兵隊よりも士官になろう

私はリーダーは天性のものではなく、教育によって量産が可能であると考えています。

【橘研究所近未来予測レポート】2020年以降の日本は分割国家になる

2013-01-05 19:00:00 | リーダーシップ


この日本地図は、戦後日本が財政破綻した後、しばらく混乱し、収拾した後に再編される分裂した日本の姿です。
日本が4つに分裂するとは、昨日から明日へと連続した日がこれからも続くという前提で生きている人にとっては信じられないことでしょう。
ですが、歴史が大きく動くのは、日本史だろうが世界史だろうが同じです。
たまたま、歴史の断層に私たちがいま立っているというだけです。


【2020年以降の日本は4つに分裂する】

1.蝦夷共和国

  内地からの補助金が途絶えたため、自力での運営に迫られる。
  夕張炭鉱など北海道の旧炭鉱を復活させ、石炭エネルギーを得る。
  農業と観光で国民を養う。 ロシアとの交易が盛んとなる。
  リーダーは、鈴木宗雄、鳩山由紀夫など北海道選出の国会議員と小沢一郎か?

2.大和連邦国(西日本17県+北部7県)

  日本が財政破綻することで、近畿の有力県による呼びかけで日本から独立する。
  地方自治体の連合体の色が強く、中央政府は外交と防衛程度しか役割がない。
  日本海側の秋田、山形、新潟は、天然ガスと石油を産出する。
  北陸の富山は水力発電、石川、福井は原子力発電が当面使える。
  名古屋と大阪の工業地帯で太陽電池パネル、燃料電池などを生産し、エネルギーを得る。
  石油文明が没落する中、水素エネルギーに着目しているため、21世紀の水素文明の
  中心地となる可能性がある。
  天皇陛下は第二の原発事故の際、東京から京都にお帰りになっているため、
  大和連邦国の元首は天皇陛下である。
  リーダーは、近畿の有力県知事と各県知事である。(国会議員ではない)

3.日本社会主義人民共和国

  日本が破綻した後の受け皿として再編成される。
  大和連邦国が独立した後は、北朝鮮みたいに政権党独裁色の強い国となり、国民は重税と飢えで
  苦しむ。小説「1984」みたいな政府となり、赤い貴族達が国民を奴隷化し、やりたい放題。
  福島第一原発と第二の原発事故の処理をするため、海外から専門家がやってくる。
  放射能で苦しみながら生きていくというある意味、地上の地獄である。
  リーダーは、菅直人、仙谷、石原親子である。
  山本太郎のような人がいたら、再教育施設か精神病院か刑務所に入れられ、偶然病死する。

4.琉球共和国(アメリカの信託植民地)

  支那が西太平洋に出てこないための措置として、弱体化するアメリカが米軍基地を確保する
  ため、超法的措置により、日本国から分割させられる信託植民地。
  北マリアナ諸島(サイパン)みたいに地方自治は認められている。
  支那から逃げてくる金持ちの受け入れと、カジノによるマネーロンダリングの地として観光
  以外の産業も繁栄する。
  リーダーは、小泉首相の長男、小泉幸太郎あたりが適任だ。


【なぜ分割するのか?】

これは、日本の都合ではなく、世界の都合だと一言で言えば、そうなる。
ただ、日本国民としてどこの国が一番過ごしやすいかは、個々の判断ですから、居住の自由が
認められている今のうちに、好きなところに移住すればいい。
首都圏3000万人については、日本社会主義人民共和国に残るより、他の国に行ったほうがいい。
ただし、失業者とかになる覚悟が必要だ。
どの国でも必要になるのは、医療技術者、介護者、インフラを再構築するための電気工事士や整備士などである。
時間とお金があるうちに、そういった技能を磨くことをお勧めする。


【時局を読む大切さ】


第二次大戦に敗北したとき、当時のリーダーはアメリカに全面降伏しました。
アメリカは日本が再び自分たちと戦えないように、多くのことを教育部門で行い、その結果、現在の日本人は腑抜けになってしまいました。
アメリカ様の言うことを聞いていれば大丈夫といったアメリカのポチが日本のリーダーとして戦後日本を運営してきました。

1990年の冷戦終結で外交の前提が変わっても、対米追従の方針は変わらず、20年以上が経過しました。
過去の蓄積でどうにかなってきましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う福島第一原発爆発事故が戦後日本を終わらせるトリガーとなりました。
ちょうど、1986年のチェルノブイリ原発がトリガーになって1990年に旧ソ連が崩壊して、ロシアになったようなことが、この日本でも起こるのです。

リーダーシップでは、時局を読む力が大切です。
未来を予測するのでも、短期的な未来予測、長期的な未来予測といろいろありますが、多くの人が短期的な未来しか計算しないで現在の行動を決定します。
せいぜい1年がいいところです。
ところが、国家を運営しようとすると、リーダーは百年先をみすえて、現在の行動を選択しなければなりません。

2013/01/05 橘みゆき 拝




【参考コラム】
橘研究所近未来予測レポート(1)忘年会2012での講演より (2013/01/03のコラム)
橘研究所近未来予測レポート(2)忘年会2012での講演より (2013/01/04のコラム)
2011年新年のご挨拶(時局を読む力の大切さ) (2011/01/01のコラム)

※追伸

 ブログを持っている方は、どんどん自分の思っていることを書き、アップしよう!
 1人1人の力は小さくても、何人もの力が集まれば、相乗効果により、大きな力となります。
 日記をつけるみたいに、肩の力を抜いて、継続的にコラムをアップすることで、習慣化すれば、意外と楽ですよ。

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内容は、私が管理している2つのブログ「水素文明への転換」と「兵隊よりも士官になろう」に関連した話題が中心です。

2012年新年のご挨拶(節目となる1年)

2012-01-01 00:00:00 | リーダーシップ

謹賀新年

東日本大震災による津波、そして福島第一原発の爆発による大事故により、日本という国が行き詰まっていて、リーダーとして君臨していた連中が事態解決の上で、足をひっぱったり、自分だけ逃げたという事実は、誰の目にも明らかになった。

