taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

16年連続で湯河原梅林を歩く(箱根)2月24日

2019年02月25日 | 箱根

 最初に湯河原梅林から幕山に登ったのはtake小学四年の3月18日だった。梅林も今ほど有名ではなかったと思う。遊具のある公園のブランコにはまってしまったことを覚えている。養護中等部に入ってからは、毎年湯河原梅林のフェスティバル期間に訪れるようになった。出店の梅ソフトクリームを食べるのも1回目から続いている。コースは、初期は幕山公園から幕山を往復することが多かったが、最近は湯河原城山から幕山公園へと下るコースと南郷山から幕山へと歩くコースが多い。

 湯河原駅8時発のバスに三人で乗って終点鍛冶屋で下車した。ここからみかん畑の中を直登する舗装路はなかなかきつい。登るにつれて海も見えてくる。「みかんの花が咲いている思い出の道丘の道」と口ずさみたくなる。ゴルフ場の外周に沿って歩く頃には道も緩やかになる。林道にでてからひと登りで南郷山の頂上に着いた。




 頂上の芝の上にシートを敷いて昼食だ。今日は真鶴半島を眺めながら、おにぎりを頬ばった。takeが食後のコーヒーを飲み、シートを畳んだら出発だ。最初の稜線から林道への急降下は、頭からつんのめったら大怪我をする悪場だ。慎重に下った。しばらく林道を歩き、また稜線に戻ると幕山頂上で、多くの人で賑わっていた。私達はtakeの麦茶儀式が終わると出発だ。



 幕山公園への下りは幅のある遊歩道でジグザグ状に歩きやすく作られている。11時頃とあって老若男女の様々なパーティーが次々と登っていた。途中の東屋でスポドリタイムをして更に下ると目の前に幕山公園の梅林が広がった。まだ7分咲きのとことだか、赤白の梅花が山裾に一望できた。今度は梅林の中をゆっくりと下った。幕山公園の催し物会場に着いたtakeは〆の伊左衛門を飲んでから16回目の梅ソフトクリームを食べた。



 帰りは、駅まで歩くのがtakeの決まりだ。今日の出発地の鍛冶屋バス停にバスが停車していたが、takeは急ぎ足で通り過ぎた。駐車場が満杯のせいか幕山公園から続く道は渋滞でびっしりと車でうまっていた。バスも間で身動きができない。私は忘れていたが、帰りに駅まで歩くのは、昔こんな経験をしたからなのかなと思った。


コースタイム
鍛冶屋0817-南郷山0950~1010-幕山1045~49-幕山公園1140~48-湯河原駅1250

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福寿草の咲く浅間尾根を歩く(奥多摩)2月17日

2019年02月18日 | 奥多摩

  2月も中旬を過ぎると厳しい寒さの中にも春らしさを感じる。今回は毎年同じ頃に歩く、檜原村の浅間尾根を二人で歩いた。浅間尾根は檜原村を二つに分ける北秋川と南秋川の分水嶺で、南北を往き来した頃の峠も多い。朝7時前に武蔵五日市駅に着き、数馬行のバス待ち列に並んだ。takeは山の行き帰りの交通機関はは、必ず座るというこだわりがある。バスがやってきて、列が進み始めると「おイス、おイス」と連呼した。前に並んでいた方がtakeに「座れるから大丈夫」と声掛けしてくれたのはうれしかった。

   佛沢の滝入口バス停で降りて身支度を整え出発した。佛沢の滝の駐車場は地元猟友会の集結場所で、この日も害獣駆除の軽トラックが出撃していった。時坂集落上部には今年も福寿草の黄色花が咲いていた。時坂峠から舗装路を歩き茶店の横から山道に入った。沢沿いに登り、浅間尾根の北面に出た。例年だとこの辺りから雪が付いているが、今年はなかった。

   浅間尾根の稜線に出ると南側の景色が広がった。富士山も顔を出していた。浅間嶺の標識のあるベンチに座って富士山を眺めながら昼食を食べた。弁当箱をザックにしまい尾根を西に向けて出発した。



 人里峠(へんぼり)峠で麦茶儀式をしてさらに西へと進み、風張峠の分岐から数馬方面へと下った。浅間尾根登山口バス停の待合所は陽が当たらなく寒かった。1時間ほど待ち時間があったので、陽当たりのよい場所に移動しようと思ったがtakeが許さない。なんだかんだとしている内に、ガラガラのバスがやってきた。



