兵隊よりも士官になろう

私はリーダーは天性のものではなく、教育によって量産が可能であると考えています。

橘研究所近未来予測レポート(1)忘年会2012での講演より

2013-01-03 22:22:22 | 世の中の動き


2013年、リーダーシップを扱う本ブログの最初のメニューは、昨年末に開催された「忘年会2012」で講演した「2020年までの近未来予測」の内容を2回に分けて公開いたします。今回は前半部分です。

<<ここから>>

【忘年会2012】
 日時:2013年12月30日(日) 17:00~20:00
 場所:東京駅八重洲口徒歩5分の居酒屋
 参加者:私を入れて8名

第三講演「2020年までの近未来予測について」
講演者:橘みゆき


はじめに

 みなさま、こんばんは。2013年もあと残すところ30時間を切りました。
今年一年、どんな年でしたでしょうか?
1月8日、京都の石清水八幡宮で新年会を開催してから1年経過しました。
秋月でいろんなイベントを企画し、皆様に参加していただきました。
この場を借りて感謝の意を表したいと思います。

 では、本題の講演を始めたいと思います。この講演では3つのことをお話ししたいと思います。

  1番目は、2020年には日本の財政が破綻しているだろうということ。
  2番目は、どうして日本がなくなるのか?
  最後の3番目は、自分や家族が生き残るにはどうしたら良いのか?


1.2020年(平成32年)の日本はまだ存在するか?

 さて、私の講演のテーマは「日本の破綻は2020年?」です。
みなさん、今の日本(戦後の日本)が2020年まで存在すると思いますでしょうか?
存在しないと思いますでしょうか?
はい、大半の方が存在しないと思っていらっしゃるようですね。

 日本の財政が破綻する理由は、いくつもありますが、簡単にいうと借金が膨れ上がって日本国債を誰も買わなくなるからです。
ただものごとには順番があって、まず新興国(アルゼンチンやギリシャ)が破綻し、ついで欧州やアメリカ、そして最後に日本が世界中の借金を全部押し付けられる形となって破綻するでしょう。

 ではなぜ2020年かという時期的な問題については、3つの要因があります。

  1番目は、高度成長期に作った道路、トンネル、橋、上下水道、電力、通信などの
   インフラが老朽化し、交換時期に入るため、莫大な費用がインフラ維持のために
   かかるためです。

  2番目は、高齢化が進み、福祉や医療、年金といった費用がかさみ、健康保険や
   年金の維持ができなくなるということです。福祉に天井はありません。
   福祉を強化したのは、あの田中角栄でした。それ以来のばら撒きのツケです。

  3番目は、2011年3月東日本大震災から約10年経過しているので、そろそろ
   次の大きな地震が発生し、第二の原発事故も一緒に発生し、災害対策に莫大な
   費用がかかると予想されるからです。
   1000年前、東北地方で大地震が発生してから10年後に首都圏直下で大地震
   が発生し、さらに10年後に東海東南海南海地震が発生しています。

 以上により、北斗の拳でいう「お前はもう死んでいる」。そんな状態です。


2.2020年までの歩み (2016年12月~2020年12月まで)

 2020年までの歩みですが通常は現在から順番に未来へと話を進めていくのですが、今回は2020年の状況を話した後、順番に現在に遡る帰納法で説明します。

 2012年12月に衆議院議員の総選挙が行われました。投票率があまり高くならず、第三極といわれた党(日本維新の会、日本未来の党など)が伸びず、自民党が大勝ちして政権を民主党から取り戻しました。

その自民党は、民主党のようになりたくないので、何かと理由をつけ、首相の首を差出すなどして、任期満了の2016年12月まで衆議院議員の選挙は行われないでしょう。

 2012年のときは準備不足だった維新も準備万全だし、4年間も自民党政権を続けていれば、さすがにボロも出るし失策も出るので、維新が大幅に議席を増やし、橋本や石原が総理になっていると予測します。反原発党(旧未来)の山本太郎は当選できるでしょう。

これで何が起こると思います?

そのとおり、尖閣諸島を巡って支那と戦争しちゃうことになるのです。
歴史の類似性でいうと、石原が石原莞爾、山本太郎が山本五十六といったあたりか?


3.2016年までの歩み (2012年12月~2016年12月まで)

 2012年の大納会は、円安が86円台まで進んだため、年初来高の10398円でひけました。
民主党政権が倒れ、自民党政権による経済対策を期待しての上げですが、これがこのままいくかと言うと、残念ながらそれは無理です。
来年からは増税のラッシュだし、円安になるということは燃料調達費がアップすることを意味するので電気代も大幅にアップするでしょう。
日本の製造業は円高になっても円安になっても苦しいという姿をさらすだろう。

 2013年
  太陽フレアによる電磁波障害でコンピュータが壊れたり、地域停電が長期化したり
  と不安定な世の中になるため、いまのうちに自家発電装置を用意しておくとよい
  だろう。

 2014年
  円安がさらに進行して、日本の有力企業は叩き売られるだろう。

 2015年
  中東と尖閣諸島で戦争が予定されている。
  放射能被害がこの頃頻発するだろう。これも日本を不安定化する要因です。

次の衆議院議員の総選挙が満期を迎える2016年12月までないため、総理大臣の解散権は封じられた状態です。
先日当選した衆議院議員の人たちが、激動する2012年から2016年の世界情勢に対応して、柔軟に行動できるわけがありませんから、日本はますます世界から孤立して、独自にいって、世界各国から失笑を買うでしょう。

 一方、世界は日本以上に危機的状況ですが、政治家の能力が桁違いに優れているので、問題先送りだと判っていても現状維持を行っています。
3年前のリーマンショックで原理主義的な市場経済型資本主義は事実上崩壊しました。
いま残っているように見えるのは、各国政府が負債を肩代わりしただけで無くなったわけではないので、くすぶっていて次の機会を待っている状態です。
日本は厳しいが世界はもっと厳しいというのが実態です。

(後半に続く)

2013/01/03 橘みゆき 拝



【参考コラム】
2011年新年のご挨拶(時局を読む力の大切さ) (2011/01/01のコラム)

※追伸

 ブログを持っている方は、どんどん自分の思っていることを書き、アップしよう!
 1人1人の力は小さくても、何人もの力が集まれば、相乗効果により、大きな力となります。
 日記をつけるみたいに、肩の力を抜いて、継続的にコラムをアップすることで、習慣化すれば、意外と楽ですよ。

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