新たな年である今年(2012年)に、新しい日本を創造する核(コア)となる部分をつくらないと、いまの日本が崩壊するときに間に合わない可能性が出てきています。
貴重な時間を無駄にせず、未来をよりよくするために、全力で駆け抜けてほしいと願っています。
この士官学校ブログも、全力で皆様の活躍を支援していきますので、今年もよろしくお願いいたします。

【橘研究所からのお知らせ】
来年1月8日(日)、石清水八幡宮(京都)への参拝と、新年会を企画しております。

ここ半年が日本が良くなるのか、極東の放射能汚染地区として衰退するのかの分かれ道です。
誰かが助けてくれることはありません。時間を無駄にしてはならない。
自らの行動が未来の日本を決めるのです。このイベントにみなさまもぜひご参加願います。
参加方法は、有料メルマガ「秋月便り」にて発表されます。

秋月便りの申込みはこちらです。

2012/01/01 橘みゆき 拝



【参考コラム】
2011年新年のご挨拶(時局を読む力の大切さ) (2011/01/01のコラム)

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新しいリーダーの誕生

2011-12-26 06:00:00 | リーダーシップ

歴史のページを振り返ると、時代を変えるその時々で、同じ時期にリーダー至るところで誕生しているのがわかる。
自然環境の変化や技術のブレイクスルーにより、いままでのやり方と異なったやり方が必要となり、それに対応したリーダーが自然発生したようにも見える。

戦場などでは、先頭を歩んでいたリーダーが倒れた後、特に後継者が指名されたわけでもないのに、別のメンバーが新たにリーダーに昇格し、先代リーダーの屍(しかばね)を乗り越えて前進するというケースは、よく見られる。

昨日と今日そして明日の間に、大きな断層があり、いまの場所に居たのでは先に進めないというとき、誰かが先頭を歩まなくてはいけない局面である。
そのとき、腹をくくって、一番先に歩んだ者がリーダーである。

水素文明を生み出す士官学校ML 2011年12月26日(第192号)に原稿を寄せていただいた、加賀井さんは、来年1月8日に開催するイベントの参加者を1人でも多く増やすために、病で動きがとれない宇藤さん(水素文明を生み出す士官学校ML 2011年12月23日(第191号)の原稿を書いていただきました)に代わって、自ら動いた。
たいへんすばらしいことである。

世の中は多数決であるならば、現状維持したい者、当事者意識に欠けた傍観者が多ければ、時代を変えることはできない。
日本は、もう1度原発事故が起き、放射能汚染地区として、極東のさびれた老人国へと衰退していくだろう。

そうなっては困る! 子供達のために少しはマシな状態に改善したいというのであれば、それを行動によって示すのが今だ。
1月8日のイベントは、一定数以上の参加者が必要であり、そのハードルを越えていないのが現状である。
このブログの読者が1人で多く、参加してくれることを切に望むものである。

※新年会の参加お申し込み方法は、有料メルマガ「秋月便り」(\1260-/月、当月無料)に記載しておりますので、大変お手数ですがそちらをご購読ください。
「秋月便り」の購読は、以下のページからお願いいたします。
http://www.mag2.com/m/P0007478.html

2010/12/26 橘みゆき 拝


※追伸

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言い訳して墓穴をほる菅直人

2011-01-05 04:06:49 | リーダーシップ
レイムダック状態の菅政権

菅直人総理による民主党政権ですが、なんとか年越しをした。
2009年08月末の政権交代選挙の熱狂はとうに冷め、民主党政権の連中の正体が見えてきた人も増えてきた。
いまのところ、マスコミは政権寄りの姿勢を崩していないが、内閣支持率は2割まで下がり、レイムダック状態である。
それにも関わらず、小沢前幹事長に対するバッシングを続けている。こんなことをしても支持率は回復しないのだが、権力維持のため、内ゲバを繰り返している。

まもなく始まる通常国会だが、参議院で問責決議された仙谷官房長官が現職に留まっているため、混乱は必定。予算を決めるどころではない。
2011年度の予算を執行するには、多くの法律を通すことが前提となりますが、そのメドがたたず、財源確保もままならない。
税収は減る一方なのに、歳出はどんどん増すばかり。民主党政権によって、財政赤字がどんどん増えていき、破綻に向かって、アクセル全開状態です。


言い訳に徹し、責任逃れをする

鳩山前総理、菅直人総理、仙谷官房長官、このほかにも民主党の幹部達の言動をみると、野党時代は「ええかっこしい」こと言い、自民党政権を攻撃していたのですが、いざ、自分が政権をとると、自分が主張してきたことをひっくり返し、自民党政権と同じことを自らもやっている。
ここで、頭をさげて、主義主張を変えた理由を説明すればいいのですが、それすらせず、他人のせいにしたり、景気のせいにしたり、しまいには前政権(自民党政権)のせいにして、言い訳に徹しています。
鳩山前総理もひどかったが、菅直人総理に至っては、言い訳すればするほど、どんどん底なし沼にはまっていく。
言い訳をする人は、あまり評価されないどころか、軽蔑されるのが世の常である。
それは、自分の悪い部分の鏡を見ているからなのかもしれない。
言い訳をするということは、失敗の原因から逃げているということなんだ。

言い訳をする人は、自分が悪くなく、悪いのは他人であるとか、自分の指示どおり動かなかったためだか、主張する。
太平洋戦争の大失敗作戦である「インパール作戦」や、逐次投入し、同じ失敗を繰り返した「ガダルカナル島攻防戦」と、なんら変わらない。

言い訳をする暇があれば、失敗した原因は何か考え、次回に失敗しないようにするためには何をすべきか、何が欠けていたのかを、なぜなぜと考え、原因追求と再発防止に力を注ぐべきであるからだ。失敗したという事実を正面から受け止め、どうしてそうなったのか、できるだけ正直に記録を残すことが大切である。後の人がそれを見て、教訓として活かし、同じ失敗をする可能性を減らすことができるからである。


