兵隊よりも士官になろう

私はリーダーは天性のものではなく、教育によって量産が可能であると考えています。

責任をとらない菅直人と仙谷

2010-09-26 02:22:22 | 世の中の動き
尖閣諸島沖の衝突事件で逮捕した犯罪者を、あろうことか菅政権は釈放してしまった。
とんでもない愚行であるが、菅総理大臣も前原外務大臣も仙谷官房長官は、自分の責任で政治判断したといわず、現場の責任に転化している。
団塊の世代は、責任をとらないというのが特徴の1つである。
これでは、来月早々始まる国会を乗り切れないし、小沢を斬ってあげた内閣支持率も大幅にさがってしまう。
あとさき考えず、とりあえず今日の危機を乗り越えればいいという極めて短絡的志向の政権である。

支那はレアアースを税関で止めている(禁輸ではないが、日本に入ってこない)が、たまたま偶然、尖閣問題のタイミングと重なっているため、犯罪者を国外追放したところで、あれはあれ、これは別問題ということで、問題解決にはなっていない。

支那が外国に対して、強硬的なっているときは、国内での権力闘争や、不満を抑えるためのアピールであるため、今回のような対応をみると、かなり追い詰められていたのだが、日本は負けない戦いで大敗したといってよい。

支那は強い国には腰が低いが、弱い国には徹底的に傲慢になり、要求がどんどんエスカレートしていく。菅政権にとって、高い勉強代になったが、ますます失敗に失敗を重ねることだろう。

勇気なき者、責任から逃げる者、長期的にモノを考えられない者をリーダーにした組織は、国だろうが、企業だろうが、衰退する。

団塊の世代が責任をとらないから、団塊ジュニアがその尻拭いをさせられる。

団塊ジュニアの希望の星:ウォンバットさん
弱腰団塊と社畜大使 (2010/09/26 団塊ジュニアの周回遅れ'70s/'80s開拓録)

2010/09/26 橘みゆき 拝



(引用開始)
中国政府が「レアアース禁輸」を否定「指示していない」 尖閣問題
2010年9月26日(日)0時37分配信 産経新聞

沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に絡み、中国から日本へのレアアース(希土類)輸出が滞っているとされる問題で、外務省は25日、中国の日本大使館を通じて中国商務部に輸出規制の事実関係を照会した結果、中国政府が「レアアースの対日輸出を止めるという指示は出していない」と回答したことを明らかにした。

 中国政府は、公務執行妨害容疑で逮捕された中国人船長の早期釈放を求める過程で、日中間の閣僚級以上の交流停止、観光・交流のキャンセルを「報復措置」として次々と打ち出していた。その中で、中国政府がハイテク製品の生産に欠かせないレアアースの輸出制限措置を講じたと一部で報じられていた。

 大畠章宏経済産業相は24日の記者会見で、複数商社への聞き取り調査から日本向け輸出が止められたという情報が入っていることを明らかにした上で、事実関係の調査を指示していた。

 禁輸措置が確認された場合には「世界貿易機関(WTO)で認められていない」として、日本側は中国の対応をWTOに提訴する可能性を示唆していた。
(引用終了)

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大阪地検の尻尾切り

2010-09-22 03:33:33 | 世の中の動き
永田町以外にも、官僚や検察にも権力闘争が広がっている。
その1つが浮上してきたのが、大阪地検の前田主任逮捕である。
いつもは闇から闇に葬ってきたのだが、今回は表にでてきた。
お楽しみはこれからだ。

組織は、自己保存のため、現場の責任者に全責任を押し付け、幹部は逃げ切ることをよく行う。
今回、前田主任が個人的なミスでFDのタイムスタンプを改ざんしたというが、そうではないだろう。

かつて、組織のために滅私奉公するのが末端の人間の美徳といわれていたが、平成になり、時代がかわった。
昭和時代、黒歴史といった触れてはならない事件がかなりある。
だが、平成の今、組織は自分を守らず、切り捨てるだけだと、理解した者が、どうせ有罪になるのなら、あいつも一緒だと、腹をくくるケースが増えてきた。
囚人のジレンマから開放され、お互いに罪のなすりあいといった、麗しい光景があちこちでみられる。

組織に裏切られたと確信した当事者は、真相を話し、自分を陥れた連中に抵抗するが、偶然、病気で死んだりすることもある。
死にたくなければ、殺される前に、さくっと話すのがよいだろう。

2010/09/22 橘みゆき 拝



(引用開始)
最高検「検察の信頼回復に努める」…検事逮捕
2010年9月21日(火)21時42分配信 読売新聞

21日夜記者会見した最高検の伊藤鉄男次長検事は、大阪地検特捜部主任検事の前田恒彦容疑者が逮捕されたことに関し、「このような事態に至ったことを重大かつ深刻に受け止めている。今後は事実関係を徹底的に捜査する考えで、早急かつ厳正に対処する。真摯に反省し、基本に忠実な捜査を行っていく。今後は事件の検証を行って原因を明らかにし、検察の信頼回復に向け努めていく」と話した。
(引用終了)

(引用開始)
「最悪の事態」危機感にじませる検察幹部ら
2010年9月21日(火)16時43分配信 読売新聞

 「最悪の事態」「組織の危機だ」。捜査を指揮する大阪地検特捜部の主任検事が、押収した証拠物を改ざんしたとの報に検察幹部らは一様に表情をこわばらせ、危機感をにじませた。

 大阪高検の柳俊夫・検事長は、大阪市福島区の合同庁舎で21日午前11時から会見。「最高検が今後、刑事罰も視野に徹底的に捜査して厳正に対処すると聞いている。大阪高検としても全面的に協力したい」と厳しい表情で話した。

 大阪市内にある小林敬・大阪地検検事正の自宅にはこの日朝、報道陣が殺到。小林検事正は約10分間取材に応じたが、核心部分については「調査を始めたばかりで答えられません」などと繰り返し、迎えの車に乗り込んだ。

 最高検幹部は「事実とすれば、我々の組織にとって最悪の事態」と顔をこわばらせた。前田恒彦検事(43)が以前在籍した東京地検幹部は、「特捜部の危機だ。証明すべきことを証明できなくするなんて、検事としてあってはならない行為。捜査にかかわった全員が辞表を出すぐらいじゃないと、検察は持たないのではないか」と危惧(きぐ)した。
(引用終了)

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そのまんま東、逃げる

2010-09-20 08:20:00 | 世の中の動き
名将は引き際が肝心だとはいいますが、これはあまりに露骨なので、非難を浴びるだろう。

そのまんま東が宮崎県知事を辞めて、東京都知事に立候補したいとのこと。
そりゃ、宮崎県知事より東京都知事のほうが偉そうだし、今年発生した宮崎牛や豚の伝染病騒ぎで、宮崎経済がタガタなので、逃げたい気持ちは解ります。

でも、あとに取り残された宮崎県民はどうなるのか?
なんか、軍部に見捨てられた南方遠征軍みたいに、補給もなく、飢えて死ぬか、玉砕するしかないといった状況になりそうだ。

このブログの読者にわかりやすい言葉でいうと、「宮崎県、財政破綻宣言が近い」ということである。
カリフォルニア州のシュワルズネッガー知事みたいに、いろいろ財政破綻を回避しようとしても、ダメなものはダメということだ。

2010/09/20 橘みゆき 拝



(引用開始)
東国原知事、不出馬へ…都知事選に意欲
2010年9月20日(月)3時3分配信信 読売新聞

宮崎県の東国原英夫知事(53)が、12月に予定されている知事選に立候補しない意向を複数の後援会関係者に伝えていたことが19日、わかった。

 周囲には来春の東京都知事選への出馬に意欲を示しているという。

 東国原知事は2007年1月の知事選で初当選し現在1期目。後援会関係者らによると、知事が最近、「県知事選への出馬は見送る」と伝えてきたという。18日夜には、タレント時代に師匠だったビートたけしさんと都内で面会、こうした考えを伝えたとみられる。

