12月25日、NHK-BSハイビジョンにて、坂本龍一が音楽を手がけたことで有名な、映画「ラストエンペラー」の完全版が放送されました。
同じ日、地上波の日本テレビではラストサムライを放送していました。
日本が日清戦争、日露戦争に勝利し、なんとか欧米諸国の帝国主義のえじきから逃れたころ、支那はボロボロだった。
眠れる獅子といって恐れられていたが、阿片戦争で香港、マカオをイギリス帝国に奪われ、上海を中心に外人居留地を作られ、支那大陸自体もケーキみたいに欧米諸国に分割されていた。
西大后が自分の庭園を作るために海軍の予算を減らすなど、国をめちゃくちゃにして亡くなり、その後を継いだラストエンペラーは、袁世凱に国を滅ぼされ、紫禁城に軟禁されていた。国中いたるところに、阿片窟ができ、人間は廃人となりはてた。
日本はソ連の極東進出を恐れていた。満州国を作って、緩衝地域にする一方、多くの国民を食わせるために、満州の地へ開拓団を次々に送った。
昭和初期の日本は、東北地方で不作が続いて娘を売ったり、経済的に苦しい時期であった。農家の次男三男などは、軍人になるか、満州などの開拓団に参加して、国外に活路を見出すしかなかった。
また、大陸に行ったものの中には、日本では活躍できないから、自由で才覚に応じて何でもできる大陸で一旗あげようとする野心家も大勢いた。そういう連中は、商社や満鉄、新聞社などに入った。そんな様々な欲望のうごめく連中を束ねていくには、利権が必要であった。その名残が麻薬や覚せい剤などの利権である。
歴史のページをめくっていると、滅びる国には、あるパターンがあるようだ。
統一政府が内部から腐っていくのに応じて、地方の軍閥が台頭してきて、好き勝手に行動するのを抑えられなくなる。
外国と手を結んだ連中により、さらに腐敗が進む。
ここでなんとかしようと手をうった名君が暗殺されると、あとは官僚たちがやりたい放題となり、加速度がつく。
国全体が疲弊して、税収もままならなくなり、一方で暴動が頻発するため、カネのばら撒きで対応するため歳出は限りなく増える。
清朝末期の支那の様子は、未来の日本の姿かもしれないが、幸いなことに日本には皇帝がおらず、独裁者もいない。
国難を前に、何も決めることができず、どうしようと話合うのが関の山だ。
自分でなんとかしようと動くと、足をひっぱるだけだから、うっとうしい。
誰かがなんとかしてくれるだろう。(だから自分は何もしなくてもいいんだ)という連中が死に絶えるのをまてば、少しは状況もよくなるだろう。
すでに冬のボーナスが出なかったり、給料が減ったりして、年末年始をすごす金に事欠いているだろう。だが、春になれば状況がよくなるのか? もっと悪くなっていないか?
なら、何らかの理由で今動けないなら、将来動けるはずがないではないか。
そんな当たり前のことを言っても、目の前のことで精一杯という連中が多数を占めるようになり、どんどん悪化させていくのを黙って見過ごして、手遅れという事態になったとき、彼らはこう言うのだ。「もっと時間があれば、なんとかなったのに!」と。
時代の流れに残された人たちは、歴史から消え去る運命にあります。
老兵は消え去るのみといって、素直に表舞台から降りる連中は少なく、大部分は必死に抵抗します。
抵抗してもダメだと解ると、死なばもろともといって、共倒れをしてきます。
悪党の最後っていうのは、古今東西似たようなものです。
滅びゆく連中と一緒にいても仕方ないですよ。
生き延びたければ、別の道をあゆむことをしないといけない。
まもなく2009年が終わろうとしています。
最後の3日、東京ビッグサイトにて、コミックマーケットが開催されます。
わたしのサークル『橘研究所』のスペースは、12月30日(水) 東3ホール [オ]-10b です。
新刊:「ソフトウェアにおける革命(通常版)」A5版140p 1,000円(100部)
新刊:「ソフトウェアにおける革命(完全版)」A4版 70p 1,000円 (20部)
(自宅のプリンタで印刷したため図やイラストがカラーです)
既刊:「教育における革命」 B5版 300p 10,000円
(『水素革命近未来! ー 教育における革命』高橋誠一郎(著)の完全版)
商業誌の何倍も濃い、「教育における革命」。こっちが完全版だ。
【意見交換会(忘年会/新年会)のお知らせ】
御蔵、秋月の参加者、読者の皆様との親睦を深めるため、イベント
の夕方に、新年会と忘年会を開催します。
世界の出来事や未来の展望について語り合いましょう。
コミケ後(12月30日) 場所:東京駅付近のお店
時間:16時30分から19時まで、 予算:5000円。
※混雑回避のため、東京ビッグサイトから早めに移動します
イベント終了後、宴会会場へ移動しますが、イベントに出られない
方で、忘年会、新年会だけの参加の方もどうぞお越し下さい。
12/30コミケ後の集合場所は 東京駅「動輪の広場」、16:30集合です。
目印は『水素革命近未来!』、『ソフトウェアにおける革命』、
『教育における革命』をもっている集団です。
なお、予約の人数を確定しなければいけませんので、ご参加いただ
ける方は、幹事(jyoudou@gmail.com)あてにメールをしていただくか、
下記のブログの記事へのコメントにて参加表明をお願いします。
忘年会(東京12/30)、新年会(大阪1/10)のお知らせ - 流水成道
http://jyoudou.net/blog/2009/11/1230110.html
ComicCity大阪の後(2010年01月10日) 場所:大阪駅付近のお店
時間:16時30分から18時30分まで 予算:4000円。
こちらもぜしご参加願います。
