taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

初冬の川苔山を歩く(奥多摩)11月27日

2010年11月29日 | 奥多摩

    11月最後の山歩きは、奥多摩セブンス(大岳山・御前山・三頭山・棒ノ折山川苔山・六つ石山・鷹ノ巣山を勝手に読んでいる)で今年まだ歩いていない川苔山だ。日曜日は卒業した特別支援学校の公開講座にtakeが出席するため土曜日に行くことにした。Pb270001

 朝の鳩ノ巣駅を出席、棚沢集落から大根の山神を目指す。ここまでは今年え5月に妻と三人で本仁田山を登ったのと同じコースだ。事前に情報は掴んでいたが、大根の山神で林道延長工事が始まったようで、いつもの道が通行止めになっている。初めてだか大ダワから舟井戸に回る道を進む事にした。takeは突然現れた重機や小型ダンプ(幼少の頃から本質的には好きだ)を見て「働く自動車は?」「お友達の」と言って喜んでいる。 大ダワへは瘤高山への尾根を途中から右に巻いて行く。天気予報は曇り後晴れだか、雲が遮り陽は届かず上部はガスっていた。大ダワは小さな平坦地で祠が置かれていた。早速シートを広げて弁当にした。少し風があって寒いのでtakeのザックに括り付けてた上着を着た。Pb270003

 昼飯を食べたら出発だ。道は三方向に別れていて、足毛岩への道は通行止め、鋸尾根は一部危険と書かれている。予定の舟井戸への道を進むが、巻き道の桟道周辺は細い道に落ち葉が積もりやや緊張した。途中からいつもの道に合流、舟井戸を経由して川苔山頂上に着いた。
あいにく見晴らしのきく西面の展望はなかった。takeが麦茶飲み儀式を始めたので、ストレッチをしていたら妻からtakeの成人式用のスーツを買ったとのメールが届いた。Pb270006

  帰りはいつもの赤杭尾根を下った。前回赤杭山手前で迂回を強いられた道路工事は終わっていて砕石で固めた道になっていた。五百㍍ほど林道を歩いてまた尾根道を進んだ。 ズマド山の手前から古里に下り始める時分から夕暮れ模様だ。里に下りていそいそと駅前のセブンイレブン(コンビニは下山駅の必要条件)にむかうtakeであった。Pb270011

コースタイム

鳩ノ巣駅0830-大根山の神0930-大ダワ1035~1100-舟井戸-川苔山1230~1245-林道終点1350~1355-ズマド山分岐1445-古里駅1530

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大平山を行く(栃木)11月20日

2010年11月23日 | 栃木

  この週末は父母宅を訪問することにした。土曜日の山は筑波山を考えたが、紅葉狩りで混雑していることを思い、栃木の大平山に行くことにした。東武伊勢崎線も混雑していると思い始発の浅草駅から快速電車に乗車した。案の定、次の駅から乗った乗客のほとんどは立ち席だった。Pb200001_3 Pb200005

  謙信平は紅葉で彩られていた。茶店もはりきっているようだ。通りかかる間にも大型バスが二台入ってきた。大平神社を参拝し山道に入る。ここからはハイカーの世界だ。何時もと同じ浅間山のベンチでお弁当だ。今朝のtakeはお弁当ができるまで寝てくれたので、醤油味でない卵焼きが弁当箱に並んでいた。Pb200007

  ここからは、馬不入山から岩船駅までのコースを歩いた。三年前からこのコースに固まっているが、昔は晃石山から麓の旧東山道に沿った道を大中寺まで歩いていた。晩秋にはそのコースのほうが趣があるが、takeは晃石山で麦茶儀式を済ませ、桜峠でスポーツ飲料を飲むと馬不入山に向かって発進した。Pb200011

  小さなアップダウンを繰り返し今日の終着点馬不入山に着いたのは13時40分だ。ザックを下ろしたtakeはミネラルウォーターを「お水」と言って要求した。多分前回来た時に飲んだのだろう。ザックに入っていないのはtakeも分かっているので、私の「お休み」の一言ですんだ。しかしその後も「お水」を繰り返すので、さては駅前に店のない岩船駅でミネラルウォーターを買って、栃木駅売店で三点セットを買う作戦かと思った。 しかし予測は外れで、takeは山道を下りきって車道に出たところにある採石場休憩所の自販機にすたすたと歩いて行き、私に「お金!」と言うとミネラルウォーターをゲットした。まるで山道の終点に自販機がある事を覚えていたような感じだった。Pb200013
  takeの場面記憶のよさには時々驚かされることがある。takeの心の中に広がる世界はtakeにしか解らないと実感する時だ。

コー スタイム

新大平下0935-浅間山1100~1125-晃石山1215~1225-桜峠1305-馬不入山1340-岩船駅1440

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落ち葉踏み締め滝子山を歩く(大菩薩)11月13日

2010年11月16日 | 奥秩父・大菩薩

  通勤途中の銀杏並木も黄色に色づき晩秋の気配だ。今回も前回に続き駅からコースとして中央線初狩駅から高川山に登り、大月駅に下りる計画を立てた。コースが短い為、朝はゆっくり出発し、所用で出かける妻が家に確実に戻っている18時頃帰着することにした。 ところがtakeは翌朝5時に起床してしまった。卵焼きの下ごしらえを済ませると朝食を催促した。流れの中で全てが進行するので止める訳にも行かず、早めの出発となり初狩駅にも9時前についてしまった。 Pb130014