言い訳する人が増えたのは教育の失敗のせいだ

なぜ、言い訳をする人が増えたのか?
これは、教育において、自己の権利を声高く主張し、共同体を維持するために欠かせない貢献とか義務といったことを軽んじたり、逃げたりするのが、要領の良い人間のすることだと、教わったからだと、私は指摘します。

つまり、戦争に負けて、父親が戦死し、母親だけで育った団塊の世代が、父や祖父に対する尊敬や伝統的価値を教えられず、受験戦争に勝利するテクニックだけを学んだ。父がいても母親が口癖のように「出世に負けた父のようになるな」なんていわれたら、父に対する尊敬どころか軽蔑心が育ってしまう。

団塊の世代の頭が狂ったおかげで、彼らが成長し、一番のクズが教師になった。
そして、そのクズに教えられた生徒たちが、団塊ジュニア以下の世代である。
そのため、学校以外の場所で、まともな教育をうけない限り、クズが再生産される。

日本は身分制社会ではないため、欧州の貴族階級にみられる社会的地位にふさわしい見識や行動を求められることが少なかった。
かつて、武士階級(士族)が似たような行動をしていたが、明治維新、西南戦争、日清戦争、日露戦争と時代を経るにつれ消滅してしまった。
彼らは最前線の一番先頭で部下たちの指揮を行っていたがゆえに、敵の砲撃の的となり、どんどん死んでいった。
後方でえらそうにふんぞり返っている士官学校出身の参謀たちは、戦争で死なずに済んだため、昇進して重職を占めていった。これが太平洋戦争前に硬直してしまった日本軍エリートたちの正体である。
彼らは姑息であり、卑怯であり、陰険であった。それがゆえに、戦後もしぶとく生き延びた。


とにかく一歩でも前に歩き出し、行動しよう

人は経験によって成長するが、何もチャレンジしなけば失敗もないかわりに成功もない。
ノートライ、ノーエラーが日本に蔓延しているから、閉塞感が満ちているのである。
誰かがなんとかしているのを待っているのなら、このまま何も変わらず、貴重な時間が無駄に捨てれらてしまうだけだ。
現状を変えたいのであれば、とにかく自分で一歩でも前に動くという行動を起こすことだ。
それによって、自分が変わり、周囲がかわり、社会が変わるのだ。


2011/01/05 橘みゆき 拝


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2011年新年のご挨拶(時局を読む力の大切さ)

2011-01-01 15:00:00 | リーダーシップ

新年明けましておめでとうございます。
今年も、本ブログ(兵隊よりも士官になろう)にアクセスしていただきたく願います。

2011年は、いままで先送りして来たさまざまなことが、もうどうにもならなくなり、いったんガラガラポン!となり、今のリーダー層がそろって表舞台から退き、新しい時代を切り拓く若いリーダーたちが台頭する兆しがみえる年となりましょう。

本ブログの読者が、そうした新世代のリーダーとなって活躍していただく際、このブログに書いていることが少しでも役に立てば、幸いです。

昨年(2010年)元旦に書いた【2010年新年のご挨拶(リーダーとマネージャの違い)】にて、リーダーとマネージャーとの違いは何か? を書きましたが、これからのリーダーが必須となる能力として、「世の中の動き(時局を読む)を予測する能力」、将来を予測する能力が、いいか、鈍いかによって、組織の運命は大きく変わります。

今年は去年に増して、激動する世の中となるでしょう。
ことが起こると警告しても、いざことが起こるまで何もしない人は多いのですが、いざことが起こってから、さあどうしようというのでは遅すぎます。
ことが起こる前に、あらかじめ対策をうっておかないと、新しい時代に対応した組織を変化させたり、メンバーに教育を施すのに必要な時間が確保できません。

船が方向を変えるにも、かじを切ればすぐに変わるのではなく、時間がかかるのです。大きな船の場合は、なおさら時間がかかります。

こういった話を、今年もしていきますので、よろしくおつきあい願います。

2011/01/01 橘みゆき 拝



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F1の最年少王者誕生

2010-11-15 05:05:05 | リーダーシップ
セバスチャン・フェテル(出展:Wikipedia)


 F1の最終第19戦・アブダビGPで優勝した セバスチャン・フェテル さんが最年少ワールドチャンピオンを獲得した。
F1の歴史にまた1つ伝説が刻まれた。

フェテルは予選でポールポジションを獲得したが、ランキングは3位。首位のアロンソと15点差があった。
フェテルが逆転するには、最終戦で優勝し、かつアロンソが5位以下でゴールしなければならなかった。
アロンソは予選3位だった。予選と同じ順位でゴールしたら、逆転できない。
逆転するには条件が厳しかった。だが、フェテルは自分のなすべきことに集中した。
アブダビGPでTOPでゴールするのがフェテルにできることである。
アロンソが何位にゴールするのかは、アロンソの実力である。

アブダビGPの結果、フェテルは1位、アロンソは7位に終わった。
その結果、フェテルが最年少ワールドチャンピオンとなったのだ。
彼は運がよかったのか? いや違う。
最後の最後まで優勝に向かって全力を尽くしたからだ。

F1に限らず、競争している人たちは、全員努力している。
その中で、ほんの少しの差と、勝利の女神が差し出す手をつかんだ者が勝利するのだ。
適当にやっているのでは、どんなに才能があっても、潜在能力があっても、結果に出すことはできない。
このことを再認識させられるニュースである。

セバスチャン・フェテル (Wikipediaより、フェテルさんの史上最年少記録一覧)