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同じ日、地上波の日本テレビではラストサムライを放送していました。
日本が日清戦争、日露戦争に勝利し、なんとか欧米諸国の帝国主義のえじきから逃れたころ、支那はボロボロだった。
眠れる獅子といって恐れられていたが、阿片戦争で香港、マカオをイギリス帝国に奪われ、上海を中心に外人居留地を作られ、支那大陸自体もケーキみたいに欧米諸国に分割されていた。
西大后が自分の庭園を作るために海軍の予算を減らすなど、国をめちゃくちゃにして亡くなり、その後を継いだラストエンペラーは、袁世凱に国を滅ぼされ、紫禁城に軟禁されていた。国中いたるところに、阿片窟ができ、人間は廃人となりはてた。
日本はソ連の極東進出を恐れていた。満州国を作って、緩衝地域にする一方、多くの国民を食わせるために、満州の地へ開拓団を次々に送った。
昭和初期の日本は、東北地方で不作が続いて娘を売ったり、経済的に苦しい時期であった。農家の次男三男などは、軍人になるか、満州などの開拓団に参加して、国外に活路を見出すしかなかった。
また、大陸に行ったものの中には、日本では活躍できないから、自由で才覚に応じて何でもできる大陸で一旗あげようとする野心家も大勢いた。そういう連中は、商社や満鉄、新聞社などに入った。そんな様々な欲望のうごめく連中を束ねていくには、利権が必要であった。その名残が麻薬や覚せい剤などの利権である。
歴史のページをめくっていると、滅びる国には、あるパターンがあるようだ。
統一政府が内部から腐っていくのに応じて、地方の軍閥が台頭してきて、好き勝手に行動するのを抑えられなくなる。
外国と手を結んだ連中により、さらに腐敗が進む。
ここでなんとかしようと手をうった名君が暗殺されると、あとは官僚たちがやりたい放題となり、加速度がつく。
国全体が疲弊して、税収もままならなくなり、一方で暴動が頻発するため、カネのばら撒きで対応するため歳出は限りなく増える。
清朝末期の支那の様子は、未来の日本の姿かもしれないが、幸いなことに日本には皇帝がおらず、独裁者もいない。
国難を前に、何も決めることができず、どうしようと話合うのが関の山だ。
自分でなんとかしようと動くと、足をひっぱるだけだから、うっとうしい。
誰かがなんとかしてくれるだろう。(だから自分は何もしなくてもいいんだ)という連中が死に絶えるのをまてば、少しは状況もよくなるだろう。
すでに冬のボーナスが出なかったり、給料が減ったりして、年末年始をすごす金に事欠いているだろう。だが、春になれば状況がよくなるのか? もっと悪くなっていないか?
なら、何らかの理由で今動けないなら、将来動けるはずがないではないか。
そんな当たり前のことを言っても、目の前のことで精一杯という連中が多数を占めるようになり、どんどん悪化させていくのを黙って見過ごして、手遅れという事態になったとき、彼らはこう言うのだ。「もっと時間があれば、なんとかなったのに!」と。
時代の流れに残された人たちは、歴史から消え去る運命にあります。
老兵は消え去るのみといって、素直に表舞台から降りる連中は少なく、大部分は必死に抵抗します。
抵抗してもダメだと解ると、死なばもろともといって、共倒れをしてきます。
悪党の最後っていうのは、古今東西似たようなものです。
滅びゆく連中と一緒にいても仕方ないですよ。
生き延びたければ、別の道をあゆむことをしないといけない。
まもなく2009年が終わろうとしています。
最後の3日、東京ビッグサイトにて、コミックマーケットが開催されます。
わたしのサークル『橘研究所』のスペースは、12月30日(水) 東3ホール [オ]-10b です。
新刊:「ソフトウェアにおける革命(通常版)」A5版140p 1,000円(100部)
新刊:「ソフトウェアにおける革命(完全版)」A4版 70p 1,000円 (20部)
(自宅のプリンタで印刷したため図やイラストがカラーです)
既刊:「教育における革命」 B5版 300p 10,000円
(『水素革命近未来! ー 教育における革命』高橋誠一郎(著)の完全版)
商業誌の何倍も濃い、「教育における革命」。こっちが完全版だ。
【意見交換会(忘年会/新年会)のお知らせ】
御蔵、秋月の参加者、読者の皆様との親睦を深めるため、イベント
の夕方に、新年会と忘年会を開催します。
世界の出来事や未来の展望について語り合いましょう。
コミケ後(12月30日) 場所:東京駅付近のお店
時間:16時30分から19時まで、 予算:5000円。
※混雑回避のため、東京ビッグサイトから早めに移動します
イベント終了後、宴会会場へ移動しますが、イベントに出られない
方で、忘年会、新年会だけの参加の方もどうぞお越し下さい。
12/30コミケ後の集合場所は 東京駅「動輪の広場」、16:30集合です。
目印は『水素革命近未来!』、『ソフトウェアにおける革命』、
『教育における革命』をもっている集団です。
なお、予約の人数を確定しなければいけませんので、ご参加いただ
ける方は、幹事(jyoudou@gmail.com)あてにメールをしていただくか、
下記のブログの記事へのコメントにて参加表明をお願いします。
忘年会(東京12/30)、新年会(大阪1/10)のお知らせ - 流水成道
http://jyoudou.net/blog/2009/11/1230110.html
ComicCity大阪の後(2010年01月10日) 場所:大阪駅付近のお店
時間:16時30分から18時30分まで 予算:4000円。
こちらもぜしご参加願います。
2009/12/26 橘みゆき 拝
水素文明を産み出す士官学校ML
内容は、私が管理している2つのブログ「水素文明への転換」と「兵隊よりも士官になろう」に関連した話題が中心です。