goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

☆ 『朝日の9.11』

2014-09-17 08:53:54 | インポート

 

 

「ぶらり車イス紀行」   その503 

 

 『朝日の9.11』

 

朝日新聞は、2014年9月11日夕刻、2011年3月1

 

1日に起こった東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発

 

電所(以下=第1原発)事故をめぐり、第1原発の当時の吉田

 

昌郎(故人)所長への聞き取り調査(通称=『吉田調書』)結

 

果を、日本政府が公開したのを受け、記者会見を開いた。

 

 日本政府としては、当初は故人の意思を尊重して『吉田調査

 

』を非公開扱いにする心積りであったが、このままでは正確な

 

情報が、ねじ曲げられたままになると、公開に踏み切った。

 

事の発端は、朝日新聞が、2014年5月20日付の朝刊で

 

『吉田調査』を入手したと報道した。そこには、『第1原発に

 

いた所員の9割にあたる約650人が、吉田所長の待機命令に

 

違反し、福島第2原発に撤退した』と報道した。しかし、実際

 

は吉田所長が『所員に福島第1の近辺に退避して次の指示を待

 

てと言ったつもりが、福島第2に行ってしまった』と語った。

 

そもそも朝日新聞は、原発批判、東電批判、除染批判、そし

 

て、秘密保護法案批判など、猛烈な安倍政権批判を繰り返して

 

きた。だから、日頃の批判の中で培われた記者が、限られた者

 

しか入手できない『吉田調査』を、何か批判の材料に使えない

 

かとの思い込みから、必要以上に話をねじ曲げてしまった。

 

 しかし、朝日新聞は『吉田調査』の一般公開で、観念したの

 

か、それとも、勝ち目がないと見たのか、報道内容に誤った部

 

分があったと認めた。

 

朝日新聞は、11日、『吉田調査』の記事に関し、『命令違反

 

で撤退』という見出しは間違った表現だとして記事を削除した。

 

その上で『東電の社員をおとしめるなどの意図はなかった』

 

『事実をねじ曲げるようなことはなかった』と強調したが、こ

 

の釈明を額面通り受け止めた人は、少なかったと思う。

 

奇しくもこの日は、世界を震撼させたアメリカ同時多発テロ

 

事件が起こった2001年9月11日と同じ9月11日であっ

 

たことを思うと『朝日の9.11』が完全に収束するにも、長

 

い道のりになることが予想される。

 

                   たかし  でした。

 

Photo

 


☆ 『明日は 我が身』と思って!

2014-09-14 09:41:40 | インポート

 

「ぶらり車イス紀行」   その502 

 

 『明日は 我が身』と思って

 

2014年8月21日付のブログ『避難こそ、最大の防災な

 

り』では、昔は『風が吹いたら、桶屋が儲かる』と耳にしたけ

 

れど、今年の夏は『雨が降ったら、被害が出る』に変わったと

 

紹介しました。

 

それ以後のニュースを見ていても、一度、どこかで雨が降る

 

と、気象庁から記録的短時間大雨情報が発令されて(発令され

 

ても間に合わない場合も多いが)、 土砂崩れで道路や線路が通

 

行止めになったり、家が流されて跡形も無くなったり、家が残

 

ったとしても床上・床下浸水になったり、また、川の水の氾濫

 

橋が流されたり、田畑が水浸しになったり、マンホールから

 

水が噴き出して道路が冠水したり、アンダーパスが冠水して車

 

が立ち往生したり、駅の地下通路が水に浸かり『はだし』で歩

 

く乗降客がいたりなど、想像を絶する映像が流されている。

 

 この異常な豪雨被害を見るにつけ、もう他人事と知らん顔を

 

している場合ではなくなってきた。だから、いつ、どこで我が

 

身に降りかかってくるか分からない状態になった。しかし、テ

 

レビ画面を見ていて、恐ろしいことに気が付いた。

 

それは、駅の地下通路を『はだし』で歩く人たちの姿である。

 

この地下通路に溢れ出た水は、下水道から溢れ出た水である。

 

と言うことは、下水道の水と言えば、土砂崩れや川の氾濫した

 