 24日か29日の9月県議会本会議で正式に不出馬を表明する見通し。宮崎県知事選には現時点で出馬を表明している候補予定者はいない。
(引用終了)

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輿石(日教組会長)を潰せ

2010-09-20 07:30:00 | 世の中の動き
選挙が終わって、党と内閣の人事が終わったら、さっそく内ゲバが再開した。
まずは、日教組会長の輿石東党参議院議員会長(衆議院議員:山梨選挙区)がターゲットとなった。

輿石潰しの動きは、6月の参議院議員選挙で自民党から相当露骨にやられたが、こんどは身内の民主党からである。
露骨に小沢一郎を潰す前に、まずは反撃がすくなさそうな陣営から各個に撃破する仙谷官房長官の意向が感じられる。

国会が始まったら、民主党政権は野党から攻撃されるのは避けられないから、いまは挙党一致体制を固める時期なのに、それをしないで、権力闘争にあけくれるというのは、フランス革命のころから、あまり変わらない左翼政権の性分といえる。

2010/09/20 橘みゆき 拝


(引用開始)
小沢、輿石両氏は固辞 代表代行で首相明かす
2010年09月17日(金)22時18分配信 共同通信(47NEWS)

菅直人首相は17日の記者会見で、民主党の小沢一郎元幹事長と輿石東参院議員会長に打診した党代表代行への就任を固辞されたことを明らかにした。

 理由について小沢氏からは「選挙の先頭に立って体力的にも消耗した。しっかり支えるのでそういうポストは勘弁してほしい」と伝えられ、輿石氏は「参院議員会長の立場でしっかり支える」と述べたという。

 小沢氏は14日の代表選で敗れた直後から「一兵卒として民主党政権を成功させるため頑張っていく」と強調していた。。
(引用終了)

(引用開始)
日教組の「ヤミ専従」全国規模で調査へ 国庫負担金返納も 会計検査院
2010年9月20日(月)1時36分配信 産経新聞

 北海道教職員組合(北教組)で勤務時間中の組合活動や法令違反が相次いでいる問題に関連し、会計検査院が北海道を含む20前後の道府県の教職員組合に対して勤務時間中に無許可で組合活動を行う「ヤミ専従」の有無などに関する調査を行う方針を固めたことが19日、分かった。公立学校の教職員に支給される給与は、国が義務教育費国庫負担金として3分の1を補助している。これまで会計検査院が義務教育費国庫負担金を調査したことはあるが、ヤミ専従に関する本格的な調査に踏み切るのは初めて。

 関係者によると、調査は近く行われる見通し。北教組の法令違反は、民主党北海道5区から出馬した小林千代美前衆院議員陣営に北教組が違法に資金を提供した政治資金規正法違反事件で明らかになった。

 調査の対象は北海道のほかに岩手、大阪、兵庫、奈良、広島、愛媛、高知、鹿児島、沖縄など計20前後の道府県にのぼる見通しだ。

 教職員の給与に国庫負担金が入っているため、調査の結果、ヤミ専従や違法な政治活動が指摘された場合、会計検査院は国庫負担金の返還を求める方針で、返還金の規模は数億円にのぼる可能性がある。

 調査は文部科学省を担当する第4局が行う。教組側の組織的な抵抗も予想されることから、会計検査院内には調査に対し、慎重論もあった。しかし、北海道教育委員会が実施した教職員への面談調査で、ヤミ専従や勤務時間内の違法な選挙活動を認める証言が数多く出てきたことから、調査の必要性があると判断したもようだ。

 会計検査院による調査をめぐっては、今月7日の参議院文教科学委員会で義家弘介参院議員(自民)の「北教組の活動は、義務教育費国庫負担金の不正受給に当たる可能性がある。検査をするのか」という質問に対し、金刺保第4局長が「所要の体制を整えて検査を行う」と前向きな答弁をしていた。

 義務教育費国庫負担金に関して、会計検査院は平成10~13年度に連続して調査している。しかし、これまでは用務員を教諭の給与に含めて請求していたケースなど、ほとんどが計算ミスの指摘にとどまっており、今回のようにヤミ専従、特に違法な政治活動を本格的に調査するのは初めてのケースとなる。
(引用終了)

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小沢と菅が投票率UPさせた

2010-09-20 04:04:04 | 世の中の動き
2010年に行われた民主党代表選挙は、党員・サポーター票が11万票も投票されなかったことで、騒いでいるブロガーがいるが、事実の片方しかみていない。
自分の主張にとって、不利なデータを無視してもいいが、あまり扇動するのは、どうかと思います。

前回、党員・サポーター票が代表選挙に関わったのは、2002年の代表選挙でした。
そのときの結果は、『民主党のHP』に公開されている。
2002年のときは、党員・サポーター票の投票率は、51%しかなく、15万票が投票されていなかった。それが今回は、67%近くまでアップした。
これは、小沢一郎支持の議員も、菅直人支持の議員も、自分の選挙区にいる人たちに投票を呼びかけた結果である。
投票されなかった11万票に着目するのではなく、前回投票総数から7万票増加したことに着目すべきなのだ。


民主党党首選挙開票結果の比較

民主党代表選開票結果(2002/09/23) リンク先より、党員・サポーター票の都道府県別開票結果も参照可能。

       合計 国会議員 公認予定 地方議員 党員・サポーター票
横路 孝弘  119p   62p    14p    10p     33p
菅  直人 ◎221p   90p    22p    15p     94p
鳩山由紀夫 ◎294p ◎126p  ◎ 25p  ◎ 17p   ◎ 126p (完全勝利)
野田 佳彦  182p   88p    22p    5p     67p
 合 計   816p  366p    83p    47p     320p

党員・サポーター票
 有権者 309,003人、投票総数 158,598票、投票率 51.33%、無効票 1,156票


(決戦投票:都道府県代表の結果が勝敗を決した)
          合計 国会議員 公認予定 都道府県
菅  直人     242p ◎184p  ◎ 42p    16p
鳩山由紀夫(当選) 254p  182p    41p  ◎ 31p


民主党代表選開票結果(2010/09/14) リンク先より、党員・サポーター票の各選挙区別開票結果も参照可能。

         合計 国会議員 地方議員 党員・サポーター票
小沢 一郎     491p  400p    40p     51p
菅  直人(当選) 721p ◎412p  ◎ 60p   ◎ 249p(完全勝利)
棄権・無効      10p   10p
 合  計    1,222p  822p   100p     300p

党員・サポーター票
 有権者 342,493人、投票総数 229,030票、投票率 66.87%、無効票 838票
 小沢 一郎 90,194票(51p)、 菅 直人 137,998票(249p)



勝者を決めるキーメーカー

2002年の民主党党首選挙は、鳩山前総理が僅差で菅総理に勝利した。
国会議員票が互角の中、勝利を決定付けたのは都道府県代表だった。
彼らは党員・サポーター票の代弁者でもある。
当時の資料をみると、旧民社党グループと支援団体の連合が鳩山総理を支持したから流れが変わったとある。
前回も今回も、旧民社党グループ&支持母体の連合が、キーメーカーだったのである。

9月5日のコラム『裏切られた小沢一郎、続く離反者が出るか』や、9月11日のコラム『旧民社党Gにふられた小沢一郎』で、指摘したが、今回の民主党党首選挙で、どちらを支持するのか、注目されていた旧民社党系グループ(30人=60p)が、菅総理の再選を支持することを決めたことにより、戦いの行方が決まったのだ。

