平成28年3月30日(水)。大安吉日の今日、鎌倉の鶴岡八幡宮への参詣道である「段葛」の整備事業が竣工し、中村吉右衛門丈による通り初めが行われました。
ご存じの通り、段葛は1182年に源頼朝が正室である北条政子の安産祈願のため北条時政らに造らせたもので、鎌倉駅近くの二の鳥居から鶴岡八幡宮前まで500メートルほど続いています。二の鳥居からは遠く鶴岡八幡宮の本殿が望め、参道の両側の桜の木も新しく植え替えられました。前回の整備は大正時代で、約100年振りに装いが一新されたものです。
桜の若木も初々しく、以前の老木なような貫禄はありませんが、明るく開放感あふれる参道は通るのも気持ちよく、鎌倉の新名所になるのは間違いないと思います。鎌倉に来られたら、この参道を通り、清々しい気持ちで鶴岡八幡宮をお参りしてみてください。