高麗人参の泰盛社 あきない日誌

このブログでは高麗人参産地の様子や加工法,栽培法をご紹介したり、食べ方、エピソードなどをご紹介できればと思います。

高麗人参酒の手入れの仕方??!

2015年05月20日 | 健康酒の作り方
当社で皆様に販売する高麗人参の多くは高麗人参濃縮液や紅参粉末などが多いですが
信州産高麗人参や紅参、韓国産紅参など姿物も多く購入される方がみえます

当社では昔からこの姿物の需要がコアなお客様からは強い人気です!!

その理由はいろいろお客様の視点で見ればわかると思いますが

①年数や形状がわかるので品質を間違いなく自分で確かめれるところ

②お酒につけたりするときにインパクトがあり、ステータスとしての高麗人参

③自分で使いかたがわかる場合いろんな生薬と混ぜてより効果的なものを独自で作れる

等が簡単に上げれるメリットですが①が圧倒的に多い理由ではないでしょうか??

当社の過去のブログでも書いておりますように、流通ベースでは年数の疑わしい物や産地の疑わしいものは多いですからね。そういう市場のことを知っている方はまず姿物をチョイスします。

前振りが長くなりましたが高麗人参酒や健康酒の手入れとは何ぞや!!!と考える方が多いと思いますがおいしく最高級な高麗人参酒や健康酒を作るには長くつける場合は特に一度漬け替えという作業をお勧めします。

漬けてから3か月ほどしますと人参やほかのハーブや薬草がふやけてきてその時に漬け込んだ材料から細かい材料片が剥離したりします。漬け込んだ材料によっては細かい粒子の様な成分が出てきます。

まず中身を一度お酒と漬け込んだ材料とで分けます。

お酒は大きい鍋や同じような瓶にいったん移します、材料はお皿にうつしておきましょう


当社で一年ほど漬け込んだ人参酒です。材料は高麗人参生と紅参のスライスとクコ、ナツメ、白い濾し袋の中にあるのは陳皮や橘皮、ショウガ、シナモンなどです。



漬け込むときにばらける素材は袋に入れて漬け込むことである程度綺麗につけることが可能です。




濾す準備として人参酒が入っていた瓶を綺麗に洗った後に漏斗などを用意します
濾し方は何通りかありますので参考までに数パターンお見せします

漏斗の先にスパーなどで売っている緑茶を入れるティーパックで濾す方法
メリットは一度に大量にできること、二重にしてお酒を注ぎ袋いっぱいになったら口を手でふさぎ絞り出すように濾す。
デメリットは大方のごみが取れますが透明度は低いですがかなり雑味や飲んだ時の異物感はなくなります。


もう一つは漏斗にキッチンペーパーを使い越す方法です
かなり時間がかかりますが透明度は抜群です。濾した後透明な瓶に入れたときの美しさはブランデーのような感じになります。



その他にはコーヒーのフィルターで濾す方法もありますがかなり時間はかかります。透明度はかなり高いですが濾過中に何度もフィルターを交換しないといけません。



ザックリ説明してきましたが透明度を高める場合は濾過に時間がかかります

透明度をそこまで求めないのであれば簡単法でお勧めします。
簡単な方で人参酒を手入れする場合は高麗人参姿物と薬草の入った袋を戻すことを勧めします

透明度を高める場合は人参酒を他の瓶に入れて濾過するのが良いと思います


そして、あとに残った材料は皆さん廃棄されますか?それとも乾燥して食べますか??
廃棄はなんかもったいない気がしますし食べるのはおいしくない気がしますね??



廃棄しなくておいしい食べ方があります!!

それはスープを作って飲む方法です材料を鍋に入れて煮込んで出汁をとります
その時に写真の様な大きいザルに入れて出汁をとると楽にできます

鶏がら出汁を使ったりそのほか市販のスープのもとで味を調えると簡単です。
僕はいつもスープの材料としてキャベツや鶏肉、豚肉などを入れてスープを作ります

アルコールは材料をゆでている間にほとんどが飛ぶのでお酒が弱い方にも安心ですよ!!

最後まで高麗人参をおいしく食べるようにすれば大地の恵みもたっぷりで美容や健康にいいのは間違いないですね!!!

