人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

鎌倉を知る --鶴岡八幡宮の鳥居?ーー

2020-10-05 10:10:00 | 日記

10月4日。鶴岡八幡宮の崇敬者大祭に出席した帰りに鎌倉山である石柱に目が止まりました。この石柱は鶴岡八幡宮ゆかりの鳥居だとは聞いていましたが、これまでは樹々の中に隠れ、詳しくは見る事が出来ませんでした。

これは鶴岡八幡宮の御神徳かも?!たまたま石柱に書かれた文字がはっきりと見えました。見えた文字は次の通り。
  寛文八年
  御再興
  鶴岡八幡宮
調べてみますと、『鶴岡八幡宮寺』(貫達人著 有隣新書)の文中に、寛文八年(1668)、四代将軍家綱が修復、同年八月十五日、上下宮正遷宮が行われた。奉行、松平隆綱。三鳥居は前に述べた犬島の花崗岩でつくられた。浜の大鳥居の銘もこの日付になっている。とありました。
 
なんと浜の大鳥居と兄弟の一本で大変貴重なものかもしれません。だとすれば大事にしたいですね。
 
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鶴岡八幡宮の崇敬者大祭

2020-10-05 08:13:00 | 日記

10月4日。鶴岡八幡宮で開催された令和2年度の崇敬者大祭に出席しました。新型コロナの感染防止対策から今年の開催が危ぶまれましたが、無事に開催されて安心しました。今年は寺社の催し物がことごとく中止されています。その中で規模が縮小されたとはいえ、感染防止策がとられたうえで開催していただいた鶴岡八幡宮の英断に感謝です。この崇敬者大祭は観光行事ではなく、崇敬者にとっては初詣とともに一年で数少ない大事な祭礼です。毎年欠かさず参加している者としては、1回でも欠礼すると、その1年なんとも気持ちが落ち着かないものです。これは宗教心というより、大昔から日本人にすり込まれたDNAのなせるもの。こればかりは理屈の世界では理解できません。

毎年の参加者は1000人を超えますが、今年は流鏑馬の開催がなかったせいか、用意されたテントは一張りで、密にならないように席の間隔も空けていましたので、ゆったりと神事に参加できました。なんとも流鏑馬の効果は大きいですね。来年は例年の如く、流鏑馬も行われることを期待します。

さて神事が行われる舞殿では巫女による舞が奉納されていました。説明によると源実朝が鶴岡八幡宮を題材によんだ慶賀の歌にちなんだもののようです。

  宮柱 ふとしき立てて よろづ世に いまぞ栄む 鎌倉の里

大昔から日本人は何度も疫病に見舞われています。現在のようにワクチンも治療薬も酸素吸入器などもなかった時代ですから、ひたすら寺社に疫病退散を祈りました。東大寺の大仏もそのために造られたものです。お祭りは疫病が収まったことを感謝し、二度と起こらないように疫病退散を願ったものです。その祭りが新型コロナの感染防止のために中止になるのは残念で、はやく常態に戻ることを祈るばかりです。

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