高麗人参の泰盛社 あきない日誌

このブログでは高麗人参産地の様子や加工法,栽培法をご紹介したり、食べ方、エピソードなどをご紹介できればと思います。

高麗人参栽培 新規栽培地

2019年01月17日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子
2018年より新しい栽培地を確保するべく右往左往した一年でした。
西は滋賀県から始まり、岐阜県、長野県など回りました。

その結果、長野県で新しく栽培地を増やし既存の畑よりも多く栽培が期待できそうな土地をご厚意により確保できました。
高麗人参をはたから見るとよくみられますが、栽培に年月がかかり技術の面でも普通の作物と違い格段に難しいものですので栽培をする人、栽培できる土地を確保するのは非常に難しいです。(趣味程度はどこでもできますけど(笑)

一番上の写真のように大きい面積を開拓し冬の雪降る前に頑張って移植と種まきをいたしました


泰盛社では長年高麗人参と携わってきて感じることですがここ数年で国内での生産が大幅に落ち込みその危機的な生産量はある意味希少性も高いほどですが残念ですが日本では高麗人参の重要性や希少性の認知が低く国内産の高愛人参の良さが今一つ伝わらない状況です。

国内産の高麗人参を普及させるためにも生産量を増やし露出度を高めて多くのお客様に高麗人参のことを知っていただければと思います。

長野県での栽培は既存の畑と合わせて今後も増やしていければと思っております!!

本物の高麗人参をお届けする泰盛社でした

高麗人参栽培 プランターで頑張る

2016年05月20日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子
お疲れ様です!!
栽培は順調ですか!!

プランターでの栽培はベランダやコンクリートの放射熱と湿気などとの戦いです!!
昨年、母が秋口に追い肥爆弾を透過した結果、無残なすがたになったわがかわいい人参たちです

二年生と三年生が一本ずつ生存しております
昨年は三十本ほどあったのですが誠に悲しい結果です

今年はめげずに新しい種を植え都市部での高麗人参栽培の研究をしております

現在 世界的 高麗人参の需要の増加とともにさまざまな栽培法が研究されております
三十年前からの水耕栽培(いまだにコスト解決できず)人口太陽光などですが初期コストのわりに大きいものができずに
市場流通は現状ほとんどしていないのが現実です

露地栽培で技術栽培者であれば4年で六年根並みの大きなものを栽培する方も見えますので
その方が多分コストが低いのかな?
どちらにしても高麗人参はそれだけ手間のかかる作物ということですね

もうこの時期からはしっかり防虫と病気予防の対策してくださいね



泰盛社 オフィシャルサイトブログベトナム出張編

フェイスブックページ

高麗人参の栽培 IN 岐阜

2015年06月15日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子
皆様いかがおすごしでしょうか?

今年は日本では自然災害が多くしかも冷夏も重なって作物の価格が急上昇している昨今ではありますが高麗人参も例外ではありません。
今年の相場が気になるところではあります



岐阜での高麗人参指導は足かけ4年に渡り震災の翌年に始まりました

当社では6年ほど前から長野をはじめ各地で栽培の指導をしておりましたが長く続けてこられている方は岐阜の農家の方だけで今年順調に行けば出荷をする予定でおります。

農家の希望で当面は苗と生人参を出荷予定でおります。


高麗人参 種 販売始めました!!

2013年11月30日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子
今だけの季節商品ですので早目のご予約をお願いいたします

早い物順でなくなり次第、来年の秋まで取り扱いが無くなります。

大口の方はお値段を見積もりいたしますのでご相談ください

作り方はサイトにてご確認ください

あなたも未来の高麗人参エキスパートになれるかも!!



高麗人参の栽培に興味のある方ぜひ当社サイトでお問い合わせください

柳生で人参栽培の試み!!

2013年10月20日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子
今年の夏ごろですね、ブログを見て高麗人参栽培をしていたいということ
我々としてはありがたいことですが、何分にも高麗人参の栽培はガイドブックに載っているわけではないので
当社でまとめた資料や過去の資料をまとめたものを手本に各地域にあったシステムを栽培しながら構築すると
いうプロセスがあります。

ですので今日は栽培予定地の適正と水はけ、風向きや、傾斜などを見に行ってきました、
よく、そんなに場所が難しいのかと聞かれますが、そんなこともないのですが、ベテランはそうでも初めての方は
簡単にはいきません。

ベテランの方ですと、土地の具合などで大方の肥料の混ぜ具合や管理の方法や小屋の立てる向きや傾斜角度を
判断できます。



今回、見に行った柳生の方はお茶の産地で広大な茶畑があり僕としては初めての土地でしたが、台湾茶を扱っている当社としても興味深い物でした。



僕は子供のころ柳生三代の剣とかを見ているせいか農家の方に頼んで足を延ばして連れていってもらいました
柳生一族の菩提寺 芳徳寺の裏にひっそりとある、墓石群。



柳生宗厳、柳生宗矩、宗冬など講談でおなじみの柳生一門の墓石が並んでおり、柳生宗厳の師匠である上泉 信綱の供養塔もあり歴史マニアにはたまらない場所となっております。

廃藩置県になった折に一時荒れ寺だったこのお寺を再建したのは、台湾銀行の頭取だった柳生家の子孫が再建したと言うことで台湾にも親近感のある場所でいい感じの場所でしたよ!

