Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

ビーグル水道

2019-12-29 11:28:00 | Life in USA by Tak


ビーグル水道の東から西、つまり大西洋側より太平洋方面をのぞむ。東から入ってきた初めての航海者も、このような光景を目にして迫りくるアンデスの山並みに驚かされたに違いない。

ビーグル水道の北、ウシュアイアの街と背後のマルティアル山脈。

ビーグル水道の南、チリ側に広がるアンデスの山並み。


ビーグル水道とは、ダーウィンが1831年から5年かけ世界一周したビーグル号にちなんで名付けられた。ダーウィンもイギリス出港後、南アメリカ各地に寄港しながら南下、このビーグル水道を通過して太平洋に抜けたあと北上、ペルー沖のガラパゴス諸島であの進化論のアイデアを固めたと言われている。ちなみに、この時のビーグル号の船長が、パタゴニアの象徴、フィッロイ山の名前の由来、ロバートフィッロイ英国海軍提督だったとな。
さて、ここでクイズ。
太平洋と大西洋を繋ぐ水路はいくつあるでしょう?
答えは3つ。ビーグル水道、マゼラン海峡、パナマ運河。(誰か正解教えて!)


ビーグル水道へは、こんなボートで向かいます。



北のアルゼンチン側は、こんな山並みが続きます。



南のチリ側。東に向かうにつれ、山並みは穏やかに。







素晴らしい山並みが続きます。


ビーグル水道の動物たち。ウミウのコロニー。ウシュアイアのすぐ沖に。

アシカのコロニー。ゴマンといます。



南極ペンギンたち。船も人も、全く関心なし、と言った風情。










この素晴らしい光景を見に、毎年多くの観光客が訪れる。確かに、切り立つ山並み、氷河、透明感あふれるビーグル水道の水は、南緯55度とパタゴニアと言うイメージと相まって、地の果て感を激しく掻き立てる。しかし、この光景、どこかで見たような気が!根室半島の先から北方領土を見た時、知床半島クリーズ船から知床を見た時、想像したクリル諸島の光景が重なってきた。勿論、見たこともなく、いくつかの写真や地図の地形から連想させただけだが、もし、クリル諸島クルーズ、と言うものがあるならば、もっと凄い景色が見られるのではないか、と思ったものです。緯度的にも近いですしね。ペンギンは居なくとも、ヒグマ、北極グマはいそうです。コンドルではなく、オオワシが飛んでいるかも。火山帯だから、温泉だってあるでしょうし。
てな事を思わせてくれた、素晴らしいクルーズでした。




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