それと、外国の都合っていうのも左右した。それについては、9月6日のコラム『裏切られた小沢一郎(外国編)』を再確認していただきたい。




関ヶ原の戦いで、松尾山に陣取った小早川軍が徳川軍を攻めた場合、吉川と毛利連合軍は密約などなかったことにして、徳川軍を背後から攻め、西軍に完全包囲された徳川軍の敗北は決定的になる。
歴史から教訓を学ぶにあたり、ifの歴史の研究とか、自分が当事者だったらどうするかと考察することは、リーダーにとって、必要不可欠なスキルである。

2010/09/20 橘みゆき 拝



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小沢一郎が反撃するタイミング

2010-09-19 05:05:55 | 世の中の動き
Battle of Bulge(1944)(出展:Wikipedia)


9月17日、第二次菅内閣が発足したが、メンバーをみると反小沢でまとめた形となり、とても挙党一致内閣とはいえない。小沢グループは、1人も閣僚になれなかった。

選挙に負けた小沢一郎は、いったん身を引き、菅内閣が経済、外交、防衛で失敗するのを待つ持久作戦を採った。

菅総理-仙谷官房長官-岡田幹事長による反小沢叩きの中、小沢一郎グループは1人抜け
2人抜けと、小沢一郎の影響力が低下するのを見て、執行部は小沢一郎に反撃する能力なしと過信するに至り、小沢グループへのバッシングは止まる。
残ったメンバーの結束は固い。十分に反撃する能力を持っている。
だが、党の主要ポストを失い、政治活動をするカネの供給が断たれている状況だ。

当面は、メンバーのカネで運営できるにしろ、そう長くは持たない。
今年いっぱいのうちに新党を作るか、執行部を追い出すかしないと、来年のカネがないという懐事情というのが、小沢一郎グループの実情である。

自分達が滅亡する前に一矢報いることができるだろうか?
菅直人はマスコミをはじめとする制空権を握っているが、来月から始まる『2010年10月の大暴落』に伴う、経済の悪化、円高の進展により、菅総理を批判する声が大きくなる。
10月から11月にかけて、小沢バッシングが止まるのだ。
戦争にたとえると、濃霧が発生して飛行機が飛べない天候となり、制空権が敵側にあっても意味がない状況となるのだ。
このタイミングが、小沢一郎グループにとって、唯一の勝機である。

『1944年12月のバルジの戦い』よろしく、小沢戦車部隊(機甲師団)による反撃が開始する
【映画】バルジ大作戦 BATTLE OF THE BULGE (1965年)として、映画化され、戦争映画の名作である。
これはお勧め映画である。




戦車の歌 パンツァーリート(Panzerlied)1933年

2010/09/19 橘みゆき 拝



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泣きっ面に蜂の小沢一郎

2010-09-18 08:08:08 | 世の中の動き
オオスズメバチ(出展:Wikipedia / Gary Alpert at en.wikipedia


 民主党党首選挙において、小沢一郎は、党員・サポーター票、地方議員票、そして有利とみられていた国会議員票すべてについて、菅直人の得票を上回ることができなかった。
この事実は、選挙に強いという今までの実績を吹き飛ばした。

たとえ1票差で負けても、選挙で負けたらただの人である。
与党の党首選挙でガチンコ勝負に負けた陣営は、みじめである。
僅差で負けようが、結果が全てである。0か1である。

選挙が終わり、第二次菅内閣が発足したが、党や内閣の人事で、小沢グループのメンバーは1人もいなかった。
ガチンコ勝負後の定石どおり、小沢グループは冷遇されることとなった。

また、党執行部から、溺れた犬を叩けといわんばかりの仕打ちを小沢グループは受ける。
菅直人が、党内をまとめるため、選挙で負けた小沢グループを徹底的に叩き、再び復活しないようにするからである。
それにより、小沢一郎の影響力が急速に衰えていく。
小沢一郎にとって、まさに泣きっ面に蜂であるが、これば諸刃の剣である。

共通の敵(小沢一郎)が弱体化すると、勝者の菅と仙石が対立し、再び熾烈な権力闘争が始まる。
その時期に、日本がたいへんきびしい状況になっていても、苦しむ国民をそっちのけで、権力闘争をするのが目に見えるようだ。

菅直人政権は来月から始まる『2010年10月の大暴落』に適切に対処できず、年内に行き詰るか、来年度の予算を通せなくなり、来年3月末に、内閣不信任決議案をたたきつけられるだろう。
春には統一地方選挙もある。

党執行部が内ゲバをしているときに、主導権を握れるか否か。
そのあたりが小沢一郎の残党の命運を分ける。

小沢一郎を支持した国会議員200人のうち、だいぶ数が減らしているだろう。
カネがないからである。残ったメンバーは少数ながらも精鋭である。
石油不足で連合艦隊を動かせなくなるようなものだ。

小沢一郎の残党が行動できるのは、それほど長い時間がない。
時期を待つべきか、早い時期に行動を起こすか。。。
菅総理を内閣総辞職に追い込んだり、仙石幹事長を菅直人と組んで失脚させたり、いくつかやり方はあるにせよ、味方のダメージを減らすために、各個撃破に徹した方がいいだろう。

2010/09/18 橘みゆき 拝



(引用開始)
陸山会事件、小沢氏きょうにも再聴取
2010年9月18日(土)3時3分配信 読売新聞

 小沢一郎・元民主党代表(68)の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部による小沢氏への4回目の事情聴取が、18日にも行われることが分かった。

 東京第1検察審査会が小沢氏を「不起訴不当」とした議決を受けて特捜部が聴取を要請していたが、新たな供述が得られる可能性は低く、小沢氏は再び不起訴となる見通し。

 小沢氏側の弁護士は特捜部に対し、聴取時間を2~3時間にとどめ、内容も第1審査会の審査対象である陸山会の2007年分の政治資金収支報告書への虚偽記入容疑に絞るよう要望した。事情聴取は18日夕から行われる見通しという。

 一方、同会の04、05年分の虚偽記入容疑については、東京第5検察審査会が小沢氏を起訴すべきかどうか判断するため第2段階の審査を進めており、10月中にも結論が出される見通し。
(引用終了)

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小沢失脚後の菅直人

2010-09-17 07:07:07 | 教育
大久保利通 (出展:Wikipedia)


歴史は全く同じではないにしろ、似たようなパターンを繰り返す。
歴史から教訓を得ることは、未来がどうなるのか知るヒントとなる。

さて、民主党党首選挙で小沢一郎に勝利した菅直人は、わが世の春を詠い続けることができるだろうか?
いや、無理である。
自分達が滅亡するのを良しとしない小沢一郎を支持する残党達が現執行部を全力で倒すからである。
菅直人政権は来月から始まる『2010年10月の大暴落』に適切に対処できず、年内に行き詰るか、来年度の予算を通せなくなり、来年3月末に、内閣不信任決議案をたたきつけられるだろう。そのとき、小沢一郎の残党が菅直人に『天誅!』といって、紀尾井坂で斬り付けるのだ。

『歴史からの教訓』

大久保利通(Wikipediaより引用)

1873年(明治6年)、明治六年政変(征韓論政変)にて、西郷隆盛を含む参議の半数と軍人、官僚約600人を辞職した。この政変が士族反乱や自由民権運動の発端ともなり、1877年(明治10年)の西南戦争につながる。
同じ年、内務省を設置し、自ら初代内務卿として実権を握ると、学制や地租改正、徴兵令などを引継いで実施した。そして、「富国強兵」をスローガンとして殖産興業政策を推進した。

1877年(明治10年)、大久保利通は、西南戦争で京都にて政府軍を指揮した。戦争に敗れた西郷隆盛は自害を遂げた。
ライバルがいなくなった大久保利光は、その後、独裁者として明治政府に君臨できただろうか?
残念ながら、そうではなかった。