コースタイム
佛沢の滝入口バス停0739-時坂峠0830-茶店0846-浅間嶺0954~1013-人里峠1038~40-一本松1120-風張峠分岐1446-浅間尾根登山口バス停1220
 

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今年も降雪翌日に厚木の里山 鐘ヶ嶽を歩く(丹沢)2月10日

2019年02月11日 | 丹沢

 立春をすぎたとはいえ、寒さは1月より増してくる。近郊の山々も雪に被われ、この頃は里山歩きが多くなる。前夜は関東地方の広い範囲で大雪の予想と言っていたので、静岡県まで日帰遠征しようかと思っていたが、雪はそれほどでもなさそうだったので、今回 は厚木市郊外七沢の里山、鐘ヶ嶽(561m)を歩くことにした。ちなみに昨年2月にも降雪翌日に同じコースを歩いている。



何時もより遅く家を出た。周辺の家々の屋根は降雪で白くなっていたが、小田急電車が西に向かうにつれて、屋根も芝も雪はなくなった。本厚木駅からバスで中高年大パーティーと同乗して、広沢寺温泉入口で下車した。少し歩いて鳥居をくぐるとこから、鐘ヶ嶽頂上付近にある浅間神社の参道が始まる。江戸時代文久四年に建立された28本の丁目石を追いながら参道を登った。大パーティーより先行したので静かな山歩きが楽しめた。最後に長い石段を登りきると浅間神社の境内だ。陽当たりのよい南側の平坦地にシートを敷いて昼食にした。遠くスカイツリーや横浜の高層ビルがよく見えた。



 お弁当箱をザックにしまって、数分歩いたところが、今日のファイナルピークの鐘ヶ嶽山頂だ。takeはすかさず麦茶儀式だ。頂上に二体置かれている石仏は、どこかユーモラスな感じがする。帰りは山神隧道へと下った。このあたりの山々は標高は低いが、危険箇所も多い、稜線から隧道入口への下りだしも鎖場だ。慎重にtakeをリードして歩いた。

 隧道入口でスポドリタイムをして広沢寺温泉方面へと車道を歩いた。砂防ダムを越えると人家もあり、梅も三分咲きぐらいだが花をつけている。なんだか春らしい気分になりながら広沢寺温泉入口のバス停を目指して歩いた。

コースタイム
沢寺温泉入口バス停0840-浅間神社0955~1018-鐘ヶ嶽1025-山神トンネル入口1055-広沢寺温泉入口バス停1140

 

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take28歳の誕生日に伊豆ヶ岳を歩く(奥武蔵)2月3日

2019年02月05日 | 奥武蔵

 2月3日節分はtakeの28歳の誕生日だ。生まれてから18歳までは長い感じがしたが、通所施設に通いだしてからはあっという間のような気がする。歩く山は、木曜日夜に都心でも積雪のあった雪を考え、標高の低い奥武蔵の伊豆ヶ岳にした。



駅前から車道を歩くが、天気は良いが、まだ陽がささないので、ところ処氷結しているところがあり、先が思いやられる。山道に入り沢沿いに歩き、水が涸れた辺りから源頭部のザレた部分を登る。普段でも歩きにくいところに雪が付いてやっかいだった。登り終えてから、軽アイゼン(takeは嫌がる)を着ければよかったと思った。

 伊豆ヶ岳の頂上は風もなく穏やかだった。いつもの岩陰にシートを敷いて昼食にした。弁当箱をザックにしまって、稜線を南東に進んだ。一気に下って一気に登り返した古御岳山で麦茶儀式、高畑山でスポドリタイムだ。いつもはここから、天目指峠から子の権現を経て吾野駅まで歩くが、豆まきと誕生会が帰宅後に控えているので、ショートカットして、天目指峠から西吾野駅コースに変更した。



 takeに、「今日はゴーンのお寺はお休み」とコースの変更を伝えるとtakeが「お詣りお休み」と答えたのにはびっくりした。通所施設のウォーキングで「お寺」=「お詣り」という言葉が入っていたのではないかと思った。16時頃家に着き、一段落した頃「鬼は外福は内」の豆まきをしてから「ハッピーバスデートゥユー」を歌ってケーキを食べたtakeであった。



コースタイム
正丸駅0835-伊豆ヶ岳1025~48-古御岳山1117~21-高畑山1155~1200-天目指峠1240~42-西吾野駅1356

 

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