リンゴのシャキシャキ感が残った甘酸っぱさが好みで、アップルパイを食します。思い返すと、昔、母がリンゴ(紅玉)とサツマイモを薄切りにして、バターを溶かした鍋に重ねて、その上に砂糖を載せて蓋をして弱火で煮たものが私の好みの元になっているようです。それにしても、両方ともカロリーが高く作る手間が掛かります。
最近、何かでリンゴを輪切りにしてフライパンで熱して蜂蜜を掛けて食べると美味しいと見掛けました。何度 . . . 本文を読む
阿刀田高著、講談社文庫刊
阿刀田さんの作品を数点しか読んでいません。いずれも短編集であっさりした口触りで、星新一さんの作品に似た傾向を感じました。本書もそのような感じで読み進めましたが、濃厚な味わいにびっくりしました。そして不穏な展開にも。成る程名著でした。
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シリーズ二作目のアメリカのSF映画です。第一作が面白くて、本作を楽しみにしていました。本作で物語の背景が明らかになってきました。原作が良いせいか、SFとしての完成度が高く感じられます。主演クラスの若い俳優達も無論、しっかりした演技です。
アクションシーンで敵が電気ショックで倒す銃を使い、主人公側は銃で撃ち殺すのに違和感を感じましたが、正義とは?という本作の問いを象徴しているのでしょうか。第三作が楽 . . . 本文を読む
立花隆著、文春文庫刊
立花さんの著作で最初に読んだのは「農協」でした。大規模な取材と掘り下げた内容に当時30代半ばの私は感銘と影響を受けました。それからも何冊か読み、氏の関心の幅広さと徹底的で広範な調査に基づく分析の深さに感銘を受けました。その後の対象領域の広がりは驚異的です。
さて、本書は田中角栄氏に関する膨大な調査と見解を基礎として「「田中真紀子」研究」として出版されたもので、当時の田中真紀子 . . . 本文を読む
2010年公開のアメリカ映画です。神が人類を見捨てて滅ぼそうとしますが、人類への愛故に神を裏切り人間を救おうとする天使のミカエルが地上に降り立ち、やがて人類の救世主となる子の誕生を守ろうとします。
初めは単なるオカルト映画だと思っていたら違いました。今時のハリウッド映画なので娯楽作品ですが、俳優の演技が秀逸です。そして本当に伝えたいメッセージをきちんと書き込み俳優が見事に演じていました。
ミカエル . . . 本文を読む
北方謙三著、集英社文庫刊
1982年の著作です。友人と弁護士事務所を営む主人公が、債権整理の旅から帰郷すると、その友人が失踪して殺人事件の容疑者と疑われます。その疑いを晴らすべく、主人公は友人の故郷でわずかな手掛かりを元に探り始めますが・・・。
友人の遺体の状況や敵役となる刑事の描き方にやや疑問を感じる場面もありますが、登場人物がリアルで、プロットもしっかりしています。北方さんの作品を余り読んでい . . . 本文を読む
2014年製作の中国映画です。強い意志と個性を持つ軍のスナイパーが命令を無視して犯罪者を射殺した為営巣入りになりますが、その能力を買われ特殊部隊に入隊します。しかし・・・。
国威発揚のテイストが満載で少し鼻に付きますが、戦争物の多くにこうした傾向があることを思えば目くじらを立てるほどのこともないでしょう。実物(と思います)の戦車やヘリコプターが登場しびっくりです。娯楽に徹した作りで楽しめました。
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滝口康彦著、講談社文庫刊
「武士道」と「士道」は違うそうですが、本書は「士道」を基軸として描いた6つの短編集です。そのうち2編は映画化されました。「拝領妻始末」は「上意討ち 拝領妻始末」として映画化されたものを見ましたが少し筋が異なっています。しかし、作者の意図は十分に伝わったと思います。もう1編の「異聞浪人記」は二度映画化され「切腹」と「一命」と命名されています。これは今から見ようと思います。
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1999年公開のフランスとイランの合作映画です。見終わってから以前見た「そして人生はつづく」と同じ監督の作品と気付きました。ゆったりしたテンポで今時のせわしなさとは無縁な独自の時間の流れを感じました。良い感じです。中国映画の「あの子を探して」とも通じるテイストを感じました。あるがままに描くことで、現実の有り様を目の前にぽとりと置いた、そんな感じです。主人公のディレクターと少年の二人の何とも魅力的な . . . 本文を読む
千葉憲昭著、ブルーバックス刊
「続オーディオ常識のウソ・マコト:デジタル時代の「よい音」の楽しみ方」に続き千葉さんの著作を読みました。本書は2004年に出版されました。当時はデジタルカメラが十分に普及していませんでしたが、著者は積極的にデジタルカメラに取り組んだようです。フィルムカメラに引きずられた方の著作と比べ、デジタルカメラに対する迷いが感じられません。デジタルカメラの仕組みや原理を非常に分か . . . 本文を読む
2015年公開のロシアとウクライナの合作映画です。第二次世界大戦で実在した女性スナイパーが主人公です。厳しい軍人を父親に持つ主人公は、意志が強く頭脳明晰で歴史学を学んでいますが、ある時射撃の才能を見いだされ、スナイパーとしての教育を受けます。やがて戦場に配置されると素晴らしい戦果を挙げ、やがて敵国のドイツと祖国に知られるところとなります。
この主人公は、過酷な体験、複雑な政治状況を経験し、苦悩を深 . . . 本文を読む
レスリー・アドキンズ、ロイ・アドキンズ著、新潮文庫刊
中学の歴史でジャン=フランソワ・シャンポリオンがロゼッタストーンを解読したことを習いましたが、それがどれ程困難なことであるかを本書で理解できました。エジプトのヒエログリフが非常に特殊な文字で、エジプト人ですら使わなくなり、全く解読できなくなってしまった。それを理解するには、関連する中東や地中海世界の古今の言語に習熟しなければならなかった。それも . . . 本文を読む
2015年公開のアメリカ映画です。舞台は近未来のアメリカ。閉鎖された空間に人造人間の小社会を作り、お金さえ払えば、その人造人間相手に何でもできるというサービスが提供されています。モラルに反するこの会社に対し敵意を抱く刑事と、その刑事に射殺された人造人間の女性が主人公です。
決して出来の悪い脚本ではありませんが、先の読める展開でハラハラドキドキする程のことはありません。ブルース・ウィルスが敵役を、は . . . 本文を読む
難波利三著、文春文庫刊
物語は戦争中の大坂から始まります。てんのじ村という通天閣近くの一角で芸人として生きるシゲルが主人公です。生きることに精一杯な日々を重ね、様々な事に出会います。出会い、別れ、悲しみ、怒りなど一つ一つが丹念に描かれ、見事な物語世界が構築されています。心に響く作品です。
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私は非常に粗忽なので、レンズに傷を付ける可能性が高い。例えばやっと購入したフルサイズのEOS 6D は三回落として、同じレンズを二度修理に出しました(; ;)。 それで購入したレンズには必ず保護フィルターを付けています。 HAKUBA MCレンズガードフィルター か Kenko MC プロテクター を購入していました。ネットで調べると、色々な意見があるようですが、付けることによる画質の低下や、値段 . . . 本文を読む