明治11年(1878年)5月14日、石川県士族島田一郎、長連豪、杉本乙菊、杉村文一、脇田巧一、浅井寿篤により紀尾井坂(東京都千代田区紀尾井町)にて暗殺された(紀尾井坂の変)(享年49〈数え年〉、満47歳没)。墓所は東京都の港区の青山霊園にある。
大久保利通の暗殺計画は複数のルートを経て、当時の警察組織のトップである大警視、川路利良の耳にも入っていたが川路は「石川県人に何ができるか」と相手にしなかった。


2010/09/17 橘みゆき 拝



(引用開始)
民主党幹事長に岡田氏、総務相・片山氏
2010年9月17日(金)3時12分配信 読売新聞

 菅首相は16日午後、首相官邸で岡田外相と会い、民主党幹事長への就任を要請し、岡田氏も受諾した。

 他の党役員人事では、国会対策委員長に鉢呂吉雄衆院厚生労働委員長の起用が決まり、既に内定している玄葉政調会長の留任とあわせ、代表選で小沢一郎前幹事長を支持した議員は含まれず、政権の「脱小沢」路線を維持する形となった。首相は17日に内閣改造を行う方針で、閣僚人事の調整を本格化させている。

 党の中枢ポストに加え、閣僚人事でも、党内最大勢力の小沢グループからの起用は見送られる見通しで、挙党態勢を求めていた小沢氏に近い議員からは反発も出ている。

 閣僚人事では、総務相に前鳥取県知事の片山善博・慶応大学教授を充てることが決まった。玄葉氏は国家戦略相として閣内に残留する。

 岡田氏の後継の外相には前原国土交通相、前原氏の後任には馬淵澄夫国土交通副大臣を充てる方向だ。枝野幹事長は党幹事長代理への就任が固まった。
(引用終了)

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小沢一郎敗戦記(3)

2010-09-16 06:20:00 | 世の中の動き
旧民社党Gにふられた小沢一郎 (2010/09/11 兵隊よりも士官になろう)


田中慶秋(衆議院議員:神奈川5区)


関ヶ原の戦いでいう『松尾山が動いた』ことにより、菅直人勝利が決定的となった。

今回の民主党党首選挙で、どちらを支持するのか、注目されていた旧民社党系グループ(30人=60p)の行方だが、10日、国会内で党代表選の対応を協議し、「会長見解」として菅首相の再選を支持することを決めたのだ。

旧民社党系グループと支持母体の連合は、前回の民主党党首選挙で勝利の決め手となった。という実績がある。
それゆえ、今回の田中慶秋議員の菅直人支持表明は、選挙を大きく動かす要因となる。

小沢一郎は、ここぞというとき、支持を得られなかった。
今後、小沢支持から、菅支持に乗り換える国会議員が続出するであろう。
彼らは「勝者につけ」という黄金ルールで生き延びてきたから、機を見て敏である。
小沢陣営は、どれだけ脱落者を減らすかが、選挙活動の主体となる。


身内に裏切られる小沢一郎 (2010/09/12 兵隊よりも士官になろう)

昨日のコラム、旧民社党Gにふられた小沢一郎 (2010/09/11:兵隊よりも士官になろう) で指摘したとおり、旧民社党系グループ(30人=60p)が菅総理の再選を支持することを決めたことによって、『菅総理の再選、小沢一郎の敗北』というゴールが見えてきた。

関ヶ原の戦いでいう『松尾山が動いた』のだ。
勝敗の陣営が確定した後は、小沢支持派がどれだけ裏切るかに焦点が移る。


つまり、『小沢を支持するか否か。それが問題だ』 (2010/09/07:兵隊よりも士官になろう) というわけである。

西南戦争で西郷軍に投降を促す官軍のビラ
西南戦争で西郷軍に投降を促す官軍のビラ 出展:Wikipedia


いまだに中間派の国会議員と、小沢支持の国会議員に、踏み絵を踏ませるのだ。

投票日の9月14日までの間、何度も踏み絵が強要され、それでもなお、小沢一郎と行動を共にする腹が据わった国会議員は少ないと見ている。

勝ち馬につき、小沢一郎を裏切る彼らを批判してはならない。
彼らの役割は、そういう機を見て敏に行動することなのだ。
そうでなければ、権力闘争を生き抜くことができない。


暴君(小沢一郎)を倒せ (2010/09/13 兵隊よりも士官になろう)


7月革命のイメージ『民衆を導く自由の女神』
ウジェーヌ・ドラクロワ(1830年)(出展:Wikipedia)


9月13日、民主党党首選挙のうち、地方議員票(100p)と党員・サポーター票(300p)の開票が行われる。開票結果は翌14日の国会議員による投票(1人分減って822票)が終わった後で、公表される予定である。
ここが、自民党党首選挙と違うところだ。

ところが、秘密のはずの開票結果が、どこぞから漏れたり、リークされるのではないだろうか。
その情報は、両陣営が獲得した票数が書いていたとしても、偽情報かもしれない。
本当かもしれない。だが、未確認情報である。
そんな疑心暗鬼の中、9月14日、臨時党大会で演説の後、投票が行われる。

多数派工作はギリギリまで行わるが、国会議員も面従腹背で、あなたを支持しますといって、約束を反故にして、勝ち馬に乗って、生き延びようとする。
キツネとタヌキの化かしあいだ。


小沢一郎の命運が決まる日 (2010/09/14 兵隊よりも士官になろう)

テルミドールのクーデーターで撃たれたロベスピエール


9月14日、民主党党首選挙が行われ、2週間にわたる権力闘争に決着がつく。
地方議員、党員・サポーター票で上回る菅総理が、国会議員票で小沢一郎の得票を上回るか、否かがポイントとなる。
勝ち馬につけという黄金パターンで、小沢一郎を裏切る議員が続出することになるか、否か、そのあたりが注目のポイントだ。

臨時党大会で、小沢一郎の演説中、菅直人支持の議員が、『暴君(小沢一郎)を倒せ』と野次を飛ばし、その声をきっかけに、小沢一郎の演説が中断され、小沢一郎の敗北につながった場合、その議員は日本版『テルミドールのクーデター』を成功させた功労者として、歴史に名を残すだろう。

国会議員の胸中は、ハムレットの俳優みたいに、『小沢一郎を支持するか、菅直人を支持するか、それが問題だ。』といったところだ。
勝ち組みにつけば生き延びることができるが、万が一、負け組みについたら、冷や飯を食うだけで済むならまだましで、徹底的に弾圧されるのはごめんだ。
さて、どうしたものか。。。

国会議員による投票は無記名式とのこと。
誰が誰に投票したのか判らないから、面従腹背で、小沢支持を表明しておいて、菅直人の名前を書いても、建前上、追求されない。

建前と本音、理想と現実、次の選挙でどっちが党首だと勝てるのか、そういった打算や妥協で、誰に投票するのか決めても、自分が納得するならば、その決定は正しい。
どうしても迷うなら、コインを投げて、表なら菅直人、裏なら小沢一郎っていうふうに決めればいい。運も実力のうちである。


小沢一郎討ち取ったり! (2010/09/15 兵隊よりも士官になろう)


恐怖政治の象徴としてギロチン刑に処せられるロベスピエール (出展:Wikipedia)


民主党党首選挙の結果、獲得ポイント合計が菅直人 721p、小沢一郎 491pとなり、菅直人が当選した。

獲得ポイント合計 菅直人 721p、小沢一郎 491p

国会議員票(822p) 菅直人:206票(412p)、小沢一郎:200票(400p)
(有権者数 411、無効 3、棄権 2)
 飛行機トラブルで帰国が遅れた横路衆院議長と、自らの判断で投票しない考えを表明した西岡参院議長が棄権である。

地方議員票(100p) 菅直人:1,360票(60p)、小沢一郎:927票(40p)
(有権者数 2,382、無効 7)

