「ぶらり車イス紀行」 その508
☆ また、ガソリン価格が上がるのか?
2004年に、脳幹出血で倒れる前のレギュラーガソリン価格
は、1リットル90円前後だったと覚えている。それ以後は、給
油の度に『ガソリン価格が上がったなぁ』と思って見ていたが、
極力を気にしないようにしていた。と言うのは、支払いは家内に
任せていたので、藪蛇にならないように黙っていた。しかし、ガ
ソリン価格だけは、チラッと見ていた。それが、いつの間にか1
リットル160円前後になっている。
これだけガソリン価格が上がれば、若者のクルマ離れが加速し、
そして、どうしても車がないと生活できない人や仕事が出来ない
人だけが、車を使うようになってくる。
そこで、最近は、ランニングコスト(効率)を考えて、電気と
ガソリンを併用したハイブリッド車や電気自動車に乗り換える人
が増えてきた。とは言っても、ガソリン車が大幅に減るとは考え
にくい。
そんな最中、イラクやシリアの国内で暴れている無法者集団『
イスラム国』の壊滅のため、欧米や中東諸国5か国の空爆が始ま
った。事の発端は、前に紹介した民間人のネット上での公開処刑
や、シリア国内で『イスラム国』が支配している地域から続々と
隣国のトルコへ避難してくる住民の証言で、暴力と恐怖による支
配の実態が徐々に明らかになってきたことに、それに、我慢が出
来なくなって、遂に重い腰を上げた。
しかし、空爆をするジェット機にも、大量のガソリンがいるし、
それもハイオクである。そして、空爆の標的になっているのは、
無法者集団『イスラム国』の拠点はもちろんのこと、資金源にな
っていると言われる石油精製施設が、標的に選ばれている。
これらを考えると、今まで必要でなかった空爆するジェット機
の燃料にもガソリンを消費するし、また、石油精製施設を破壊す
ることでガソリンの生産中止に追い込まれるなど、どちらもガソ
リンの不足に繋がってくる。と言うことは、まわり回って、ガソ
リン価格の高騰に繋がることが予想される。
たかし でした。