人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

熊野詣 PART7③ --ちょっとより道 見晴台地--

2024-05-28 20:47:36 | 旅行

中辺路を歩いていますと「ちょっとより道 見晴台地」という案内板がありました。どんな場所かわかりませんが、語り部さんに任せてついて行きます。たぶん一人で歩いていたら、面倒なので見晴台地に行かず、そのまま熊野本宮大社を目指したかと思います。この見晴台地からの展望は、熊野川の河川敷にある熊野本宮大社旧社地・大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が見下ろせる絶景ポイントでした。地元の語り部さんにしっかり案内していただきました。

写真の通り語り部さんのお蔭ですばらしい景色を見ることができました。やはり先達は必要ですね。

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熊野詣 PART7② ーーおまけ 中辺路の熊野古道--

2024-05-28 19:46:44 | 旅行

中辺路の熊野古道はこんな道です。石畳の道でよく整備されています。

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熊野詣 PART7 --三軒茶屋から中辺路を歩く--

2024-05-28 17:12:05 | 旅行

中辺路、滝尻王子の熊野古道館を見学したあとは少し早めに「瀞峡めぐりの里熊野川愛」で昼食をいただきました。住所は新宮市熊野川町。この場所は以前は熊野川の川下りの発着場所だったのですが今は休止中とのこと。昼食後は来た道を田辺市本宮町伏拝という集落まで戻り、語り部さん達と合流し、三軒茶屋から熊野本宮大社まで熊野古道の中辺路を歩きます。後鳥羽上皇や藤原定家、北条政子も足跡を残した熊野古道を歩けるのですから、天気も上々、気分は最高です。

この伏拝という場所は高野山から歩いて熊野詣に来る人の道、小辺路と交わる場所にあります。語り部の方も小辺路を歩いたことがあるそうで、大そうきつい道のりだったようです。筆者もあと数十歳若ければチャレンジしたかもしれませんが、今は90分の中辺路の道で十分でした。伏拝の集落から10分位車道を歩くと、直に山道に入ります。少し歩けば、中辺路の巡礼道。滝尻王子から来た道と合流する辺りが三軒茶屋です。東京にも同名の場所がありますが、その昔は三軒の茶屋があったかと思われます。

写真は三軒茶屋にある石柱ですが、右かうや(高野山)、左きみい寺(紀伊三井寺)と書かれています。現在世界遺産に登録されている巡礼道は、この熊野三山をめぐる巡礼道とサンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道の二つだけだそうです。貴重な体験をさせていただきました。

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熊野詣 PART6 --滝尻王子--

2024-05-25 17:26:18 | 日記

熊野古道の様子を展示した熊野古道館は田辺市中辺路町来栖川という場所にあり、熊野古道中辺路の滝尻王子に隣接して建てられています。中辺路ルートは田辺市から富田川沿いに遡上し、この滝尻王子から深い山道に入って行きますが、ここからが「御山」、熊野権現の聖域となります。古くは後鳥羽上皇、同道した藤原定家らもこの滝尻王子を通り、熊野本宮大社をめざしました。当時は田辺市の海岸近くにある出立王子を出立、滝尻王子で和歌会を催し、その後、山中、湯河宿、発心門王子に三泊してようやく熊野本宮大社に着いたようです。『熊野古道』(小山靖憲著)によれば、修験者でなく俗人による熊野参詣の初例は、延喜七年(907)の宇多法皇。当時藤原氏の台頭に苦慮した宇多法皇は、最初は吉野・高野山に出かけ、さらに仏道に励んだ末に熊野参詣となったと書いてありました。現在でも山中泊はしんどいのに、近代登山装備のなかった平安時代末期から鎌倉時代にかけての熊野詣はどうだったのでしょうか。その熊野詣に生涯で三十回近く出かけた後鳥羽上皇。熊野三社権現の御利益を信じたと思われますが、何を祈願したのか?筆者は滝尻王子のお社の前に立ち、いにしえの人々の心に思いを馳せました。

写真は滝尻王子にある瀧尻王子宮で熊野本宮社に行く登山道の入口はお社の脇にあります。

 

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熊野詣 PART5 --中辺路の入口 田辺市--

2024-05-19 08:48:23 | 旅行

ツアーの1泊目はホテルハーヴェスト南紀田辺。東急ハーヴェストクラブのリゾートホテルでした。部屋から太平洋が一望でき、温泉にも入れるとなると、これは文句のつけようがありません。朝早く新横浜を出発し、新大阪からバスにゆられて紀伊半島の突端近くまで来ましたが、旅の疲れも温泉に浸かり癒せました。部屋からの写真で田辺湾の眺望を楽しんでください、

田辺市は白浜温泉があるリゾート地で、南紀白浜空港があり、羽田からは飛行機でも来れます。南紀白浜空港に隣接してパンダのいるアドベンチャーワールドがあり、特産品として紀州備長炭や梅干しが有名です。今回のツアーコースには梅干しを生産する中田食品工業の工場見学があり、朝一の梅酒の試飲で目覚めました。この中田食品は梅干し生産のトップメーカーですが、想像した以上の近代的な工場に驚きました。中元歳暮の贈答品として大量に販売されているのですから当然です。

中田食品の工場をあとにして国道317を冨田川をさかのぼり、いよいよ熊野古道(中辺路)の滝尻王子を目指します。初めての熊野詣。天気もまずまず、このワクワク感がたまらないですね。

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