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taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

春風に吹かれ大岳山を歩く(奥多摩)4月21日

2024年04月16日 | 奥多摩
【通算1015回目】
下の写真は23年前の2001年5月の大岳山頂上。takeとしては3回目の大岳山だった。その頃はケーブルカーで御岳山に行き大岳山に登るパターンだった。そのうちケーブルカーに乗った時は日の出山に行くというこだわりがtakeに出来て、大岳山へは北秋川の白倉から登って鋸山から奥多摩駅に下るというパターンになった。毎週山歩きしていた頃は、年1回コースだったが今回は5年振りとなった。
4月から5月は奥多摩のハイシーズンだ。早めに武蔵五日市駅に着いてバス停に行ったが、数馬行きバスは長い列ができていた。吉村さんも合流し、私達は藤倉行バスの先頭に並んで乗車した。
白倉で降りたのは私達だけで、払沢の滝入口で降りた人以外は、藤倉方面へと向かっていた。御前山のカタクリ群生は今が見頃だったなと思った。
集落の終点にある大岳神社でお祭りの準備らしきことをしていたので、聞いてみたら昨日行われたお祭りの片づけとのことだった。今日の登山道は古来からの大岳神社奥社への参道で、江戸時代の丁目石が並べられている。
大岳神社から少し林道を歩いて登山道に入った。馬頭刈尾根上まで標高差700mを一気に登るきつい道だ。気温も上昇して暑くなってきたが、乾いた風が吹いて心地よかった。
バス停から休まず2時間半歩いて、馬頭刈尾根上のベンチにお弁当箱を並べた。天気は良いが春霞で遠望はなかった。弁当箱をザックにしまい緩やかな馬頭刈尾根を大岳山へと歩いた。
途中、馬酔木の花が咲いていた。馬酔木は馬が食べても痺れてしまうほど強い毒性があると吉村さんから教えてもらった。
いつもなら大岳山荘へ続く巻き道に入ってから頂上を目指していたが、2021年版ハイキングマップには頂上に直上するルートが示されていて、道標はないが道はしっかりしていたので大岳山ダイレクトを歩いた。
それほどの悪場もなく頂上に着いた。高校生時代、私も吉村さんも大岳山は良く歩いたが、一緒に登ったのは今回が初めてだった。takeも達成感に満ちた笑顔だった。
大岳山から鋸山方面への下りは、最初に岩場が続く。慎重にゆっくりと下った。そこから先は平坦な道で小さな上り下りをしながら歩いた。takeは鋸山でスポーツドリンクを飲むことにしているが、5年振りだったせいか、鋸山の手前のピークでスポドリ休憩となった。
鋸山の手前で休憩したので次の登計峠まで長い一本となってしまった。鋸山を越え鋸尾根を下っていくとミツバツツジの花があちこちに咲いていた。
鋸尾根と呼ばれる基となった岩峰を越えていく。岩峰を越えても下りは続き、ようやく愛宕神社手前の登計峠に着いた。

takeはここで締めのお茶を飲んだ。奥多摩駅に行くには、愛宕神社参道の石段を下ったほうが早いが、登計集落をめぐる車道をゆっくりと下るほうが風情があり、今回も満開の桜や芝桜を眺めながら奥多摩駅へと降りていった。
コースタイム
白倉0810-大岳神社0825-馬頭刈尾根上1045~1115-大岳山1155~1205-鋸山1345-登計峠1545~50-奥多摩駅1620
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今年初めての山歩きで秩父丸山に行く(奥武蔵) 1月28日