党員・サポータ票(300p) 菅直人:137,998票(249p)、小沢一郎:90,194票(51p)
(有権者 342,493、投票数 229,030、無効 838)


小沢一郎は、国会議員票だけでも菅直人に敗北した。

小沢一郎は、民主党党首選挙に出馬するとき、政治生命を賭けるとか、最後のご奉公と繰り返し言っていた。
そして、菅直人に大差で敗北した。選挙に強い小沢という幻想が破れたのだ。
この結果を真摯に受け、政界から引退し、岩手県の地元に帰るといいだろう。
心臓に爆弾を抱えているのだから、もうここらで前線司令官を辞めても、文句を言うひとはいない。
昭和のころから今までの政治活動で得た膨大な足跡を小沢一郎回顧録として、何冊も書いて、身の安泰を図ると共に、将来の政治家達を育てたり、アドバイザーとして、長生きしてほしいと思っています。
さんざん、小沢一郎をバッシングしていた私が言うのもなんですが、これは本心です。


小沢一郎を擁して、政界に波を出そうとする側近連中は、自分の身の安全のために、かつての親分をそそのかしているのだから、踊らされてはいけません。
時代が変わったのだから、もう若い連中にあとをまかせて隠居したほうが、長生きできると思います。


8月27日時点で、小沢が大敗北になると予想していたブログは、ここ【兵隊よりも士官になろう】くらいしかなかった。
8月31日に小沢一郎が出馬宣言したとき、小沢圧勝と予想していたブログばかりだったが、この結果は、どう説明するんだ!! わたしは、ここに【勝利】を高らかに宣言する。

多くのブロガーーや政治評論家たちは、こぞって小沢大勝利って言っていなかったか?
なぜ、読みを誤ったのか、そこをよくよく調べて、今後、菅総理がどのようなことをしでかすか、ぞんぶんに予想した記事を、わたしは期待しています。

小泉万歳ブログが消滅したように、小沢万歳ブログも消滅するだろう。
ネットで世論を作るというレベルには、まだ日本では時期が早い。
あと5年なり10年かかるだろう。
それまで、あきらめずに、継続は力なりで、多くのコラムを書いていただくことを期待します。

党員・サポータ票について、各選挙区ごとに各候補の獲得票数が公開されている。
都道府県単位にみると、小沢一郎が過半数の選挙区を制したのは、6県(青森、岩手、富山、石川、福井、沖縄)。互角だったのは長崎。それ以外の40都道府県は菅直人が過半数の選挙区を制していた。

アメリカ大統領選挙みたいに、ちょっとの差が大きく現れる制度なのだから、世論を味方につかれれない時点で、小沢一郎は相当不利な条件だった。
ただそれだけなのかもしれないが、2010年9月14日、小沢一郎が敗北することによって、日本の革命が大きく進展するきっかけを掴んだ。
誰にとっていいことか悪いことかは別にして。。。

未来を知りたければ、歴史に教訓を求めればいいだろう。
フランス革命で何がおこったのか、そこにヒントがたくさんあるのだ。


2010/09/16 橘みゆき 拝



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内容は、私が管理している2つのブログ「水素文明への転換」と「兵隊よりも士官になろう」に関連した話題が中心です。

小沢一郎敗戦記(2)

2010-09-16 06:10:00 | 世の中の動き
小沢一郎は死兆星が見えたのか? (2010/09/06 兵隊よりも士官になろう)

民主党党首選挙の様子を見ていると、昨年の衆議院議員選挙のときに見た光景とダブってみえてきた。ネットで人気だった麻生総理(当時)は、選挙でどうでした?
小沢氏が麻生元総理と同じ結果(誰も予想しないほどの記録的大敗)になるのではないだろうか?

なぜ、そういえる? それは、街頭演説での小沢一郎の顔が、どんどん負け顔になっているからである。
民主党代表選で街頭演説を行う菅首相(左)と小沢前幹事長=5日午後、大阪市北区 (2010/09/05)


裏切られた小沢一郎(外国編) (2010/09/06 兵隊よりも士官になろう)

昨日のコラム『裏切られた小沢一郎』は、国内編だったが、本コラムは海外編である。


 自民党がダメ、民主党もダメとなると、日本の政治が混乱する。
 日本人にとっては厳しいことでも、外国にとっては、メシウマ状態だ。
 日本を巡る諸外国の利権争いの中で、北朝鮮、南朝鮮、支那については、『はしごを外された小沢氏』(2010/08/27)、『小沢氏敗北が濃厚になる』(2010/08/29)で述べたところだ。

外国の動きを整理すると、こんな感じだ

<動けない:中立>
 アメリカ:中東戦争敗北の後処理のため、極東戦争まで手が回らない。
 イギリス:小沢支持したくても自国が破産寸前のため、資金が出せない。

<菅支持>
 支那 :菅直人の方が小沢一郎よりも御しやすい ⇒菅支持

<小沢支持:裏切る可能性大>
 南朝鮮:小沢支持を継続中だが、勝ち馬にのる主義のため、要注意

<小沢支持から菅支持に転向した>
 ロシア:エージェント鳩山を使い、小沢を選挙に引きずり出した時点で、民主党の
     内部分裂を含んだ混乱状態を生み出した。
 北朝鮮:朝鮮学校無償化の約束をとりつけた ⇒小沢支持から菅支持に転向

<菅不支持=小沢指示>
 沖縄 :普天間問題でグチャグチャにされた ⇒ 小沢支持
    (外国ではないが内地の動きと違うため、あえて外国の一員とした)


極東周辺国で上記のリストに入っていない国が1つあるのが判った人は、冴えている。
そう、台湾の事情がないのである。
それは、わたし自身、台湾について詳しくないから、書くのを控えたためである。
そういう場合は、台湾について、詳しい方のコラムを紹介するのがよいだろう。

蓮舫はどう動く? (2010/09/06:団塊ジュニアの周回遅れ'70s/'80s開拓録)

ウォンバットさんの指摘では、民主党党首選挙の争点は、「沖縄の基地問題」としている。

(引用開始)
何とか米軍に現状維持のままいてもらおうとする現政権に対し、小沢は沖縄からの米軍撤退を示唆している。これこそ、今回の民主党代表選の一番の争点ではなかろうか。
(引用終了)<blockquiote>

台湾は、沖縄と異なり、米軍が沖縄に引き続き駐留し、いざというとき助けにきてもらえる現状維持を望むだろう。というわけで、台湾は菅支持である。


天下分け目の関ヶ原の戦いが1日で西軍が敗れたのは、2つの要因だった。

(1) 内応済みの吉川広家が動かなかったため、毛利秀元・長宗我部盛親・長束正家・安国寺恵瓊らが参戦できなかったこと。
(2) 小早川秀秋の裏切りに加え、小早川秀秋が裏切った場合に備えて配置された、松尾山のふもとにいた4人の武将(脇坂安治、小川祐忠、赤座直保、朽木元綱ら)も裏切ったこと。

この歴史からの教訓を参考に、今回の選挙を巡る外国の事情をあてはめると

小沢一郎を助けない外国
 吉川広家 ⇒ イギリス、 毛利秀元 ⇒ アメリカ、欧州

小沢一郎を裏切った外国
 小早川秀秋 ⇒ ロシア&鳩山
 脇坂安治、小川祐忠、赤座直保、朽木元綱 ⇒ 南朝鮮、北朝鮮、台湾、支那

という構図となる。

ひこにゃん戦場に立つ


小沢一郎は、民主党党首選挙に出馬表明をした時点で、敗北が決まっていたのだ。
小沢が選挙に負けて、政治的に死んだ方が、日本にとって、世界にとって、新しい時代を作るのに都合がよいからである。
永田町だけで権力闘争している連中にとっては気の毒な話だが、そういうことだ。
これが世界の事情である。