>F1での記録

* 最年少入賞:19歳349日(2007年第7戦アメリカGP)
* 最年少ラップリーダー:20歳89日(2007年第15戦日本GP)
* 最年少ポールポジション:21歳72日(2008年第14戦イタリアGP)
* 最年少表彰台:21歳73日(2008年第14戦イタリアGP)
* 最年少優勝:21歳73日(2008年第14戦イタリアGP)
* 最年少ポールトゥウィン:21歳73日(2008年第14戦イタリアGP)
* 最年少ハットトリック:21歳353日(2009年8戦イギリスGP)
* 最年少ワールドチャンピオン:23歳134日(2010年最終戦アブダビGP)


これを見た感想は、王者は1日にして誕生しないということだ。

2010/11/15 橘みゆき 拝


フェテル、「やるべきことに集中」して得た史上最年少王座 F1
2010年11月15日(月)1時41分配信 産経新聞

 トップでチェッカーフラッグを受けると、フェテルはコックピット内で拳を突き上げた。無線でチームスタッフがドイツ語で「ヘア・マイスター(ミスター・チャンピオン)」と声をかけると、涙声で「ありがとう、信じられない」と感謝の言葉を繰り返した。

 ランキングで首位のアロンソから15点差の3位と、圧倒的な不利で決着の日を迎えた。予選でポールポジションをとったとはいえ、アロンソが4位に入れば王座に手は届かない。それでも自分のできることに集中した。

 好スタートでトップを守る。直後、クラッシュでセーフティーカー(SC)先導になったが、あせることはなかった。再スタートでしっかりリードを守ると、その後もノーミスで走りきった。アロンソがピット戦略のミスで、前に入ったビタリー・ペトロフ(ロシア=ルノー)を抜けないままペースを上げられなかったことも、史上最年少王者誕生を後押しした。

 「実は終盤、状況が分かっていなかったんだ」と振り返るフェテル。チームのクリスチャン・ホーナー代表は「今季、彼は不運にも見舞われてきたが、決して目標を見失わなかった」と新王者をたたえた。

 マシンはどのチームより速かったが信頼性に欠け、トラブルで優勝を逃すこともあった。ドライバー2人を公平に争わせるというチームの方針の下、同僚のウェバーとトップを争って接触、リタイアに終わったことも。ポイントでウェバーにリードを許していたシーズン終盤には「ウェバーに王座を取らせるため、サポート役に回るべき」という“世論”もあった。

 それでも「誰が何を言っても、自分のやるべきことに集中した」とフェテル。荒かったドライビングは、シーズンが進むにつれて確実さを増すなど大きく成長。そうして、一番大事な場面で今季初めて、ランキング首位に立ってみせた。

 フェテルが子供のころからのあこがれだったミヒャエル・シューマッハー(ドイツ=メルセデス)は、「厳しいシーズンの中ですばらしいことを成し遂げた。立派なチャンピオンだ」と同郷の後輩に敬意を示した。


フェテルが逆転で史上最年少王者に アブダビGP決勝 F1
2010年11月15日(月)0時18分配信 産経新聞

F1世界選手権シリーズ今季最終第19戦・アブダビGPは14日、アラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554キロ)で24台が出走して55周の決勝を行い、セバスチャン・フェテル(ドイツ=レッドブル・ルノー)が初のドライバー王座を獲得した。フェテルは23歳と134日で、2008年にルイス・ハミルトン(英国=マクラーレン・メルセデス)が記録した23歳300日を抜いて史上最年少王者となった。

ポールポジションから出たフェテルは、序盤から後続を引き離すと、ほぼ完璧なレース運びを見せ、1時間39分36秒837(平均時速183.923キロ)で2戦連続今季5勝目、通算10勝目を挙げた。2位にハミルトン、3位にジェンソン・バトン(英国=マクラーレン・メルセデス)が続いた。

ランキング首位だったフェルナンド・アロンソ(スペイン=フェラーリ)は7位、ランク2位だったマーク・ウェバー(豪州=レッドブル・ルノー)は8位に終わった。
この結果、ドライバーズ・ポイントを256点としたフェテルが、252点のアロンソ、242点のウェバーを抜き、ランク3位から逆転で王座を獲得した。(以下、略)


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カール・セーガンの宇宙カレンダー

2010-11-08 00:42:43 | リーダーシップ

いろいろ世情が極まってきて、長期的な思考がしにくくなってきている。
その場しのぎで短期的利益を優先していたら、にっちもさっちも行かなくなってしまうのは目にみえている。
そういうときこそ、長期的に物事を考えなくてはならない。
10年、100年、・・・いや、もっと長い時間の尺度である。150億年だ!

 アメリカの天文学者 カール・セーガン(Carl Edward Sagan)博士が監修し、1980年にアメリカで放送された『コスモス (テレビ番組)』にて、ビッグバン以降の宇宙の歴史150億年を1年に置き換えた『宇宙カレンダー』が登場する。

宇宙カレンダーの1秒は、私たちの時間の500年に相当するため、最後の10秒間が人類の歴史である。
宇宙カレンダーをサッカー場の広さとした場合、人類の歴史は手のひらサイズでしかない。この狭い空間に5000年の歴史がすべて詰まっている。

宇宙の歴史と比べたら、人の一生なんて、一瞬の間だけ輝くフラッシュよりもはかない。

20世紀、人類は地球から宇宙に飛び出し、宇宙カレンダーの新たな年となった。
新しい年の最初の1秒に何を行うかは、私たちが今、ここで何をなすかにかかっているのです。
私たちは150億年における宇宙の歴史の継承者である。
ここで破滅して、150億年の歴史をすべて無に帰してはならない。

2010/11/08 橘みゆき 拝




カール・セーガン「宇宙カレンダー」短縮版 (Youtube)


『コスモス (テレビ番組)』 (Wikipediaより、宇宙カレンダーの記述部分を引用)

セーガンは「宇宙カレンダー」を用いて、宇宙の150億年の歴史を1年間に置き換え、宇宙における生命の誕生が、偶然ときわめて長い年月を経てようやく到達された奇跡の結果であること、また、その生命の存在確率が極めて低いものの、全宇宙の星の数(1000億[銀河の数]×1000億[1銀河内の恒星の数])から類推すれば、宇宙に他に生命が居ることを否定することは出来ないという彼自身の研究成果を熱意を込めて主張し、宇宙が人類にとっての開発の場ではなく、宇宙の中で生かされているというメッセージを述べた。

