兵隊よりも士官になろう

私はリーダーは天性のものではなく、教育によって量産が可能であると考えています。

はしごを外された小沢氏

2010-08-27 01:02:03 | 世の中の動き
ひこにゃん戦場に立つ


【ディケイド】27「BLACK×BLACK RX」 (無理なもんは無理Ver0.2 2009/08/02) より引用

「たとえ勝ち目がなくても戦わなければならない時がある。
 この男はそうやって戦い続けてきた。
 大切なものを取り戻すために!
 …たしかに一人では無理かもしれない。
 だからこそ!助け合い、一緒に支える相手が必要なんだ!
 世間ではそれを……仲間、というらしい。」


(引用終了)

いい言葉である。
だが、その仲間に裏切られ、ドンキホーテ(ラ・マンチャの男)のように、はしごを外されてしまった男は、どうやっても勝つことができない。
戦う前に勝負が決まっているのに、なぜ彼は戦うのだろうか?
それは、彼にとってのプライドなのである。

8月26日、、小沢前幹事長が来月行なわれる民主党党首選挙に出馬を決めた。
小沢前幹事長は選挙に勝てるのだろうか? いや、無理である。
この選挙は、彼にとっての致命傷となるだろう。

本人は出馬したくなかったが、側近の山岡賢次副代表による出馬要請や、鳩山前総理大臣との会合によって、退路を断たれてしまい、やむなく出馬となった。
本来、小沢前幹事長は、鳩山政権当時のように、選挙に専念したほうがよい人物である。
表に出ないほうが、彼は動きやすいし、権力を行使できるだろう。

冷静に考えてみよう。菅総理大臣は解散権を握っているので、参議院議員選挙でぼろ負けした仲間をまのあたりにした衆議院議員の1年生議員(多くは小沢チルドレン)は、このまま3年間、安泰でいてほしい。小沢総理になって、国会運営が行き詰まって解散にでも追い込まれれば再選も危ういとなると、小沢支持はしにくい。

小沢前幹事長を支持する基盤は何かというと、イギリス、支那、南北朝鮮といったところだが、イギリスは政府も王室も破産寸前であり、日本と組むよりもドイツ(EU)と組みたい連中が優勢になっている。日本の窓口である小沢前幹事長を支持する連中は劣勢にたっている。南北朝鮮は小沢支持を継続しているものの、支那は菅直人の方が自国の利益を代弁するとみなしている。支那は小沢氏をそそのかしてハシゴを外すことくらい、なんとも思っていない。

小沢氏を党首選挙に引きずりだした鳩山前総理大臣は、息子の本の出版パーティーに参加するとして、さっさとモスクワに逃げ出した。政争に巻き込まれないために。

8月26日午前中に行なわれた出馬表明をしたときの発言をみると、鳩山前総理大臣の発言、「小沢氏が国のために命かける決断をした」という部分がポイントである。
これを海外に通用する言葉に翻訳すると、「小沢を政治的に抹殺することに成功した」である。


これは、鹿児島に引きこもっていた西郷隆盛が身内にそそのかされて西南戦争を起こした歴史の流れに似ている。

時代を先に進ませるため、前時代のエージェントを処分するイギリスが繰り返しやっているスパイの処理方法に似ているのは、偶然だぞ!(w

「小沢氏が国のために命かける決断」…鳩山氏
8月26日10時29分配信 読売新聞

 民主党の小沢一郎前幹事長と鳩山前首相の会談後の両氏の記者団への発言要旨は次の通り。

 【小沢氏】鳩山前首相と話をしてきた。「代表選出馬の決断をするならば、私としては全面的に協力し、支援していきたい」という話をいただいたので、ただ今鳩山氏の前で、不肖の身であるが、代表選に出馬する決意をした。

 【鳩山氏】(小沢氏に)昨日の菅首相との会談の模様を尋ねられ、概要を申し上げた。「民由合併の時からの同志としての(鳩山氏の)協力が得られるならば出馬をしたい」という意向を述べられた。私の一存で、小沢先生に民主党に入っていただいた。その経緯からして応援することが大義だと思っている。

 (菅首相支持を表明したのは)政権として行動している首相に対して、民主党の一議員として応援するのは当然だという意味で申し上げてきた。(小沢氏の「政治とカネ」の問題は)小沢氏がそれを背負いながら、しかしそれでも、この国のために、行動しなければならない。それを超えて、自分自身の問題がありながら、しかし国のために命をかけたいと決断したということだろう。


鳩山前首相がモスクワへ 長男の出版パーティー出席のため
8月26日12時49分配信 産経新聞
 鳩山由紀夫前首相は26日午前、成田空港を出発し、モスクワに向かった。モスクワ大学で交通問題を研究している長男の紀一郎氏の書籍の出版パーティーなどに出席するため。29日朝に帰国する予定だ。


鳩山前総理大臣、トリックスターとしての役割を誰から依頼されたかは不明であるが、ぞんぶんに民主党をかき回しているので、予想どおり、政争の嵐の間は、モスクワに逃げるのは、偶然だぞ(w っていう行動である。

リーダーという立場になったら、時局を読むというのは必須となるので、こういう政局とか歴史から教訓を学ばないと、いざ決断しなければならないとき、何もできなくなります。
こういう事例を通して、自分だったらどうするという立場で、考えてください。

2010/08/27 橘みゆき 拝


《人気ブログランキングに投票》

水素文明を産み出す士官学校ML
内容は、私が管理している2つのブログ「水素文明への転換」と「兵隊よりも士官になろう」に関連した話題が中心です。