日曜日に会社行事が入ったので、土曜日のお出かけだ。前日までは奥多摩に行こうと思っていたが、朝起きてtakeが昨夜寝たのは3時との妻のメモを見るに及び予定を変更、鎌倉に行くことにした。
9時過ぎにtakeを起こして10時半に家を出発した。山靴を履き、リュックを背負って駅向かうか゛この時間になってこの格好はやや恥ずかしい。12時前に北鎌倉に着いて浄智寺から源氏山に行こうとしたところtakeは「マダー」と言って円覚寺への踏切を渡ってしまった。暫くtakeの歩くまま進むことにした。鎌倉方面へ歩いているうちに建長寺の前に着いた。takeはここで暫く立ち止まった後、境内に入って行った。今日の目的地は天園と決めたようだ。天園はtakeが小二の時からよく行っている。昔は今日と同じ建長寺から登っていたが、拝観料を惜しんで明月院の裏手から登るのが最近のルートだ。境内の裏手の急な階段を昇り一汗かく頃、烏天狗の像が林立する半僧坊に着いた。ここでコーヒータイムの後は尾根道をどんどん進み天園には13時頃着いた。
いつもビニールシートを敷く山の斜面は団体で混んでいたので、茶店でPETのお茶を買い、茶店の中で遅めのお昼にした。 ここから瑞泉寺に下ったが、下りていく途中からtakeは「お山行く」と言って怒っている。3月に九鬼山に行った時もそうだったのでおよその見当はついたが、takeはお山で弁当を食べたら、少なくとも中一本、二時間程度は歩いてから下山するものだと決めてしまっているようなのだ。だから最初に行こうとした「源氏山から鎌倉大仏」のような下山してからお弁当を食べるようなコースは論外として拒否したのであろう。瑞泉寺に着いてからも、「お山」に戻ろうとしていたtakeだったが途中で石段を見つけて、この先に山があるとイメージしたようで「あったね」と言って荏柄天神社の石段を登ったものの、神社で行き止まりとわかってようやく諦めたようだ。鶴岡八幡宮でしばらく固まっていたが一時間ほどで平常に戻った。八幡宮の参道にある「いも吉」の紫いもソフトクリームを食べた後は笑顔も戻り、鎌倉駅から電車に乗るtakeだが、次に鎌倉に行く時はどのようなコースを歩けばよいのか悩み続ける私だった。