小沢支持を続けているブログ運営者のみなさん、納得していただけたかな?(ニヤリ


小沢を支持するか否か。それが問題だ (2010/09/07 兵隊よりも士官になろう)

西南戦争で西郷軍に投降を促す官軍のビラ
西南戦争で西郷軍に投降を促す官軍のビラ 出展:Wikipedia


生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。
シェイクスピア 「ハムレット」より


昨日、旧民社党系グループが菅か小沢のどちらを支持するのかは、国会議員については先送りにし、党員・サポーターについては自主投票を決めた。
選挙が互角となっている現状、どっちの陣営についたらよいのか、ギリギリまで中間派ということでアピールしたいようだ。

菅総理側は、9日に「新成長戦略実現推進会議」を開くことを公表し、旧民社党グループが要求した『早急に景気回復してくれ』という約束を守ったので、菅支持になりそうな情勢である。

党員・サポーター票は、9月11日に党本部に到着したものが有効となるため、世論とか、マスコミといった『空中戦』の要素が減り、1人でも多くの国会議員の支持を得るための『ローラー作戦』(地上戦)に移行していく。
中間派の人は悩むだろう。地元の意向を聞くか、自分の意思を貫くかで。
これは、国会議員に当選したことに伴う責任だから、存分に考えて、いずれかを決定すればいい。
リーダーは責任から逃れてはいけない。
決定を回避して、白票を入れたり棄権したら、それこそ、選挙後に四面楚歌となる。
権力闘争の中にいると、二者択一に迫られる場面が何度も出てくる。

奇麗ごとや理想論が通用する世界ではない。
正しいから勝てるのではなく、勝った陣営が自分達を正当化できるのだ。
だから、選挙中に、後援会の会長や、暴力団の組長、秘書達が、病死したり事故死したり、自殺したりするのは、偶然なんだ。(w


小沢ガールズvs蓮舫行政刷新相 (2010/09/08 兵隊よりも士官になろう)

歴史が大きく動くところには、女が大きく関与する。

民主党党首選挙は、党員・サポーター票と地方議員票については、菅直人支持票が小沢一郎支持票を上回る情勢である。
そうなると小沢一郎が勝利するには、投票総数の2/3を占める国会議員票で、大差をつけなくてはならない。
そうなると、両陣営共に、中立派の国会議員を自分達の陣営に引き込むのに全力を注ぐことになる。
その中で、女性の活躍がカギを握ることとなるだろう。
『小沢ガールズ』と、菅夫人(=ファーストレディ)の熾烈な争いが行われているのだ。

勝った陣営は、自己の正当化を高らかに宣言し、「勝てば官軍、負ければ賊軍」のごとく、敗北した陣営を容赦なく弾圧する。
それが、フランス革命の歴史から得られる教訓である。

歴史は全く同じように動かないが、だいたい同じような形となるため、未来を知りたければ、歴史を学べというのは、古今東西の教えである。
表面的なことしか歴史を追えない受験勉強バカや、歴史を無視するのは、愚かである。


小沢も菅も勝利宣言 (2010/09/09 兵隊よりも士官になろう)

民主党党首選挙が佳境となっている現在、これはやっていはいけないということを菅直人が言った。
自分が勝ったら小沢一郎を要職に起用すると言ってしまったのだ。
この台詞は、投票が終わって、ノーサイドとなった時にいうべきである。
血で血で洗っている今、こんなことを言うと、相手の逆鱗にふれ、戦況を逆転されてしまうおそれがある。

売り言葉に買い言葉で、小沢一郎も、自分が首相になったら、鳩山が言った「トロイカ+1」をする考えを示した。
この期に及んで、選挙前の挙党一致体制を作ることは不可能である。
覆水盆に帰らずというではないか。


新生自民党は小沢と手を組めるか (2010/09/10 兵隊よりも士官になろう)

 参議院議員選挙以降、すっかり目立たなくなった谷垣総裁率いる自民党が、来年春の統一地方選挙に向けて、新執行部を立ち上げた。
 このニュースも、民主党党首選挙のなかで、小さな扱いになっている。

 民主党党首選挙が、明治維新でいう西南戦争というのなら、自民党は函館の五稜郭に本拠地を移した蝦夷共和国といった感じである。
西南戦争に全くといって関わっていないし、世間からも注目されていない。

選挙に敗れた小沢一郎が、民主党を出て、政界再編成を行うというとき、自民党はどう出るのか?
細川内閣を倒すために、社会党の村山党首を総理大臣にして連立内閣を組むようなことを再びするのだろうか?
権力闘争には、主導権を握った方が勝利するが、小沢一郎も、谷垣総裁も、時流に流されているような印象である。

※次のコラムへ

2010/09/16 橘みゆき 拝



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小沢一郎敗戦記(1)

2010-09-16 06:00:00 | 世の中の動き
当ブログ『兵隊よりも士官になろう』では、リーダーとして必要な資質である、未来を予測したり、時局を読むという能力を鍛える必要があるということを、主張しています。

その格好の教材として、民主党党首選挙を選び、小沢一郎が民主党党首選挙に出馬表明する前から、小沢一郎が菅直人に大差をつけて敗北すると予測し、的中させました。

8月下旬、小沢一郎勝利と予想するブログや政治評論家が大半で、小沢一郎の敗北を予想したブログは、ここ(兵隊よりも士官になろう)くらいしかなかった。
選挙が進むにつれて、菅直人陣営が有利になってきましたが、国会議員票が明らかになるまで、小沢支持のブログが多かった。
彼らはなぜ、判断を誤ったのだろうか? その検証のために、8月27日以降、本ブログに掲載したコラムの一覧を、『小沢一郎敗戦記』として、まとめた。

今後の政局がどうなるのかは、世界初の左翼政権となったフランス革命政府が、ナポレオンによって倒されるまで、どのように歩んだのか、歴史から教訓を得るのが良いだろう。
お勧めサイトは、フランス革命大解剖 である。
また、私が発行している無料メルマガ(一番下の部分:参照)も役に立つはずだ。

2010/09/16 橘みゆき 拝



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『小沢敗戦記』民主党党首選挙の出馬前から敗北までの軌跡


はしごを外された小沢氏 (2010/08/27 兵隊よりも士官になろう)

ひこにゃん戦場に立つ


【ディケイド】27「BLACK×BLACK RX」 (無理なもんは無理Ver0.2 2009/08/02) より引用

「たとえ勝ち目がなくても戦わなければならない時がある。
 この男はそうやって戦い続けてきた。
 大切なものを取り戻すために!
 …たしかに一人では無理かもしれない。
 だからこそ!助け合い、一緒に支える相手が必要なんだ!
 世間ではそれを……仲間、というらしい。」


(引用終了)

いい言葉である。
だが、その仲間に裏切られ、ドンキホーテ(ラ・マンチャの男)のように、はしごを外されてしまった男は、どうやっても勝つことができない。
戦う前に勝負が決まっているのに、なぜ彼は戦うのだろうか?
それは、彼にとってのプライドなのである。

8月26日、、小沢前幹事長が来月行なわれる民主党党首選挙に出馬を決めた。
小沢前幹事長は選挙に勝てるのだろうか? いや、無理である。
この選挙は、彼にとっての致命傷となるだろう。


濃厚になる小沢氏敗北 (2010/08/29 兵隊よりも士官になろう)

鳩山前総理のグループは60人程度だが、残念ながら一枚岩とはいかないため、あまり期待できないうえに、民主党内は反小沢でまとまっているため、無理と言わざるを得ない。

つまり、小沢前幹事長は、落選の可能性が濃厚なのである。


主導権を握った方が勝つ (2010/09/01 兵隊よりも士官になろう)

菅総理大臣と小沢前幹事長が選挙でガチンコ対決した場合、どちらが勝っても負けても、民主党が分裂する事態となる。
選挙後、徹底的に粛清が行なわれ、政治的生命が断たれるからだ。
それが左翼における内ゲバや権力闘争である。