このメッセージ性の高さが、番組の人気を不動のものとし、現在でもその人気は衰えていない。


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映画『タッカー』の紹介

2010-11-05 01:45:00 | リーダーシップ
1988年に公開された『タッカー』(Tucker: The Man and His Dream) は、コッポラ監督、ジョージ・ルーカス総指揮で製作された映画である。
この映画は、1940年代後半に実在した自動車「タッカー・トーピード」および開発者のプレストン・トマス・タッカーの実話に基づいて描いた作品で、リーダーシップを勉強するのに、たいへん良い教材です。 

Youtube に日本語吹き替え版がアップされていましたので、ぜひごらんください。

また、Youtube で、『タッカー』をお薦めする動画がありましたので、そちらを見てから、映画を見ると、より理解が深まります。



タッカー~日常洋画劇場 (Youtube)


この動画による映画の紹介をみて、実際にみたくなるでしょう。 
こんな感じでインターネットラジオや動画をアップすれば、面白いんじゃないかな?



タッカー 日本語吹き替え版(Tucker 1 of 13) (Youtube)

2010/11/03 橘みゆき 拝


【タッカー(映画)】(Wikipediaより引用)
概要

1940年代後半に実在した自動車「タッカー・トーピード」および開発者のプレストン・トマス・タッカーの実話に基づいて描いた作品である。 

実在した自動車であるタッカー・トーペードは50台しか生産されなかった。映画公開当時は47台が現存しており、撮影にあたっては愛好会の全面協力により現存している実車が総動員されてスクリーンに登場している。

刑事裁判で詐欺事件の被告人となったタッカーが最終弁論で陪審員席に向かって、自らの信じるアメリカの自由・正義・未来を訴え「もし大企業が斬新な発想を持った個人を潰したなら、進歩の道を閉ざしたばかりか自由という理念を破壊することになる! こういう理不尽を許せば、いつか我々は世界のナンバーワンから落ち、敗戦国から工業製品を買うことになる」と演説する場面が印象的に描かれている。 
 
なお、本作品では既存メーカーのビッグ3による新興メイカーのタッカー社潰しという構図になっているが、タッカー社は安全に関する意識が先進的ではあったものの技術及び経営には現実味を欠く傾向が強いために、タッカー社の大衆車計画は当初から勝算の薄かった性格のものという指摘もあり、タッカー社が自動車を大量生産できなかった理由については諸説ある。


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チリ鉱山70日ぶりに全員救出成功

2010-10-15 03:00:00 | リーダーシップ



チリ鉱山の事故発生のニュースを聞いたとき、救出できないだろうと思っていましたが、幸いなことに70日ぶりにで33人が全員救出されました。

最後に救出された現場監督ルイス・ウルスアさんによるリーダーシップが成功したためといえます。
まず、制約された条件で、長期間すごすのにできるだけ良い環境を整えた。
ついで、3交代で11人ずつ、当直と睡眠、休養の3交代シフトを組んだ。
これにより、作業員全員が「仲間が生き残るために貢献している」と感じることができ、それが精神的な支えになった。
そして、普段から一緒に働いている仲間のため、一体感があったのも、リーダーに対する信頼を高める上で、大きな要素となった。
さらに、非常用の電話が使えたため、家族との連絡がとれたため、希望を維持することができた。

チームを成功に導く(今回の場合は、全員地上に生還する)ためには、リーダーは様々なことに配慮しなければならない。
そういう生きた事例を全世界に示したのではないだろうか。

全員生還した後、陣頭指揮をとっていたピニェラ大統領と鉱山関係者と共に、チリの国家を歌って、全国民に対して、喜びを共にした。
歌は立場を越えて、共に仲間意識を高めるツールとして便利なものである。
こうした演出は政治家が支持率を上げるには必須の要素である。

チリ鉱山事故は、対応を間違えると政権の危機につながりかねない災害であったが、災い転じて福となした。
大統領の支持率が、事故発生前から10ポイントアップし、上昇し56%を記録した。

2010/10/14 橘みゆき 拝



(引用開始)
チリ奇跡の救出「われわれはやり遂げた」最後の生還者が大統領に報告
2010年10月14日(木)11時18分配信 産経新聞

 「われわれは、やり遂げました」。最後の1人という大役を担った現場監督のルイス・ウルスアさん(54)は、わずかに表情を緩めながら、地上で出迎えたピニェラ大統領に報告した。「あなたはすばらしいリーダーだ」。感慨深げに言葉をかける大統領。わき上がる拍手と歓声の中、着手から約22時間半で、「33人のヒーロー」の救出劇は完了した。

 「われわれは、世界が待ち望んでいたことをやり遂げました」。大歓声の中、カプセルの扉を開け、地上を踏みしめたウルスアさんは、大統領に向き合い、「われわれの苦闘は無駄ではなかった。われわれには力があり、闘うことを恐れなかった」と語りかけた。

 「あなた方はもはや以前と同じではないし、わが国も以前と同じではない。われわれは変わった」。最初から最後まで救出作業をつきっきりで見守った大統領は、ウルスアさんにそう言葉をかけた後、ヘルメットを脱ぎ、チリ国歌を斉唱した。

 ウルスアさんは、5人の兄弟姉妹の長男。父親を早くに亡くし、幼い弟や妹の親代わりを務めてきた。それだけに、リーダーシップは折り紙付きだ。

 後に残った救出要員と抱き合ってあいさつを交わした後、最後の1人として救出用カプセル「フェニックス」に乗り込んだ。そのカプセルが地上に姿を現した瞬間、サイレンが鳴り響き、現場を取り囲んだ関係者から大歓声があがって、まさにお祭り騒ぎとなった。

