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和色ムーブメント

シニアになって、今一度「ムーブメント」を感じる旅に出てみようか

小春おばさん

2009年12月22日 | 昭和諳心




小春おばさん / 井上陽水


風は北風 冬風
誰をさそいに来たのか
子供は風車
まわしまわされ
遠くの空へ消えてゆく

小春おばさんの家は
北風が通りすぎた
小さな田舎町
僕の大好きな
貸本屋のある田舎町

小春おばさん 逢いに行くよ
明日 必ず逢いに行くよ

風は冷たい北風
はやくおばさんの家で
子猫のひざにのせ
いつものおばさんの
昔話を聞きたいな

小春おばさん 逢いに行くよ
明日 必ず逢いに行くよ


作詞 作曲 / 井上陽水

1973






■ 昭和譜心 ■


歌詞
曲そして
その歌声にまで
独特な領域を持つ陽水
透明な氷ほどその厚さは判らない
掴めそうで掴めない、測れそうで測れない
そんなイメージさえある陽水の世界
何者とも連動一致はしない
したくはないという
若き時代に
他人
との距離
その創造力こそが
個の確立には必要不可欠
そんな風に思っていた時代に聴いた曲
未だ他人との距離を測りながら
己の立ち位置を決める
そんな自身の
心は
ちっぽけ
情けなくもあり
意地ましいとも感じる
しかし、己の姿を何かに反射させ
その存在と価値を確認しなければ不安になる
人はひとりでは生きていけないのだと
改めて感じる瞬間でもある
この陽水の歌を
への
レクイエムとして ・・・


第五大成丸