よく、選挙をしている最中に、「正義は我らにあり」といって敗北する連中がいますが、それは違うんだ。
選挙に勝った陣営が、「正義が我らにあり」と主張する権利を得るのだ。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」というのが、選挙をはじめとする権力闘争の特徴である。


新人議員が党首選挙の結果を変えられる (2010/09/03 兵隊よりも士官になろう)

天下分け目の戦いとなった『関が原の戦い』の結果を左右したのは、徳川家康でも石田光成でもなく、若い世代であったのだ。
その意味で、昨年の衆議院議員選挙で初当選した議員が、どちらを支持するかによって、菅総理大臣が勝利するか、小沢前幹事長が勝利するか、大きく変わってくる。
気の毒といえば、気の毒だが、新人議員だろうが、有力議員だろうが、1人2pの票を持っている。そのために発生する責任から逃げてはいけない。
どのような結果になっても、責任から逃げないのがリーダーなのだ。



小沢一郎では地方統一選挙で勝てない (2010/09/04 兵隊よりも士官になろう)

小沢党首では統一地方選を戦えない」
そう判断している地方議員は、素直に行動すればよい。
地方議員票100pは、衆議院議員の新人議員(小沢チルドレン達)150人(300p)についで、大きな票田である。
地方議員が、どちらを支持するのかによって、選挙の結果は大きく変わる。


民主党党首選挙における地方議員票は100p。2382人の得票をドント配分である。
小沢前幹事長に投票する地方議員は、地元の岩手県と普天間問題でグチャグチャにされた沖縄県の議員くらいなものだ。
地方議員票は、菅の地すべり的勝利となるだろう。

47都道府県で小沢支持が2県(4p)、菅支持が45都道府県(96p)を制することさえ現実にありえる。


裏切られた小沢一郎、続く離反者が出るか (2010/09/05 兵隊よりも士官になろう)

テルミドールのクーデーターで撃たれたロベスピエール


民主党党首選挙は、今日、明日が山場である。分水嶺といってもよい。

選挙や権力闘争で敗北する陣営は、やることが裏目裏目になってしまい、全く支持が集まらないという状況になるケースが多い。

小沢陣営は、従来の選挙戦術である国会議員を囲い込むため、「大ローラー作戦」を展開している。
国会議員全員を訪問し、支持の依頼をしているのだ。
だが、この方法は今までは有効だったが、「キモい。おっさん、近寄らないで!」と、恐怖にかられた新人議員が逃げ、逆に菅支持に回るきっかけとなっている。

テルミドールのクーデーター(1794年07月27日)で失脚したロベスピエールも、恐怖によるリーダーシップで締め付けすぎたため、いつ捕まってギロチンの露になりそうな議員たちが集まり、談合し、恐怖政治を終わらせることに成功したのだ。

※次のコラムに続く

2010/09/16 橘みゆき 拝



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小沢一郎討ち取ったり!

2010-09-15 05:30:00 | 世の中の動き
恐怖政治の象徴としてギロチン刑に処せられるロベスピエール (出展:Wikipedia)


民主党党首選挙の結果、獲得ポイント合計が菅直人 721p、小沢一郎 491pとなり、菅直人が当選した。

獲得ポイント合計 菅直人 721p、小沢一郎 491p

国会議員票(822p) 菅直人:206票(412p)、小沢一郎:200票(400p)
(有権者数 411、無効 3、棄権 2)
 飛行機トラブルで帰国が遅れた横路衆院議長と、自らの判断で投票しない考えを表明した西岡参院議長が棄権である。

地方議員票(100p) 菅直人:1,360票(60p)、小沢一郎:927票(40p)
(有権者数 2,382、無効 7)

党員・サポータ票(300p) 菅直人:137,998票(249p)、小沢一郎:90,194票(51p)
(有権者 342,493、投票数 229,030、無効 838)


小沢一郎は、国会議員票だけでも菅直人に敗北した。

小沢一郎は、民主党党首選挙に出馬するとき、政治生命を賭けるとか、最後のご奉公と繰り返し言っていた。
そして、菅直人に大差で敗北した。選挙に強い小沢という幻想が破れたのだ。
この結果を真摯に受け、政界から引退し、岩手県の地元に帰るといいだろう。
心臓に爆弾を抱えているのだから、もうここらで前線司令官を辞めても、文句を言うひとはいない。
昭和のころから今までの政治活動で得た膨大な足跡を小沢一郎回顧録として、何冊も書いて、身の安泰を図ると共に、将来の政治家達を育てたり、アドバイザーとして、長生きしてほしいと思っています。
さんざん、小沢一郎をバッシングしていた私が言うのもなんですが、これは本心です。


小沢一郎を擁して、政界に波を出そうとする側近連中は、自分の身の安全のために、かつての親分をそそのかしているのだから、踊らされてはいけません。
時代が変わったのだから、もう若い連中にあとをまかせて隠居したほうが、長生きできると思います。


8月27日時点で、小沢が大敗北になると予想していたブログは、ここ【兵隊よりも士官になろう】くらいしかなかった。
8月31日に小沢一郎が出馬宣言したとき、小沢圧勝と予想していたブログばかりだったが、この結果は、どう説明するんだ!! わたしは、ここに【勝利】を高らかに宣言する。

多くのブロガーーや政治評論家たちは、こぞって小沢大勝利って言っていなかったか?
なぜ、読みを誤ったのか、そこをよくよく調べて、今後、菅総理がどのようなことをしでかすか、ぞんぶんに予想した記事を、わたしは期待しています。

小泉万歳ブログが消滅したように、小沢万歳ブログも消滅するだろう。
ネットで世論を作るというレベルには、まだ日本では時期が早い。
あと5年なり10年かかるだろう。
それまで、あきらめずに、継続は力なりで、多くのコラムを書いていただくことを期待します。

党員・サポータ票について、各選挙区ごとに各候補の獲得票数が公開されている。
都道府県単位にみると、小沢一郎が過半数の選挙区を制したのは、6県(青森、岩手、富山、石川、福井、沖縄)。互角だったのは長崎。それ以外の40都道府県は菅直人が過半数の選挙区を制していた。

アメリカ大統領選挙みたいに、ちょっとの差が大きく現れる制度なのだから、世論を味方につかれれない時点で、小沢一郎は相当不利な条件だった。
ただそれだけなのかもしれないが、2010年9月14日、小沢一郎が敗北することによって、日本の革命が大きく進展するきっかけを掴んだ。
誰にとっていいことか悪いことかは別にして。。。

未来を知りたければ、歴史に教訓を求めればいいだろう。
フランス革命で何がおこったのか、そこにヒントがたくさんあるのだ。

2010/09/15 橘みゆき 拝



(引用開始)
2010年9月民主党代表選挙の結果に関する公告
2010年9月14日(火) 民主党HP(ニュース)

民主党中央代表選挙管理委員会 
委員長 小平 忠正

 本日の臨時党大会において実施した民主党代表選挙の結果は以下のとおりです。党員・サポーター、地方選管をはじめとする関係各位のご尽力、国民のみなさまのご理解・ご協力に心から感謝申し上げ、ご報告いたします。

○一般党員・サポーター投票(郵便投票=300小選挙区各1ポイント)
 小沢一郎候補  51ポイント
 菅直人候補   249ポイント
※各小選挙区の得票・ポイントは別紙添付資料

○地方自治体議員党員投票(郵便投票=全国100ポイントをドント式で配分)
 小沢一郎候補   927票 40ポイント
 菅直人候補   1,360票 60ポイント
 無効        7票
(有権者数 2,382)

○国会議員投票(直接投票=各2ポイント)
 小沢一郎候補 200票 400ポイント
 菅直人候補  206票 412ポイント
 無効      3票
(有権者数 411)