カチカチの紅参で高麗人参酒を作る 紅参

2013年08月03日 | 健康酒の作り方


今回は以前勤めていた会社の社長にお中元を持っていくということで乾燥した紅参で付けた高麗人参酒を作ろうと思いました

社長はいつも生人参のお酒を飲んでいます。昔、僕が彫金の職人見習いをしていた時期にその時もお中元で送って以来、ずいぶんと気に入ってもらえたようで今でもよく注文を受けます。
生人参は漬けて使うことはいろんな書物やサイトで載ってますね、紅参は姿物での煎じたり、粉末やエキスの材料というイメージが多いでしょうか?

実は高麗人参の香りが苦手な人は紅参を使った高麗人参酒の方が飲みやすく年月をかければかけるほど、ウイスキーのようなコクのある仕上がりになります。

よくお客さまからのメールにての質問でお土産でもらった高麗人参をどのように使ったらよいかと質問されます
その中で比較的多いのが上の写真のような缶入りの紅参や白参などですね

今回は紅参でまとめますが、缶入りは通常150g~200gぐらいです。写真の物は150gでそれではだいぶ足りないので当社で扱っている中国産の6年根紅参を150g足しました。

目安は50g~100gで1Lのホワイトリカーまたは25度以上のお酒で有れば大丈夫です。当社の生人参は35度以上の物をお勧めします。
生人参の場合つけると水分がしみ出てきてアルコール度数が減りますのでその分を考慮して強めにします



作り方はいたってシンプルです、紅参を軽く絞ったふきんなどで拭います、その後、焼酎をお入れた時に膨らむことを想定して上に重ねて紅参を積んでいきます。水分を含むと三倍くらいに膨らみますので下に無造作に積み上げると綺麗に見えません



後はお酒を入れて数カ月置いておくと少しずつ紅参の成分がしみ出てきます


今の時期から付ければ冬が来るころには飲めますので寒さ対策として、冷え症の方には良いお酒ができますよ!!

また時間の経過を写真でお伝えできればと思います(社長が飲みほしてなければですが

本物志向の紅参を扱っている 泰盛社がご案内いたしました



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若さと美しさを保つお酒 一カ月経過後

2011年04月18日 | 健康酒の作り方
健康酒をつけて約40日経ちました。

綺麗な琥珀色が付いてきました。

この段階で袋に入れた薬草を取り出してもいいですし
取り出さずにもう少し濃いめの味にするなら
もう一月ほど漬け込んでも大丈夫です。

ただ漬け込む時間が長いと透明度が落ちますので
好みの応じて出してくださいね。




下の写真は一月前の時


若さと美しさを保つお酒

2011年04月18日 | 健康酒の作り方


美容にいいお酒や健康酒というと作るのが難しいように思われるかもしれませんが意外に簡単にできるんですよ

今回はビタミンの多い材料を中心にお肌によく、若さを保てるうえにおいしく飲めるように工夫してみました。
もちろん男性にも嬉しいパワーを維持できる材料も取り入れました。また寒さや疲れを癒やすことも考えました。
美魔女、活力ある男子を目指して作ってみましょう。

写真の材料は、アルコール25%の焼酎(35%のホワイトリカーでも良いですよ)ミカンの皮、橘の皮、シナモン、チョウジ、ウイキョウ実、ショウガ、ナツメ、クコの実、高麗人参5年根(信州産)漬ける前に瓶をよく洗います、ナツメ、高麗人参以外の材料を煎じ袋(写真の白い袋)に入れて瓶に入れます


煎じ袋の口をひっくり返して口を閉じます。そうすることでお酒につけた時、材料が散らばらなくて栄養分だけが
袋から抜けて出来上がった時、濁りやゴミが出ません。


そうすることで透明感があるお酒ができます。



漬けた日にちを書いておきましょう。三か月ほどで飲み頃です日の当らない場所で保管しておきましょう


今回使用している高麗人参は当社で下処理をしているものです、もし下処理のしていない高麗人参を漬ける場合は
35度のホワイトリカーを使う方が良いと思われます。
材料はすべて乾燥しておりますので水分によるアルコール分の低下で劣化やカビの発生がしにくい状態ですので
25度の焼酎で漬けることができます。
ナツメを多めに入れるととろみがついて甘みも上品になります
甘みがほしい方ははちみつなどを加えると良いと思います。少しずつ足してお好みの甘さにしてください
はちみつを入れると透明感が落ちますので注意してください。



高麗人参5年根(信州産)

泰盛社