2024年01月30日 | 奥多摩
【通算2012回】
 12月3日に檜原村浅間嶺を歩いてから約2か月ぶりの山行だ。年末は温泉に泊まって山梨県の低山を歩く予約をしていた。しかし28日になってインフルエンザでもなく新型コロナでもない風邪をひいてしまった。最初は軽く見ていたが、鼻や喉が腫れ発熱に至り、年末年始は布団の中で過ごすことになってしまった。
 そして今回が今年初めての山歩きになってしまった。場所は西武秩父線芦ヶ久保駅から歩く丸山にした。4年振りになるがそれまでは年に1回は歩くコースだ。今回も吉村さんと一緒だ。
 昨年1月に関八州見晴台を歩いた時も、東飯能駅から「奥武蔵駅伝」に参加するランナーが大勢乗り込んできて、西吾野駅までの各駅で降りたが、この日も「奥武蔵駅伝」の開催日だった。ローカルな競技会と思っていたが、帰宅後調べると高校の部1位と2位が埼玉栄高校チーム、3位が佐久長聖高校チームと関東甲信越の強豪チームが参加していることが分かった。
 赤谷集落から山道に入った。比企郡都幾川に続く峠道だが、馬でも歩けるようななだらかな道が続いた。

 登り切ったところが大野峠で奥武蔵グリーンラインの舗装路がある。傍らの休憩所のベンチにお弁当箱を広げた。
 弁当箱をザックにしまって少し上ると草原状のピークに出る。ここはパラグライダーの滑空場所になっていて見晴らしがよい。白い日光連山も望むことができた。
 ここからしばらく雑木林の路が続いた。大きな電波塔が近づくと丸山の頂上も間近でコンクリートの展望台のある頂上に着いた。
 takeはここで麦茶儀式。晴れていた空も午後になるにつれてだんだん曇り空になってきた。


 丸山の頂上周辺は「埼玉県県民の森」という公園になっていて遊歩道や学習展示館などがある。大きな駐車場もあるが、シーズンオフなのか車はほとんど停まっていない。なんとなく埼玉県らしいエリアだと思う。
 芦ヶ久保駅方面の分岐点から下っていく。道は幅が広くやや急だが歩きやすかった。どんどんくだり集落に着くと蝋梅の花が咲いていた。
 集落からは舗装路を下った。途中苺のハウスがあり、「芦ヶ久保果樹公園村」と言うらしい。いくつかの果樹園を通り過ぎながら出発地の芦ヶ久保駅に着いた。
 駅のホームに「あしがくぼの氷柱」の掲示があり、自身テレビで見たことがあるので、どこにあるのだろうと思っていたら駅の下にある「道の駅」近くにあることが分かった。ライトアップすると綺麗らしいが、入場料を払って見るまでもないと思い、15分後にやってきた飯能行きの電車に乗り込んだ。
コースタイム
芦ヶ久保駅0841-赤谷0901-大野峠1058~1125-丸山1202~13-芦ヶ久保分岐1235-芦ヶ久保駅1358

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4年ぶりに浅間嶺を歩く(奥多摩)12月3日

2023年12月06日 | 奥多摩
 月一回のtaketake山旅。今月は奥多摩檜原村の浅間嶺に吉村さんと三人で行った。浅間嶺は檜原村の北秋川と南秋川を隔てる尾根で、コロナ禍前の2020年2月までは13年連続で毎年歩いていた。多くは2月から3月にかけての早春で、晩秋に歩くのは初めてだった。

 朝7時前に吉村さんと合流し、武蔵五日市駅前の数馬行バス停に並んだ。ハイカーはそれほど多くはない。日が昇るところで家を出た時よりも寒さを感じた。
 佛沢の滝入口で下車し歩き始めた。有害獣狩猟期なので佛沢の滝駐車場では、地元猟友会の方々が朝の打ち合わせをしていた。頑張ってくださいと思うところだが、takeは狩猟期の山で猟犬に鉢合わせすることが苦手だ。猟犬が怖いのではなく、リードの着いていない中・大型犬全般が怖いのだ。この山でも二度ほど接近したことがある。
 紅葉に彩られた時坂の集落を抜けて時坂峠を越えた。閉店した「峠の茶屋」に着くと、大岳山から御前山が目の前に広がって見えた。
 「峠の茶屋」跡から少し沢筋に下ると蕎麦屋の跡がある。冬季閉店なので営業しているのを見たことはないが、吉村さんの話では「ぽつんと一軒家」で取り上げられたことがあるとのことだ。
 陽当りを目指して沢筋を登る。takeは同じペースで黙々と登っていた。この道は昔からの山村交易道として檜原村北秋川筋と南秋川筋の村人達に終戦後頃まで利用されいたとのことだ。
  尾根上にでると燦燦とした陽を浴びることができた。甲州武州の山々も見え、富士山も顔をのぞかせていた。