◎獲得ポイント合計
 小沢一郎候補 491ポイント
 菅直人候補  721ポイント

 この結果、民主党の次期代表には、菅直人候補が当選されました。

以上
(引用終了)

(引用開始)
菅首相圧勝で再選、小沢氏に230P差
2010年9月14日(火)14時32分配信 読売新聞(最終更新:9月14日(火)15時50分)

 民主党代表選は14日、東京・芝公園の「ザ・プリンスパークタワー東京」で投開票が行われ、菅直人代表(首相)(63)が、小沢一郎前幹事長(68)に圧勝し、再選を果たした。

 菅氏は近く党役員・内閣改造人事を行う方針だ。衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」への対応が重要課題となるが、代表選で敗れた小沢氏を支持する勢力が「党内野党」となり、苦しい政権運営を強いられる可能性がある。菅氏の代表任期は2012年9月末まで。

 代表選は菅首相の党代表としての任期満了に伴うもの。投票結果は、総計1222ポイントのうち、菅氏が721ポイント、小沢氏が491ポイントを獲得した。国会議員の投票は、菅氏が206人、小沢氏が200人だった。

 代表選は党を二分する激戦となった。菅氏は、自らのグループのほか、前原国土交通相、野田財務相の両グループの支持を受け、当選1回の議員に浸透。「政権交代から1年間で首相が3人も誕生すれば、日本の国際的評価を下げ、政治不信も増す」という声も追い風になった。

 一方、小沢氏には、党内最大勢力の小沢グループや、鳩山前首相グループの大半が支持に回った。小沢氏は昨年の衆院選政権公約(マニフェスト)の着実な実行を唱えたが、自らの「政治とカネ」の問題をめぐる批判が消えず、党員・サポーター票が伸び悩んだ。
(引用終了)

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小沢一郎の命運が決まる日

2010-09-14 05:15:15 | 世の中の動き
テルミドールのクーデーターで撃たれたロベスピエール


9月14日、民主党党首選挙が行われ、2週間にわたる権力闘争に決着がつく。
地方議員、党員・サポーター票で上回る菅総理が、国会議員票で小沢一郎の得票を上回るか、否かがポイントとなる。
勝ち馬につけという黄金パターンで、小沢一郎を裏切る議員が続出することになるか、否か、そのあたりが注目のポイントだ。

臨時党大会で、小沢一郎の演説中、菅直人支持の議員が、『暴君(小沢一郎)を倒せ』と野次を飛ばし、その声をきっかけに、小沢一郎の演説が中断され、小沢一郎の敗北につながった場合、その議員は日本版『テルミドールのクーデター』を成功させた功労者として、歴史に名を残すだろう。

国会議員の胸中は、ハムレットの俳優みたいに、『小沢一郎を支持するか、菅直人を支持するか、それが問題だ。』といったところだ。
勝ち組みにつけば生き延びることができるが、万が一、負け組みについたら、冷や飯を食うだけで済むならまだましで、徹底的に弾圧されるのはごめんだ。
さて、どうしたものか。。。

国会議員による投票は無記名式とのこと。
誰が誰に投票したのか判らないから、面従腹背で、小沢支持を表明しておいて、菅直人の名前を書いても、建前上、追求されない。

建前と本音、理想と現実、次の選挙でどっちが党首だと勝てるのか、そういった打算や妥協で、誰に投票するのか決めても、自分が納得するならば、その決定は正しい。
どうしても迷うなら、コインを投げて、表なら菅直人、裏なら小沢一郎っていうふうに決めればいい。運も実力のうちである。

2010/09/14 橘みゆき 拝


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暴君(小沢一郎)を倒せ

2010-09-13 02:02:02 | 世の中の動き
7月革命のイメージ『民衆を導く自由の女神』
ウジェーヌ・ドラクロワ(1830年)(出展:Wikipedia)


9月13日、民主党党首選挙のうち、地方議員票(100p)と党員・サポーター票(300p)の開票が行われる。開票結果は翌14日の国会議員による投票(1人分減って822票)が終わった後で、公表される予定である。
ここが、自民党党首選挙と違うところだ。

ところが、秘密のはずの開票結果が、どこぞから漏れたり、リークされるのではないだろうか。
その情報は、両陣営が獲得した票数が書いていたとしても、偽情報かもしれない。
本当かもしれない。だが、未確認情報である。
そんな疑心暗鬼の中、9月14日、臨時党大会で演説の後、投票が行われる。

多数派工作はギリギリまで行わるが、国会議員も面従腹背で、あなたを支持しますといって、約束を反故にして、勝ち馬に乗って、生き延びようとする。
キツネとタヌキの化かしあいだ。

臨時党大会で、菅直人支持の議員が、『暴君(小沢一郎)を倒せ』と演説することになるだろう。
そのときフランス革命でいう『テルミドールのクーデター』と似た展開となる。

9月12日、普天間基地の地元、名護市の市議会議員選挙が行われ、基地移設反対派が過半数を制した。(下記、記事参照)
これは小沢一郎にとって追い風になるが、当事者鳩山前総理に翻弄された恨みもあり、この結果は当然の結果であるため、織り込み済みである。

2010/09/13 橘みゆき 拝



(引用開始)
名護市議選、普天間移設反対の市長派が過半数
2010年9月13日(月)0時8分配信 読売新聞

米軍普天間飛行場の移設問題を最大の争点とする沖縄県名護市議選(定数27)は12日、投開票された。

 同市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部を移設先とした5月の日米合意後、初めて地元の民意を問う選挙として注目を集め、受け入れに反対する稲嶺進市長派が過半数を確保し、移設を容認する島袋吉和前市長派を上回った。
1月の市長選に続いて再び市民が反対の意思を示したことで、11月の県知事選や政府の対応にも影響を及ぼしそうだ。

 名護市議会の改選前勢力は市長派12人、前市長派12人、中立3人で拮抗(きっこう)。
今回の市議選は、市長派18人、前市長派17人、態度が明らかでない2人が立候補した。

 市長派の候補は「辺野古の海を埋め立ててはならない。新たな基地建設を認めない市長を支えよう」と主張。
前市長派は移設を強硬に拒む市長を批判し、「稲嶺市政下で国の米軍再編交付金の支給が保留され、経済低迷の要因となっている」と訴え、移設問題で主導権を握るため、過半数確保を巡って激しく争っていた。
(引用終了)

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身内に裏切られる小沢一郎

2010-09-12 00:47:43 | 世の中の動き
踏み絵(出展:Wikipedia)


昨日のコラム、旧民社党Gにふられた小沢一郎 (2010/09/11:兵隊よりも士官になろう) で指摘したとおり、旧民社党系グループ(30人=60p)が菅総理の再選を支持することを決めたことによって、『菅総理の再選、小沢一郎の敗北』というゴールが見えてきた。

関ヶ原の戦いでいう『松尾山が動いた』のだ。
勝敗の陣営が確定した後は、小沢支持派がどれだけ裏切るかに焦点が移る。


つまり、『小沢を支持するか否か。それが問題だ』 (2010/09/07:兵隊よりも士官になろう) というわけである。

西南戦争で西郷軍に投降を促す官軍のビラ
西南戦争で西郷軍に投降を促す官軍のビラ 出展:Wikipedia


いまだに中間派の国会議員と、小沢支持の国会議員に、踏み絵を踏ませるのだ。

投票日の9月14日までの間、何度も踏み絵が強要され、それでもなお、小沢一郎と行動を共にする腹が据わった国会議員は少ないと見ている。

勝ち馬につき、小沢一郎を裏切る彼らを批判してはならない。
彼らの役割は、そういう機を見て敏に行動することなのだ。
そうでなければ、権力闘争を生き抜くことができない。

2010/09/12 橘みゆき 拝



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