 救出された作業員らが搬送され手当を受けている最寄りの都市コピアポや、首都サンティアゴなどでも、興奮した群衆が街頭に繰り出し、クラクションを鳴らしながら車で通りを流すなど、興奮と熱狂は国中に広がった。
(引用終了)

※こういったニュースの裏には、すごいニュースが小さく扱われる。
 こんなように。通常なら大問題となるニュースである。

(引用開始)
米政府、深海油田の開発凍結を解除 年内に再開許可も
2010年10月13日(水)11時12分配信 CNN.co.jp

ワシントン(CNN) サラザール米内務長官は12日、メキシコ湾の原油流出事故を受けて打ち出した深海油田の開発凍結措置を解除すると発表した。

米国史上最悪の環境被害を引き起こした4月の原油流出事故で、サラザール長官は5月に開発凍結を発表。これに対して米連邦地裁が同措置の撤回を命じ、上訴審でもこの判断を支持していたが、同長官は6月に第2弾の凍結措置を打ち出し、その期限切れが11月に迫っていた。

凍結措置に対して野党共和党やメキシコ湾沿岸の自治体などからは、地元の雇用悪化に追い討ちをかけるものだとして反発する声が出ていた。

今回の凍結解除は、中間選挙を3週間後に控え、上下両院で民主党の議席数減少が予想される中で決定された。しかし政治的動機について尋ねられたギブズ大統領報道官は、適切な政策の見直しが完了したことに基づく対応だと強調。「再発した場合の安全性を保証するため、重要な安全対策が盛り込まれた」と述べている。

沖合油田開発を監督する海洋エネルギー管理・規制・執行局のブロミッチ局長によれば、新規定では業界に対して事故が起きた場合の対応策を盛り込んだ開発探査計画の提出や、第三者機関による防噴装置の検査を義務付けた。

業界による完全順守までにはまだ時間がかかるかもしれないが、年内には掘削再開の許可が出る可能性もあるとしている。
(引用終了)
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決断できないリーダーは辞めてしまえ

2010-08-25 02:47:07 | リーダーシップ
砂嵐の中を歩く人々


リーダーとは、不透明な状況で、先が全く読めない状況においても、何かしらの決定を行い、その決定の結果に対して責任を持ちます。
大企業のトップとか、上級公務員達、政治家のみなさんも地位や役割に応じて、決断を行い、責任を負わないといけないのですが、責任を現場や部下に押し付け、自分は逃げてばかりいる連中が増えてしまいました。
そんな連中は、さっさと今の職を辞して、後任の若者達に引き継いでもらうのがスマートなのですが、結局は、実力行使によって奪われることとなるでしょう。

以下、2010年01月01日にUPした【2010年新年のご挨拶(リーダーとマネージャの違い)】の再掲載です。

2010年は、政治も経済も極まってきて、もうてんやわんやになってしまうのは避けられそうにありません。
私達にできることは、混乱の真っ只中からできるだけ離れ、崩壊する資本主義社会と関わらず、新しい秩序を作るために必要な「リーダー」を大量に養成することです。
まずは、教官を養成しないと、世の中が必要とする大量の「リーダー」を供給できません。


リーダーとマネージャーとの違いは何か? 同じ人がやっているではないか? という質問をよく聞きます。

マネージャーというのは、「リーダーやチームの総意で決めたことをきちんと行う人です。数字とかで評価できるところをする人です。
一方、リーダーというのは、「問題が何か? どうすればいいのか、他の策はないのか? 関係する人たちをどう納得してもらうのか?」ということを常に考える人です。

そのために人を説得したり、感動させたりと、言葉を駆使して、みんなに納得してもらうことが主な仕事です。いわば言葉や感情を駆使して、説明する人です。

小さい組織の場合、リーダーとマネージャーが同じ人が兼ねる場合が多いため、混同する方がいらっしゃいますが、リーダーとマネージャーは、役割が全く違います。こんな説明で納得いただけたでしょうか?

これからのリーダーが必要な資質として、いろいろあるのですが、コミュニケーション能力以外で必須となるのは、「時局を読む能力」、将来を予測する能力です。
組織が変わらないといけないとしても、今日明日には変わることは不可能です。時間がどうしてもかかります。組織が大きければ大きいほど時間がかかります。
「世の中の動き(時局を読む)」ことで、変化に必要な時間が確保できるのです。

2010/08/25 橘みゆき 拝


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毛沢東の孫が支那軍少将に任命

2010-08-05 23:45:00 | リーダーシップ
毛新宇
毛新宇氏の写真(出展:Record China)


 支那軍に毛沢東の孫がいるのですが、このたび少将に任命され、最年少の将軍になったそうです。現在、軍人ですが、政治の場に出てくることもあります。
こういう血筋の良い人は、政治と軍に強い北京閥と、経済に強い上海閥の権力闘争に巻き込まれないのが、長生きする秘訣です。

 平和な時期には、血筋を名門といったことで権威を保つことができますが、激動の時期には、なんといっても実力本位です。
正しいから戦争に勝てるのではなく、戦争に勝った人が「自己正当化を主張できる」のです。
ここのところを忘れた門閥貴族、日本でいうと国会議員が多くなると、今までは通用していた無理を通そうとして、反発を食らってきたのが、今までの歴史です。

祖父の七光!? 中国軍「最年少の将軍」誕生 毛元主席の孫
8月3日7時56分配信 産経新聞


 【北京=矢板明夫】中華人民共和国の建国の父である毛沢東元主席の孫で、中国軍事科学院戦争理論・戦略研究部の副部長を務めている毛新宇氏(40)が最近、中国軍の少将に任命され、最年少の将軍となった。中国各紙が伝えた。

 新宇氏は、毛元主席の次男である毛岸青氏(1923~2007年)と、作家で撮影家協会主席を務めた邵華氏(1938~2008年)との間に生まれた長男で、1992年に人民大学歴史学部を卒業。中央党学校などを経て軍隊に入り、2003年に軍事科学院で博士号を取得した。博士論文のテーマは「毛沢東の戦略思想研究」だった。

