少し前にテレビ番組で見た「カスピ海ヨーグルト」がスーパーで売られてるのを見つけ、つい買ってしまった。どろっとした感じと酸味が少ないのが特徴である。インターネットで調べるてみると、メーカーのホームページに説明がいろいろあって、自分で牛乳から作るための菌も販売されているという。さらに読むと「ヨーグルトから作る方法」とあって製品のヨーグルトを牛乳に混ぜればヨーグルトができるという。
なーんだ簡単じゃない!という訳で早速試してみる。化学が専門なのでこういう実験?はウキウキする。450ml程度の密閉容器とスプーンを熱湯で消毒。 400mlの牛乳と1/10量のヨーグルトを入れ攪拌、室温でしばし放置。菌の繁殖には20~30度が必要で、30度を超えると菌が弱ってしまうという。 ちょうどよい室温である。まだかな、まだかなと確かめること数回。4時間目にあっけなく固まっているのを発見。早速試食。なるほどカスピ海ヨーグルトは作 りやすい。
では、他社のビフィズスヨーグルトなども、できるのではないか・・とプレーンヨーグルトを購入し実験継続。同様にやってみたもののうまくいかない。菌が生きている製品のはずだが・・・。再びインターネット検 索。と、カスピ海ヨーグルトは20~30度、それ以外のヨーグルトは30~45度で6~7時間おく必要があるとのこと。温度計がどこへいったか見つからな いので、鍋に水を入れ容器を浮かべ(化学で言うウォーターバス状態)、こまめに加熱・保温してみた。温度はかなり適当ではある。数時間後、何やら固まって おり、恐る恐る試食(というか毒見)。!、ちゃんとしたビフィズスヨーグルトである。温度の保持がポイントで、やや面倒くさいかもしれない。でも、できた ばかりだと酸味はが控えめで食べやすい。
ヨーグルトは嫌いではないが、実験のしすぎで、冷蔵庫はヨーグルトだらけになっている。