 浅間嶺展望台のベンチに座って弁当箱を広げた。空にドローンが飛んでいて、猟友会風の服装をした人が操縦していたので、新しい狩猟のスタイルかと思って尋ねたところ、ドローンを飛ばしに来ただけで狩猟とは関係ないと聞いてがっかりした。
 古道にはいくつも南北の峠道ががある。人里峠(へんぼりとうげ)はかなり難読な地名だ。この峠でtakeは麦茶儀式。森林の道で日当たりもなくなり昼食時ザックにしまった上着をもう一度着た。
 再び日当たりの良い道を歩く。
 御前山と三頭山の間にある風張峠に向かう道から離れて浅間嶺入口バス停への道へと進んだ。すぐ人家が現れ、コンクリートの急な下りとなった。

 バス停に到着してtakeは締めのお茶を飲んだ。9月に御前山から北秋川に下った時は一時間半のバス待ちだったが、今回は45分の待ちでバスに乗れた。早い時間だったのでバスも空いていてスムーズに帰宅することができた。

コースタイム
佛沢の滝入口バス停0745-時坂峠0828-峠の茶屋跡0850-浅間嶺展望台1005~27-人里峠1052~1100-一本杉1144-風張峠分岐1205~10-浅間嶺登山口バス停1240

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曇り空の高水三山を歩く(奥多摩)11月12日

2023年11月14日 | 奥多摩
【通算1009回山行】
 一週前までは11月としてはめずらしい夏日が続きシャツ一枚でもよいぐらいだったのに、いきなり初冬になった。10月は本沢温泉を予約し、秋の八ヶ岳を歩く計画をしていたが、悪天が予想されたので中止となった。9月17日に御前山を歩いてから2か月振り、今回も吉村さんが参加してくれて寒い曇り空だが賑やかな山歩きとなった。
 2020年2月までは毎週のようにtakeと山歩きしていたのが、今は月に1回になった。高水三山も2021年7月以来2年振りだ。軍畑駅で吉村さんと待ち合わせて出発した。吉村さんは今年の春から岩手県で森林調査の仕事をしているので、しばらくは今話題の「熊」談義となった。今シーズンだけで2回熊と遭遇しているとのことだった。
 高源寺でルーティンの水飲み休憩をして平溝集落から常福院へと登って行った。尾根上に出ると北側を巻くようにして常福院の山門に着くのだが、途中倒木で迂回道が指示されていてtakeは戸惑いながら急ぎ足で歩き、いつも昼食を食べる屋根のある休憩所に着いた。
 この日のような天候が微妙な日は、もし雨が降ってもtakeが靴を脱いで昼食を食べられる場所があるかないかが重要だ。今回も最初は六つ石山を計画していたが、金曜日の天気予報でもし雨が降っても大丈夫な高水三山に転身した。
 お弁当箱をザックにしまって高水山の頂上。空は高曇りで伊豆ヶ岳から飯能に延びる尾根と関八州見晴台から日和田山に延びる山並みが望めた。
 岩茸石山でtakeは麦茶儀式。7月に歩いた灼熱の棒ノ折山は見えたが、川苔山は頂上が雲に隠れて見えなかった。

 三山最後の惣岳山に向かった。二年前、この山の東面は伐採されたままだったが、今回通ると鹿よけフェンスが張られ、きれいに植林されていた。花粉の少ない森づくりではないかとのことだった。
 表紙写真の短い岩場を越えると惣岳山だ。takeは惣岳神社の前でスポドリを飲んだらすぐ出発だ。下り道、粘土で滑りやすいところは慎重に歩いた。途中、御嶽駅と沢井駅の分岐がある。御嶽駅前にセブンイレブンがあった時はそちらに下っていたが、閉店した今は歩きやすい沢井駅方面に進んでいる。