  このまま高川山に行くと家に着くのが17時頃で妻の帰宅前になる。以前はそれほどでもなかったが、最近takeは頻繁に妻の予定を確認するようになり「ママ!」というtakeに「ママはお家でtake君ピンポンただいまって帰ったら『お帰りなさい』と言います」と何回も答えている。ここは少し時間を稼ごうと山を標高975㍍の高川山から標高1620㍍の滝子山に変更、メールで妻に連絡した。Pb130002_2

  電車を降りたハイカーのほとんどは高川山に行くようだったが、takeは一年半前に行った滝子山方面の道を勝手に歩いていった。藤沢集落を通り沢沿い山道を進んだ。沢の徒渉箇所になるとtakeは嬉しそうに「アッタネー」と言って駆け寄って、手に持った空ペットボトルに沢水を補給した。飲むのではなく底に水を少し入れて振った時の感触を楽しんでいるのだ。Pb130005

  ようやく尾根に辿りついたらもう11時なので昼ご飯にした。takeが朝醤油をドボドボを投入したので卵焼きが黒っぽい。スープとコーヒーを飲んだらお弁当をしまって出発だ。日の短い季節なので、引き返し時間を13時に決めて登り始めた。広葉樹の葉ほとんど落ちて道を被っていた。その落ち葉をtakeは足先で掻き分けるようにしながら歩いた。桧平に着くと大きな富士山が顔を出した。そのまま男坂を登り女坂とが合わさる1500㍍付近を引き返し地点とすることにした。あと30分あれば頂上に着くが別に無理することもない。Pb130010

  takeの麦茶儀式が終わるのを待って今度は女坂を下った。落ち葉を踏み締めながらゆっくりと下った。桧平で来た道と合わさり、昼食場所でスポーツ飲料を飲むために小休止した。 尾根を下り、沢沿いの道から藤沢集落を通って国道にでると駅の反対方向にあるコンビニに歩いた。前回は初狩駅前に売店がない事にtakeは強い不安感を持ったが、今回は嬉しそうに歩いてくれた。Pb130011

   電車もすぐきて家には予定通り18時前に着いた。すでに帰宅し夕飯の支度をしていた妻に「お帰りなさい」と迎えられたtakeであった。

コースタイム

初狩駅0900-林道入口0935-尾根分岐1105~1130-桧平1215-1500㍍ピーク1235~1250-桧平1310-尾根分岐1340~1345-林道入口1455-初狩駅1530

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紅葉の六つ石山を歩く(奥多摩)11月7日

2010年11月10日 | 奥多摩

Pb070002_2

    電車が奥多摩駅に着くPb070003_2

   途中数人のトレイルランナーに抜かれた。高尾山口を起点に陣馬山を往復するように、奥多摩駅から石尾根を往復するようだ。最初に私達を抜いた女性ランナーは帰りに会った時に鷹ノ巣山で引き返したと言っていた。雲取山を往復するランナーもきっといるのだろう。Pb070004

    それから最近takeの左足裏に魚の目ができて家を素足で歩く時は痛そうだ。経験から厚手の靴下でハイキングシューズを履くと痛さも緩和される。takeも気にならないぐらいに歩いていた。ただ足裏に貼ってある魚の目テープに違和感があるようで、時々足を指差して「バンドエイド脱ぐ」と言った。

   高度が上がり対岸の本仁田山が見えてきた。中腹の広葉樹の黄葉がきれいだ。三ノ木戸山への歩き辛い道を登り、三ノ木戸山を巻いたところで昼食だ。出発は曇り空だったが、だんだん日が射してきた。Pb070009_2

    昼食後は、六つ石山を目指して左右が黄葉トンネルのような 落ち葉の尾根道をゆっくりと歩いた。頂上は人も少なく落ち着いた気分だ。展望もよく大菩薩越に遠く南アルプスも見渡せた。takeが広々とした山頂で麦茶儀式をしている間、私はストレッチで体をほぐした。いつもはここから奥多摩湖に下るのが定番だが、今日は往路を下る。「帰りのバスはお休み」がtakeに入っているので、混乱なく来た道を引き返した。

    往復同じ道とはいっても風景は別景だ。帰りは大岳山から御前山を見ながらの歩きとなる。ゆっくりと下るうちにまた絹笠の集落を通り、林道歩きとなった。「飴買おうね!」とtakeが言うので「飴とジュースとコーヒーを買おうね」と答えた。登山口に奥多摩駅の時は必ず寄るデイリーヤマザキがあり、そこにはtake指定のハイチューグレープ飴とBOSSカフェオレ缶が置いてあるのが分かっているので安心だ。ザックの中に予備は用意してあるが、店で買えるとtakeも先の見通しがつきやすくなるのだ。Pb070012_2

    帰りのホリデー快速も始発の奥多摩駅で席はほとんど埋まっていた。来週も駅to駅のコースにしようと思う私だった。Pb070015 

コースタイム

奥多摩駅0835-三ノ木戸山とのコル1110~1140-六つ石山1235~1245-三ノ木戸山とのコル1330-奥多摩駅1510

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