泥水と違って、家庭の雑排水やトイレの汚水が混じっている。

 

その水の中を『はだし』で歩くと言うことは、不衛生そのもの

 

である。仮に、怪我をしていて傷口でもあれば、そこからバイ

 

菌が入って、化膿することもあると言うことになる。例え、他

 

人が濡れて歩いていると言っても、自分も濡れて歩いても大丈

 

夫と言う訳ではない。こう考えると非常に恐ろしい。

 

だから、イザと言う時に、時間の制約がある中で“慌てず、

 

急がず、的確に”結論を出すために『明日は、我が身』と思っ

 

て、いつも通る経路を慎重には慎重を喫して、自分に合った避

 

難方法を探しておく必要があると痛感した。

 

これが『避難こそ、最大の防災なり』に繋がる。

 

                たかし  でした。

  Usi

 


☆ 男泣きする新チャンピオン

2014-09-11 08:15:51 | インポート

 

「ぶらり車イス紀行」   その501 

 

 男泣きする新チャンピオン

 

チャンピオンのパンチが当たる度に『ワァー』と大歓声が起

 

こる。普段の試合は、挑戦者のパンチがチャンピオンに当たる

 

と『ワァー』と歓声が上がる。大体は、判官びいきで挑戦者に

 

声援を送るものである。ところが、今日の声援は逆である。そ

 

れに、チャンピオンは日本人で、挑戦者は外国人である。そし

 

て、試合会場は日本である。この試合は、9月5日、東京・代

 

々木第二体育館で、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級

 

世界タイトルマッチ12回戦での光景である。

 

この試合の世界フライ級チャンピオンは、八重樫東(やえが

 

しあきら=大橋ジム)で、知る人は知る前WBA世界ミニマム

 

級チャンピオンの在位中に、前WBCミニマム級チャンピオン

 

の井岡一翔との世界王者統一戦に臨み、最後まで打撃戦を演じ、

 

最終的に判定負けで王座を失った。それで諦めず、WBC世界

 

フライ級チャンピオンに挑戦し、チャンピオンになった。

 

今回の相手は、誰もが対戦相手に嫌がる(はっきり逃げ惑う

 

と言った方が相応しい)ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)

 

を挑戦相手に受け入れたのである。ゴンザレスの戦績は、プロ

 

・アマ通算126戦全勝で、プロ39戦全勝(33KO)を誇

 

るハードパンチャーで、その上、世界ミニマム級、世界ライ

 

フライ級の2階級を制覇しており、だから、この一戦は、3階

 

級制覇を目指しており、大きな反響を呼んでいる。

 

試合は、1回から挑戦者ゴンザレスのパンチが、的確にチャ

 

ンピオン八重樫の顔面を捕らえ、一方的に試合が運んで行って、

 

冒頭の歓声になったのである。でも、八重樫も打たれたら打ち

 

返すという戦法でしか勝負ができず、試合会場の応援を味方に

 

つけたが、八重樫も力尽き、9回2分24秒にダウンを喫し、

 

レフリーのストップを聞いた。

 

この時、WBC世界フライ級タイトルを獲得し、3階級制覇

 

を成し遂げた新チャンピオンのローマン・ゴンザレスは、3階

 

級制覇の喜びと共に、逃げずに、自分を挑戦者として受け入れ

 

てくれた八重樫に、感謝の熱い涙を浮かべていた。

 

                 たかし  でした。

     Photo

 


☆ 『もう一つの甲子園』で生まれた絆

2014-09-08 06:40:51 | インポート

 

「ぶらり車イス紀行」   その500 

 

 『もう一つの甲子園』で生まれた絆

 

『もう一つの甲子園』と呼ばれる軟式野球の全国大会、中京

 

高校(岐阜)VS崇徳高校広島)の準決勝で問題が起こった。

 

その試合は、3日目、延長45回を終わっても0―0で決着

 

がつかず、前日と同じくサスベンデッドゲーム(一時停止試合)

 

となった。しかし、この時、大会本部は、大きな問題に気が付

 

いた。

 

 それは、軟式野球大会の日程は、高野連が主催する全国高校

 

野球選手権大会(夏の甲子園)が終わってから、夏休みの期間

 

