今年の東京の冬は、暖かくてまだ雪も降らないが、あと10日ほどが寒さのピークだろうか。西の空には今年中で最も明るい-4.6等の明るさで金星が輝いている。オリオン座は早い時間に天頂に上りもう西に傾いて、春の星座に代わりつつある。あと1か月半もすれば桜が咲く。
外はけっこう風が強くて、そのためか空の透明度が高く星がよく見える。満月に近い月がなければもっと星が見えるはずだ。双眼鏡で眺めてみると、東京でもけっこう暗い星まで見ることができる。昔は星を見るには口径50ミリ7倍の双眼鏡がいいと言われていた。これは暗所での瞳の大きさである7ミリが根拠になっている。しかし、今は、完全な暗所がなかったり、歳をとると開く瞳の大きさが小さくなることから、もう少し小型の口径40ミリ倍率7~10倍のものがすすめられるようだ。
ところで、明日2月9日の夜に半影月食がある。時間は、21時36分から10日の1時39分まで。半影食の最大は23時38分。ただし、本影ではなく「半影」に入るので、少し暗くなるだけで気が付かないかもしれない。月の左側から影に入るので、眺めてみていただきたい。