当!」をコールしていたtakeには待望の昼食タイムだ。P5030007

  大菩薩嶺への道は昨年に比べて雪が少ないように思えたが、北尾根の登りになるとアイスバーンが現れたので簡易アイゼンを装着した。登山靴のMIさんはキックステップで軽々と登っていた。大菩薩嶺の頂上は今までの静けさが嘘のような人出だ。takeは三角点の上に腰を降ろすとうれしそうに「お泊り」と次の目標を示した。P5030010

  雷岩から唐松尾根を下って福ちゃん荘から山道を歩いた。天気予報通りパラパラと雨が降ってきたが、本降り前に小屋到着。宿泊受付でオーナーの雨宮さんが、「この前はよいお年をと言ってたのにもう三分の一年過ぎましたね」と言われて、自分でも早いものだと思った。 慣れた小屋なれば、takeも快適だが、決まり事がだんだん多くなるのも困り者で飲茶、入浴、ジュースと夕食前のメニューが終わると、次は「レストラン」コールとなる。P5040011

 18時からの夕食後はtakeと部屋で早々の高鼾、5時頃目覚めた時は部屋の天窓から青空が見えていた。6時からの朝食にtakeと10分程前から着席して待った。takeは「お魚」と言って心配していたが、甘塩鮭の切り身がでてきて安心だ。「いただきます」をして玉子を器に割入れたtakeは「フライパン」と言っている。「玉子焼きはお休み」と言うと私のご飯の上に玉子をふりかけてくれた。P5040014

  昨夕からの雨も上がって五月晴れの朝だ。伸びやかな道を三人で歩く。霊峰富士を仰ぎつつ大菩薩峠に8時前に着いた。takeは方位表示盤の上に腰を下ろした。P5040019_2

  ここから丹波への道は平坦で歩きやすい癒しの道だ。春の陽光を浴び、うぐいすの声を聞きながら歩いた。最初はまだ冬枯れの落ち葉道だが、下るにしたがい、ヤシオつつじの花も咲き、やがて目に鮮やかな新緑も拡がってくる。

  P5040025_2 丹波の水源公園は、バーベキューや釣り客で賑わっていた。いつもの食堂でかき氷を食べるtakeはとっても機嫌がよかった。

P5040032 コースタイム

5/3 丸川峠入口0835-丸川峠1040~1110-大菩薩嶺1250~1300-上日川峠(ロッジ長兵衛 )1405

5/4  上日川峠0635-大菩薩峠0750~0800-フルコンバ0835~43-ノーメダワ0935~1005-追分1045~50-藤ダワ1140~45-水源公園1230~45~丹波バス停1250

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つつじの大平山を歩いて父母宅に行く(栃木)4月30日

2011年05月02日 | 栃木

  連休の季節がやってきた。曜日を基準に生活するtakeには苦手な時期だ。前半は一月以来ご無沙汰している父母宅に妻と三人で行くことにした。山は栃木の大平山にした。P4300065_2

  ゆっくり家を出て10時に東武日光線新大平下駅から歩き始めた。麓から新緑の山道を進み、謙信平を経て大平神社に着いた。ここで参拝して再び山道に入り、浅間山で昼食だ。ベンチにザックを下ろし、弁当箱をだそうとしたらtakeが「おかたずけ」を命じている。何事かと思ったら、前回・前々回に座った別のベンチに移動しろとのことだった。P4300066_3 

  昼食を終え、グミの木峠から晃石山へと歩いた。道の両側か山つつじの花に彩られている。晃石山で麦茶儀式の後は桜峠へと歩いた。途中散り際の山桜は散見できた。桜峠は東面が伐採され雰囲気が変わってしまった。山桜の花もない。スボーツ飲料を飲んですぐ出発。いつもは馬不入山まで歩き岩船駅に下山しているが、今回は桜峠から清水寺経由で新大平下駅に戻ることにした。P4300071_2

  すぐに清水寺に着いてそのまま「東山道」を歩く。細々としたところもあるが、源義家も歩いた歴史ある街道跡だ。八重桜と菜の花のコントラストも綺麗だった。大中寺は寄らないで駅に向かった。P4300072

  新大平下駅で缶コーヒーを巡ってtakeのこだわりとこちらの認識に食い違いがあり、(山の帰りは白Boss缶だという私の認識に対しtakeは土曜日は微糖金缶と考えていた)一時間程ロスしたが、6時前には三ヶ月ぶりの父母宅に着くことができた。P4300073

コースタイム

新大平下1005-大平神社1110~1115-浅間山1125~1150-晃石山1235~1240-桜峠1320-清水寺1340~45-新大平下1500

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