中と決まっていた。ところが、このまま試合が続けば、夏休み

 

中に終わらない。そこで、慌てた大会本部は、特別ルールを発

 

表した。そのルールは、4日目での延長は、最大でも延長54

 

回(9イニング終了時で打ち切り)とし、54回が終わっても

 

同点の場合は抽選にするというものだった。

 

ところが、4日目の5回表(延長50回)に中京高校が3点

 

を得点して、そのまま3-0で準決勝を勝ち上がった。そして、

 

同日の2時間半後、決勝の舞台に登場し、初優勝を目指す三浦

 

学苑高校(神奈川)を2-0で破り、2年ぶり7度目の優勝を

 

果たした。そして、この時、新たな絆が生れた。

 

それは、決勝戦の中京高校(岐阜)側の応援団席には、2時

 

間半前まで、準決勝を戦った崇徳高校広島)の野球部員の姿

 

があった。崇徳高校の野球部員は、準決勝で負けたとは言え、

 

4日間、互いに持てる力を出し切って戦った相手チームの中京

 

高校に敬意を表して、応援する姿であった。この応援する姿こ

 

そが、高校野球の原点であろうと、見ていて胸が熱くなった。

 

 もう一つは、新学期が始まって、岐阜の中京高校では、崇徳

 

高校の地元・広島が、2014年8月19日夜から起こった広

 

島豪雨の災害に遭い、その豪雨に被災された方に、崇徳高校を

 

通じて、募金をしようと野球部員が立ち上がった。

 

こんな爽やかな二つの出来事を生んだ『もう一つの甲子園』

 

は、中京高校崇徳高校に新たな絆を生み、延長50回の試合

 

と募金活動が、永遠に語り継がれることであろう。

 

                 たかし  でした。

  Photo

 


☆ もう一つの甲子園

2014-09-05 10:26:03 | インポート

 

「ぶらり車イス紀行」   その499 

 

 もう一つの甲子園

 

高校球児によって、全国高校野球選手権大会が行われ、連日、

 

甲子園球場で熱戦が繰り広げられた結果、大阪桐蔭高校の優勝

 

で、無事閉幕された。しかし、甲子園の高校野球だけでなく、

 

文化・文芸の分野でも『もう一つの甲子園』と銘打って、全国

 

の高校生たちの実力を競う舞台が増えてきた。

 

 例えば、東川(北海道)の写真の甲子園(以下:甲子園略)、

 

盛岡の短歌、東京のアニメ・ダンス・クイズ、大津(滋賀)の

 

百人一首、大阪のマンザイ、小野(兵庫)のそろばん、高知の

 

まんが、松江の俳句など30にも及ぶ『もう一つの甲子園』が、

 

全国各地で開かれている。

 

その他にも、硬式野球ではなく、軟式野球の全国大会が開か

 

れている。この大会は、明石公園第一野球場(明石トーカロ球

 

場)を主会場に、全国47都道府県を16のブロックに分け、

 

各ブロックを勝ち上がった計16校が、全国優勝を目指して争

 

われる。ところが、北海道、東京都、大阪府、兵庫県の4都道

 

府県は各1校が出場できるが、その他の府県は、複数府県で1

 

ブロックを組むため不公平感が否めない。だから、これまで三

 

重・香川・沖縄の3県は、全国大会への出場経験がない。

 

そんな中、今年(2014)の大会で問題が起こった。その

 

問題とは、中京高校(岐阜)対崇徳高校広島)の準決勝の

 

合で起こった。その試合は、1日目、延長15回を終わった時

 

点で0―0で決着がつかず、規定によりサスベンデッドゲーム

 

(一時停止試合)となった。2日目は、前日の続きの16回か

 

ら再開されたが、2日目も15イニング(延長30回)を終わ

 

った時点で0-0と決着がつかずに、大会初の『再サスペンデ

 

ッドゲーム』になった。そして、3日目も15イニング(延長

 

45回)を終えて0-0と互いに譲らず、史上初の『再々サス

 

ペンデッドゲーム』になった。その時、問題が起こった。

 

 この続きは、次回ブログをお楽しみに……。

 

                 たかし  でした。

     2_2