連休がやってきた。5月の連休は正月と一緒でtakeの生活リズムを調整するのが難しい。しかも5月1日~5日の5日連続だ。今年はあまり無理をせず2日と3日の二日を山歩きにあて、あとは主に家でゆっくりと過ごすことにした。山は行き慣れた大菩薩のロッジ長兵衛さんに泊まることとして、一日目は丸川峠から大菩薩嶺、二日目は大菩薩峠から奥多摩側の丹波山に下ることにした。いままで大菩薩に行った時は4回とも一日目は裂石から上日川峠だったので、予定表を説明した時のtakeの反応が心配だったが、塩山からタクシーというところで今までとは違うと理解してくれたようだ。
好天が続く2日の朝5時半過ぎに家を出て、6時46分立川駅始発の甲府行きに乗ったが、座れたのはtakeだけで結構混んでいた。塩山駅からタクシーに乗ると20分そこらで丸川峠入口に着いた。服装を整え8時40分に出発、宿泊山行のテーマソング(お野菜の歌)を歌いながらゆっくりと歩いた。
二時間ほどで丸川峠に着いた。観光バスが行きかう上日川峠と比べると別天地のような峠と山小屋だ。ベンチを借りてお弁当箱を広げた。ここから大菩薩嶺の頂上までが本日のハイライトだった。東側の山腹を巻きながら登山道を進んでいくと道のところどころに雪がつくようになり、北面の日陰部分は氷化していた。簡易アイゼンを履いて慎重に歩るき、頂上に着いた。
takeは頂上でスポーツドリンクを飲むとすぐ出発しようとした。明日通る大菩薩峠は経由せず雷岩から福ちゃん荘に直接下った。車道と平行する登山道を歩いたが、takeは福ちゃん荘からロッジ長兵衛のある上日川峠はすぐだと思っていたようで、「お泊まり?お泊まり?」と言って宿泊場所が現れないことを気にしていたが、ロッジ長兵衛の屋根が見えると、いつものように「お泊まりあったね」と言って機嫌よくロッジに入いると「お茶」と言ってテーブルに有るポットのお茶を飲んだ。4回目の宿泊とあってtakeも慣れたものでゆっくりとすごすことができた。
翌朝5時40分にtakeを起こした。家から山に行く時は、起きなくてもよい時間から起きてしまうのにこういう時はなかなか起きない。目を覚ましたあとは機嫌よく着替えて、食堂で朝食だ。朝からどんぶりご飯を一杯半食べてロッジを出発した。今日は車道を通って福ちゃん荘まで歩こうとしてしばらくするとtakeが、明日以降の日程の確認をしてきた。この時に備えて用意してきた予定ボードのカラーコピーを広げて各日の行動・昼食・夕食を説明するが、途中で説明が振り出しに戻ったりして15分程時間を費やしてしまった。
説明が完了して歩き出してからも少しくすぶったものがあったので、福ちゃん荘で自分の好きな飲料を選んでいいよとtakeに言うと流水に浸した箱の中からポカリスエット(アクエリアスも含めてスポーツ飲料のことをtakeはカルピスと呼んでいる)を選んだ。今度は歩きながら「カルピス飲む」と言いながら大菩薩峠まで歩いた。大菩薩峠でtakeがスポーツ飲料を飲んでいる間に私は白く輝く南アルプス連峰の山座同定をしていた。
峠から丹波山に向かって進んでいった。今度のtakeは「サンドイッチ」(昼食用のパン)を連呼している。峠から二本目のノーメダワで昼食にした。峠道は下るに従って新緑がめだつようになってくる。追分から沢を下った藤タワは新緑真っ盛りという感じだった。山吹の黄色が目にしみるようだ。スピーカーから流れる音楽が聞こえてくると丹波山はもうすぐだ。takeは前回と同じように丹波山の水源公園にある食堂で食べるソフトクリームが気になっているようだった。
コースタイム
5/2 丸川峠入口0840-丸川峠1050~1120-大菩薩嶺1310~1320-上日川峠1440
5/3 上日川峠0630-大菩薩峠0800~0815-フルコンパ0850~0855-ノーメダワ0955~1025-追分1115~1120-藤タワ1210~1220-水源公園1300~1320-丹波バス停1330