余談ですが芳徳寺を柳生家に頼まれて開山した和尚様は沢庵漬で有名な沢庵和尚です!!

意外にいろいろと歴史の深い場所でした!!今度ゆっくり旅したいですね

この地で成功したら3年後初出荷ですよ!!

高山での高麗人参栽培 初出荷予定!!

2013年10月10日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子


高山での高麗人参栽培は今年で三年目になりました。ここまでの間に農家の方にはいろいろとご苦労をされて作っていただきました。今回は高麗人参栽培で播種後二年後に苗を整えるために皆掘りして植え替えをするのですがその時に出ます、高麗人参を販売する予定でございます、当社で選別後、今のところ業務用のカテゴリーで出荷、値付けする予定ですが、もちろん個人の方が購入してお使いいただける商品でございます。

岐阜の高山地方は空気も水も綺麗で環境が良く高麗人参の栽培には適していると思います
この綺麗な環境で育った高麗人参を是非お試しください!!

信州産 高麗人参続々入荷

2013年10月07日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子
信州産 高麗人参の六年根が入荷中です

卸先により泥付のも手配しております、洗うのが結構大変なんですね高麗人参は
おふくろが大きさや形状を見ながら仕分けてますけど、この時期一番大変なんですね




今年は長野県産に加えて岐阜県産の二年生食用を新発売する予定です。てんぷらやフレッシュスムージを作るときにお使いいただける、超高級な健康野菜です!!


漢方医の先生と薬学部の先生を高麗人参、センブリの産地へ

2013年10月06日 | 泰盛社 高麗人参栽培の様子


実は九月の半ばに長野へ出張で行っておりました、今年の産地の様子や収穫の状況など確認しに行ってきました

いろいろとお伝えする写真やイベントが多いのですが、この時期、僕らの仕事は一番忙しくなるんですね、中国、韓国の商品の相場や収穫量の情報収集や買い付け、国産の商品の収穫量や仕上がり予測などするために産地に行ったりいろいろとせわしくする仕事があり、普段はそこまで忙しくないのですがこの時期は事務所に詰めることが少なく、お客様にはご迷惑をおかけします。

当社の名刺には台湾連絡所の住所があり携帯電話が日常化する前は夏場の時期と秋から冬にかけては台湾や香港、シンガポールのお客様で至急の連絡などはそちらにかけてもらい、うちの親族が電話番をしているので用件を聞いて、うちの父が2~3日に一回連絡を入れて用件を聞いてかけなおすという、今からすると何ともローテクな感じでした。

当時は今以上に国産が輸出されていたので、この時期の忙しさは今以上でした。

前置きが長くなりましたが、今回はエンドユーザーであるお客様に薬やサプリメントなどを処方したりアドバイスするプロの漢方の先生と東京にある医学で有名な大学の先生と一緒に産地の様子を知ってもらうために畑の様子を見に行きました。

当社が数年前より実施している高麗人参栽培復旧プロジェクトを漢方の先生がネットで知ったのをきっかけに今はいろいろと支援、助言をいただいており産地の様子、荒廃ぶり、なぜそこまでに至ったかの過程を知ってもらえれば今後役に立つと思いったったからです。

先生方が口をそろえて行ったのが「こんなに手間がかかるのか!!」と驚かれたことです

センブリ栽培でも、高麗人参栽培でも共通して言えるのが年月がかかり、栽培、加工ともに手間がかかるということ、中間での収入が無くリスクがあると言うこと。そのリスクを農家にかぶせるのではなく、流通業者もリスク分散計画をはからないといけないということ。その実現のため農家と流通業者ががんばっていることなどをかなり知ってもらえたと思います。



高麗人参栽培は最高級の物を作るためには7年を要します、土づくりに1年栽培に6年、その過程は極めてリスキーで技術と経験を要します。うちが提供している6年根の生人参も年によっては収穫が大きく変動します、少ない時は卸先へ大幅な出荷を調整させてもらうほどに減らします。

高麗人参は病気に弱いので今年のように前半、蒸し暑く雨が降らずに後半長雨にあたる年は腐れの発生が高く、畑に伝染しやすいので4年や5年で切り上げることも珍しくないです。それらの多くは加工されて輸出が多いのが現状です。


土中の高麗人参

高麗人参を掘り起こした後に洗浄機で洗い天日に少しあてて乾かします






三重県の四日市市で代々お医者さんをされている先生と記念写真。今回、参加された大学の先生、本当は農家の方も写真に一緒に写っているんですが写るのだけは勘弁してほしいということで変な合成写真のようになってしまいましたが、お二人からは問題ないということでブログに出させていただきました。

今後も先生方のお力を借りして高麗人参の普及と復旧に努めていきたいと思います


本物志向の高麗人参を提供します 泰盛社 依田安生が今秋の高麗人参の様子をお伝えしました