 新宇氏の少将昇進について正式発表はないが、複数の中国メディアが7月末、少将の肩章のある軍服を着て地方を視察する新宇氏の写真を撮影しており、少将に昇進したことが確認された。中国軍では少将昇進は45歳以後が一般的。新宇氏の異例の出世についてインターネット上で「祖父の七光」と批判する声もある。(以下、略)


2010/08/05 橘みゆき 拝



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宮崎牛の種牛が壊滅状態

2010-05-17 06:00:00 | リーダーシップ
宮崎県の牛が口蹄疫(こうていえき)による伝染病拡大が止められず、とうとう宮崎牛の要(かなめ)となる種牛を育てている家畜改良事業団に影響が及んだ。
ここでは、種牛の育成を集中的に行っているのですが、これが全部殺処分とあいなりました。
直前に移動させた6頭が無事だとしても、次の種牛を育てるまで7年もかかるし、おそらくダメだろう。(潜伏期があるからね)

伝染病のように放置していても解決せず、どんどん悪くなる事態が発生した場合、事実を隠蔽したのでは、今回のような結果を生じますから、一刻も早く適切な対策をうつために事実をありのまま報告し、リーダーは最悪の事態を想定した行動が求められます。

赤松農水大臣が悪いのか、東国原知事が悪いのか、家畜改良事業団が悪いのか。。。
それはさておき、宮崎県の牛がどんどん殺処分となり、全滅という事態がみえてきた。
かつて、似たようなことがあったなあ。 霞ヶ浦の鯉が鯉ヘルペスで全滅した事件だ。
鯉の場合は、別の湖から移動してくればよかったが、今回のは九州全体に広がりそうだ。

へたに人間に感染しない病気であるから、軽視したのがアダになったというところか。


「避難の種牛6頭クロなら…」宮崎畜産の危機
5月16日22時5分配信 読売新聞
 宮崎県で発生している家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題は、宮崎牛のブランドを支える種牛49頭の殺処分にまで発展した。残る種牛は直前に避難させた6頭のみ。

 JA宮崎中央会の羽田正治会長は16日の記者会見で「もし、(残る)6頭がクロであれば、宮崎の畜産は終わり。種牛を育てるのは7、8年はかかる」と沈痛な表情で話した。

 県の発表によると、発生例(疑い例も含む)は同日現在で、1市3町の計111農場に拡大し、殺処分される家畜は計8万5723頭になった。殺処分される種牛49頭は、県家畜改良事業団で次世代のブランドを担う若い牛が中心。

 口蹄疫は発生すると、家畜伝染病予防法に基づき、発生地周辺は家畜の移動が原則禁止される。しかし、最優秀の6頭は宮崎牛の生産に欠かせないため、県の要請を受けた国が特例で移動を認め、13日に同事業団から約20キロ離れた西都市へ避難した。

 同事業団で感染した疑いの牛が見つかったのは14日。6頭は、移動前の遺伝子検査で感染していないと判定されたが、ウイルスは潜伏期間があり、感染している可能性もあるという。このため県は15日から1週間にわたって遺伝子検査を行い、その後も経過観察する。

 宮崎牛は全国トップクラスの肉質とされ、ブランド価値を維持するため、種牛の精液は県内だけで流通させている。宮崎県は鹿児島、北海道と並ぶ全国屈指の和牛子牛の供給基地でもあり、年間約8万頭の子牛が出荷され、うち約半数は県外で松阪牛や佐賀牛などとして肥育される。現在、人工授精用の凍結精液は15万3000本あり、県は約1年分の人工授精は賄えるとみている。


この事件は、できれば公表したくなかったけど、どうにもできなくなって万歳してしまったという実に日本的な結末になった事例といえます。

2009/05/17 橘みゆき 拝


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2人の方が1人よりも成功する

2010-04-26 03:48:43 | リーダーシップ
1人1人には得意分野や苦手分野があります。
調子がいいときや悪いときもあるでしょう。
1人1人が連携せず、好き勝手に行動すれば、お互いの行動を邪魔したり、足を引っ張ったりすることもあります。

2人が力を合わせて連携することにより、効果的に行動することができたり、相手の苦手な分野をカバーできます。
相乗効果によって、潜在能力を引き出し、1+1以上の効果を得ることが可能です。
この場合、2人で連携することによって、成功する可能性が大きくなります。

逆に2人が対立していると、プラスマイナスゼロということも起こりえます。
そういう場合は、チームを組む相手を変更する必要があります。

2人で協力するというと、身近なところでは、「結婚」して、夫婦になるところです。
「キリスト教式結婚式」において、司会が新郎新婦に「誓いの言葉」のところで、こんなことを言っています。

「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
(出展:Wikipedia [結婚式]より 誓いの言葉)

調子のいい時だけお友達というわけにはいかないのが、夫婦という運命共同体です。
離婚により解消することは可能ですが、コストと労力がけっこうかかります。

要するに、結婚のメリットについて、ネットで調べるといろいろ熱く語っている方が多いですが、リーダーシップ理論的に説明するとこうなります。
「2人で助け合ったり、頑張ったりするから、単独でやるよりも、成功する可能性が増える」
これは、結婚のメリットだ、デメリットだ、という議論には出てこないのです。
こういう大事なことを学校で教えないのは、なんでですかねー??