 集落に下りて舗装路に出たところでtakeは締めのお茶儀式だ。ここから沢井の集落を歩き、沢井駅に着いたところに青梅行きの電車がやってきたので無人駅のホームに駆けあがった。
コースタイム
軍畑駅0725-高源寺0755-常福院0920~55-高水山1003-岩茸石山1035~45-惣岳山1136~45-沢井駅1258
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御前山に登り大ダワから北秋川に下る(奥多摩) 9月17日

2023年09月20日 | 奥多摩
【通算1009回】
 秋分の日も近いというのに真夏日が続いている。奥多摩の5~6百mの山を歩くよりも1300mぐらいの山のほうが涼しいかと思い御前山を登ることにした。高校時代の岳友、吉村さんも先々月に続いて参加してくれた。
 御前山への路は最近固定化している奥多摩町都民の森から頂上に登り、鋸山手前の大ダワから林道を奥多摩駅に下るコースだ。
 都民の森、栃寄ゲートまではタクシーで入ることにして、事前に予約しておいた。8時の予約だったか15分遅れるとの連絡があり、駅前で「のんびりと過ごし」た。この日はこの「のんびりと過ごす」がキーワードになった。
 栃寄ゲートから大滝を目指して林道を歩く。人の通りが少ない為か、道が苔むして滑りやすかった。
 林道を離れ巨木が茂る森の中を歩く。落葉松の植林になったところがカラマツ広場と呼ばれるところでtakeの昼食指定場所になっている。コンクリート製の東屋にシートを敷いてお弁当箱を並べた。
 弁当箱をザックにしまって登りは続く、次の休憩場所は御前山避難小屋と決まっている。
 避難小屋は老朽化が進んでいるが、室内は相変わらず綺麗で、清掃している篤志家がいるのではないかと思った。ここから春のカタクリ踏み荒らし防止用ロープの張られた階段を上ると御前山の頂上だ。
頂上のスナップ① 
頂上スナップ②

頂上スナップ③
上スナップ④はスポドリ儀式。ハイカーは少なくランナーが圧倒的に多い。ここから北に向かって多摩川と秋川の分水嶺を下っていった。
 ほとんどのハイカーは車道が横切る大ダワを越して、鋸山から鋸尾根を愛宕山へと下り、奥多摩駅に向かうが、何年も前からtakeと私は歩くのが楽なので舗装された大ダワ林道を奥多摩駅に行くルートとして使用している。takeは山歩きの最後(多くはバス停か駅に通じる舗装路に出たところ)でお茶を飲むことにしている。今回も慣例に従って大ダワ林道に出たところで味わいながら飲んだ。しかし大ダワ林道の奥多摩側は崩落で通行禁止になっていた。takeとしてはここから先は舗装路歩きと決めているので、檜原村の北秋川側へと進むことになった。
 神ノ戸岩(かのといわ)まで降りてくると、連休中とあってキャンプ場やマス釣り場は多くの人で賑わっていた。ようやく神ノ戸岩入口バス停に着くと、次のバスまで一時間半待ちだった。takeは待つのはそれほど気にしないが、それでも「バス」のコールをするようになった。ようやくやってきたバスだが、川遊び帰りの車が集中する時間だったのか檜原街道は渋滞し、武蔵五日市駅まで倍の時間がかかった。武蔵五日市駅でも拝島駅行きに30分待ちと帰宅時間は大幅に遅れた。最初に書いたキーワード「のんびり過ごす」は交通機関の待ち時間のことだったのだ。

コースタイム
栃寄ゲート0830-大滝0907-カラマツ広場1002~1028-御前山避難小屋1112~15-御前山1135~40-クロノ尾山1227-大ダワ1320~30-神ノ戸岩入口1520
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