






taketake山の会「夏山合宿」まであと1週間となった。この一月半山歩きから遠ざかっている家人の調整のため三人で歩くことにした。コースは冬場の定番だが夏場に歩いたことのない奥武蔵の関八州見晴台から顔振峠にした。このコースは今年二回目になる。
takeと私の夏山は、take小二年の八方尾根が最初だ。家人が加わったのは5年前からで、鹿島槍ヶ岳、薬師岳、穂高岳、白馬岳と歩いてきた。そして今年は加賀の白山だ。別当出合から登り室堂平の個室小屋に宿泊し、翌日別当出合に下山する計画だ。
池袋駅7時5分発の快速電車に乗り、西吾野駅で下車した。霧がかかったような曇り空で、ミストシャワーのような霧雨も降っていた。なんといっても蒸し暑い!車道を歩き間野集落から杉林の山道に入るとじわじわと汗ばむ。途中から高山不動への道に進み、高山不動境内の休憩所で昼食にした。ここの休憩所は立派で水洗トイレの他、大きな屋根のあるベンチがある。自動販売機があるのが少し興醒めだが、雨降り予報時のハイクコースは昼食場所に屋根があることが必須条件だ。この一ヶ月に歩いた雨定番コースも全てこの条件を備えている。
弁当箱をザックにしまって関八州見晴台へと歩く。途中舗装路を二度横切ってたどり着いた頂上は当然見晴なしで、takeの麦茶儀式が済んだらすぐ東側へと進んだ。杉林の尾根は風も通らず蒸し蒸しだ。花立松ノ峠で車道にでる。いつもは車道を何度か横切りながら山道の尾根上を歩くが、今回は蒸し蒸し感が少ない車道を顔振峠まで歩るくことにした。幸い道を通るのはサイクリングが多く、四輪車やバイクは少なかった。4
顔振峠でtakeは〆のお茶タイムだ。初めて来た家人に「この山上集落の景色の良さったら…」と話してもピンとこないようだった。集落の中の山道を下って国道に出ると吾野駅も近い、標高差も距離もないが、なかなかハードな訓練山行だった。
コースタイム
西吾野駅0825-間野集落0852-高山不動1019~42ー関八州見晴台1115~19ー花立松ノ峠1150~53ー顔振峠1237~41-吾野駅1345
2月3日節分はtakeの28歳の誕生日だ。生まれてから18歳までは長い感じがしたが、通所施設に通いだしてからはあっという間のような気がする。歩く山は、木曜日夜に都心でも積雪のあった雪を考え、標高の低い奥武蔵の伊豆ヶ岳にした。
駅前から車道を歩くが、天気は良いが、まだ陽がささないので、ところ処氷結しているところがあり、先が思いやられる。山道に入り沢沿いに歩き、水が涸れた辺りから源頭部のザレた部分を登る。普段でも歩きにくいところに雪が付いてやっかいだった。登り終えてから、軽アイゼン(takeは嫌がる)を着ければよかったと思った。
伊豆ヶ岳の頂上は風もなく穏やかだった。いつもの岩陰にシートを敷いて昼食にした。弁当箱をザックにしまって、稜線を南東に進んだ。一気に下って一気に登り返した古御岳山で麦茶儀式、高畑山でスポドリタイムだ。いつもはここから、天目指峠から子の権現を経て吾野駅まで歩くが、豆まきと誕生会が帰宅後に控えているので、ショートカットして、天目指峠から西吾野駅コースに変更した。
takeに、「今日はゴーンのお寺はお休み」とコースの変更を伝えるとtakeが「お詣りお休み」と答えたのにはびっくりした。通所施設のウォーキングで「お寺」=「お詣り」という言葉が入っていたのではないかと思った。16時頃家に着き、一段落した頃「鬼は外福は内」の豆まきをしてから「ハッピーバスデートゥユー」を歌ってケーキを食べたtakeであった。
コースタイム
正丸駅0835-伊豆ヶ岳1025~48-古御岳山1117~21-高畑山1155~1200-天目指峠1240~42-西吾野駅1356