この文章を読んだ賢明なる読者は、すでに気がついているだろうが、
心から信頼できるパートナーであれば、性別は不問なのです。
ビジネスなどでは、2人で会社を立ち上げて成功した事例は数多くあります。

2009/04/26 橘みゆき 拝


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ポーランド大統領機の事故でリーダー大量死

2010-04-11 21:48:55 | リーダーシップ
ポーランド大統領が乗った飛行機が墜落し、大統領夫妻をはじめ、外務次官、中央銀行総裁、参謀総長をはじめ要人や、野党の大統領候補など、ポーランドのリーダーが同時に亡くなりました。

ポーランドの外交使節が全滅という状況を日本に置き換えると、先日、支那に行った小沢朝貢使節団の乗った飛行機が事故で全員死んだというような状況になって、主要メンバー全滅となり、本国にいるメンバーで壮絶な権力闘争が行われます。
それゆえに、総理が外国にいくときは、副総理や官房長官に総理代行を命じてから行き、権力の空白が起こらないようにします。

ちなみに、日本の場合は、政府専用機が外国に総理大臣を乗せて飛ぶ際、2機同時に運用して、どっちに総理大臣が乗っているかわからないようにしているそうです。
随行員も分けて、コストは2倍かかりますが、全滅しないようにしています。


衝撃、「カチンの森事件」追悼式典途上の悲劇
4月10日21時25分配信 読売新聞 

【ベルリン=三好範英】
 ロシア・スモレンスク空港近くで10日起きた飛行機墜落事故によりレフ・カチンスキ大統領を始め、政財界や軍の要人を多数失ったポーランド国民は、大きな衝撃を受けている。

 2005年の就任以来、ポーランド愛国主義を前面に押し出す政策を進めてきた大統領は、その象徴として参加を熱望していた「カチンの森事件」追悼式典に向かう途上で悲劇にあった。

 スモレンスク郊外では、7日にプーチン露首相、トゥスク・ポーランド首相が出席して同事件70年の追悼式典が行われた。当初カチンスキ大統領も出席を希望していたが、プーチン首相がトゥスク首相を招待したため、ポーランド大統領主催として別個の式典を行うことになった経緯がある。

 専用機に乗り合わせたクレメル外務次官、スクシペク中央銀行総裁などは、いずれもポーランドの中枢にいる人材だった。また、同事件追悼式典という性格上、軍幹部も多数参加しており、ゴンゴル参謀総長を始め、3軍の司令官全員が犠牲となった。

 10日、トゥスク首相は「第2次大戦後のポーランドにとって最も悲劇的な出来ごと」と述べるとともに、緊急閣議を招集、対応を協議した。憲法の規定で大統領代行にはコモロフスキ下院議長が就き、14日以内に大統領選の選挙日を決定する。次回大統領選実施予定は今年10月だが、6月には実施されるとみられる。

 カチンスキ大統領は1970年代から反体制運動に加わり、法律専門家として双子の兄のヤロスワフ・カチンスキ氏とともに自主管理労組「連帯」に参加。脱共産体制後は、2002年からワルシャワ市長を務め、05年の大統領選挙で当選。06年には保守政党「法と正義」党首のヤロスワフ氏が首相に就任し、双子の政権として話題となった。

 兄弟ともポーランドの愛国主義的な側面を代表する政治家で、「法と正義」を母体に、国内的には共産党政権時代、政府関係者や報道関係者が秘密警察に協力していたかどうかを審査する「非共産化法」を施行。外交的には欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取り、新基本条約(リスボン条約)発効に加盟国の中で特に強く抵抗した。

 08年のグルジア紛争では、バルト3国の指導者などとともにトビリシを訪れロシアを強くけん制する行動を取った。また、対ドイツ関係も歴史認識問題を中心に異議を唱えることがしばしばで関係は悪化した。

 すでに3月、「法と正義」はカチンスキ氏の大統領選出馬支持を決定。一方、現トゥスク政権の与党である「市民プラットフォーム」も3月、コモロフスキ下院議長を大統領候補に決定している。世論調査の支持率は「プラットフォーム」が「法と正義」を上回っている。今回、事実上の候補を失った「法と正義」は厳しい選挙戦を強いられるとみられる。


明治維新の後、西南戦争が発生して、主な一流のメンバーがそこで死にました。
生き残ったメンバーは二流とは言わないまでも、彼らを抜擢して明治政府を運営せざるをえなくなり、日清戦争までのリーダー達は、20代、30代の若手が担いました。
時代が変わる局面では、上にいる人がいなくなり、まだ上に立つには経験不足であっても、リーダーになるしかない場合が多々出てきます。
ですが、その場合でも、致命的にならない程度の失敗をしながら、経験を積み、数年でリーダーに成長します。

2009/04/11 橘みゆき 拝


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富士通の元会長辞任せず

2010-03-30 00:10:20 | リーダーシップ
富士通の社長辞任(解任)を巡って、権力闘争が繰り広げられ、外部に漏れるという状態ですが、秋草元会長が長期にわたって居座って、パワーを周囲に撒き散らしていたのも、ひとまず静かにしようというようだ。

「富士通の業績が悪いのは、社員がまじめに働かないからだ」という暴言をした御仁ですから、自分が一番悪いのを自覚できないのでしょう。
そういうリーダーはさっさと引きずりおろさないと会社がどんどん傾いていくのですが、残念なことに、下記の記事をみると、取締役を辞任するといっても、相談役として、まだまだ居座るようだ。

しばらくほとぼりが覚めた後、再び同じようにでしゃばってくるため、富士通は、ますます厳しい状況が続くといってよいだろう。

内部で権力闘争している場合じゃないだろうに、社内でひとつにまとまらないと、どんどん業績が悪化するというのに、権力闘争が好きな人はやめられないのは、よくあることだ。
そういう組織は持続できずに、周囲に迷惑を撒き散らしながら、滅んでいきます。

混乱続く富士通、秋草相談役が取締役を退任
3月24日13時35分配信 読売新聞

 富士通は24日、秋草直之取締役相談役(71)が6月に取締役を退く人事を発表した。
 相談役にはとどまる。

 4月1日付で山本正已副社長(56)が社長に就任し、新体制がスタートすることから退任を決めたようだ。
 秋草氏は1988年に取締役に就任。社長、会長を歴任し、2008年に相談役に退いてからも取締役として影響力を保持していた。
 富士通では、09年9月に社長の野副州旦(のぞえくにあき)氏(62)が突然、病気を理由に辞任したが、今年2月、会社側に社長辞任の取り消しと名誉回復を求めるなど、経営の混乱が続いていた。


2009/03/30 橘みゆき 拝


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