
「カウンセラー」(松岡 圭祐、小学館文庫)
「催眠」「後催眠」「カウンセラー」と、松岡 圭祐の 小説(催眠シリーズ)を読んでみた。主人公嵯峨のクライアントに向き合う真摯な姿がよい。先が読めないストーリーと思い切った展開がすばらしく、類を みない心理ミステリーになっている。著者は、2年、臨床心理士として働いたことがあり、その際の知見、その後の新しい知見も盛り込まれているようだ。今回のクライアントは、ピアニストで、その嗅覚・聴覚がするどく分析される。「刑事コロンボ」を観るような面白さもある。
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![]() 出演者:オダギリ ジョー、樹木希林、松たか子、小林薫 Story: リ リー・フランキーの同名小説を、オダギリジョー、樹木希林主演で映画化した、母子の絆を描いた感動作。昭和の筑豊の炭鉱町で育った主人公・ボクが、平成の 東京タワーの下で母・オカンを看取るまでを描く。脚本は、『恋の門』の松尾スズキ。(東京タワー オカンとボクと、時々、オトン) | ![]() |
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![]() 出演者:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェイムズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ Story: スティーブン・フリアーズ監督が放つ政治ドラマ。ダイアナ元皇太子妃の事故後、非難の目を向けられ苦悩するエリザベス女王と、新首相となったブレアがそれぞれの思惑を胸に事態を収拾していく様を描く。ヘレン・ミレンがアカデミー賞主演女優賞を受賞。(クィーン) | ![]() |
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![]() 出演者:ウィル・フェレル、マギー・ギレンホール、ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン Story: 『ネバーランド』のマーク・フォースター監督、『奥さまは魔女』のウィル・フェレル主演によるコメディ。国税庁の会計捜査官として、変わり映えしない生活を送っていたハロルドにある日突然、“女性の声”がどこからともなく聴こえてきて…。(主人公は僕だった) | ![]() |
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![]() 出演者:ロバート・ミッチャム、マリリン・モンロー、ロリー・カルハウン、トミー・レティグ Story: M・モンローの代表作をDVD化。開拓者マットは長年クラブ歌手・ケイに預けていた9番目の息子と再会するが…。モンロー唯一の西部劇で、最も有名な作品のひとつ。壮大な自然にモンローの妖艶な魅力が不思議にマッチする。(帰らざる河) | ![]() |
![]() 催眠 完全版 松岡 圭祐 角川書店 | ![]() 後催眠 松岡 圭祐 小学館文庫 | 映画の原作とはいうものの、小説の「催眠」は、映画の「催眠」と全く異なり、ホラーの要素は全くなく、「心温まるヒューマニズムや科学的視点に立脚した」しっかりした作品である。 「現実の精神カウンセリングに立脚した臨床心理士と患者の真摯な関係」をベースに、「催眠」では解離性同一性障害、「後催眠」では不安神経症を採り上げ、これらの病気を抱える患者とそれに接する医師の苦悩と問題点」を見事にからませた心理サスペンスとなっている。 | ![]() 催眠 松岡 圭祐 小学館文庫 |