岡本洋子、小川晃代、野村美都、こばやしかをる著、日本カメラ社刊
入門者用に、気軽に手軽に簡単に写真を撮って、だんだんに慣れ、やがて自分の好きな被写体やテーマを発見できるよう、ごく分かり易く写真の最低限の設定や被写体別の工夫を紹介しています。四人の女性プロカメラマンが執筆しており、やっぱり、工夫が大事で、撮りながら身に付けるしかないことが分かりました。今後も女性のカメラ好きが増えて、今までとは違う撮 . . . 本文を読む
2014年公開の日本映画です。戦国時代に瀬戸内海で活躍した村上水軍の末裔である主人公の楓は同級生二人と、先祖が残した宝を探していました。そんな折、暮らしている小豆島のフェリー便の一つが、船の老朽化の為に廃止になる動きが起きました。大人達が、その是非を巡って右行左行するのを見た楓は、宝を発見しフェリーの修理費に充てようと決心しますが・・・。
本作は、要所を芸達者な俳優で堅め、厳選した子役達を主役にし . . . 本文を読む
日経デザイン編、日経BP社刊
アップルの製品は常に魅力的でした。それは、スティーブ・ジョブズの人格に大きく左右されていたことから、ジョブズが2011年10月5日に亡くなったので、多くの人々がアップルの行く末を案じたことと思います。私もそうでたが、アップルは現在も魅力的な製品を生み出し続けています。
本書の副題は「カリスマなき後も「愛される理由」」とされており、アップルの製品の徹底的な分析とアップル . . . 本文を読む
2003年公開のアメリカ映画です。良く出来た脚本で、出演者も素晴らしい。主演がベン・アフレック、ヒロインがユマ・サーマン、敵役をアーロン・エッカート、主人公の友人にポール・ジアマッティと、渋くて素敵な配役です。派手なアクションは定石通りですが、強めの香辛料として楽しめます。楽しめる作品でした。
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かくまつとむ著、農文協刊
本書には全国各地の人々が登場し、イノシシ、ドングリなど自然の動植物を食として獲得し調理する技術を紹介しています。しかし、圧巻は奄美大島住用町に住む元(はじめ)竹光さん。極貧の家庭に育ち、弟や妹を養うため、日々野に海に行き自然から動植物を獲得して育ったとのこと。長じて、土木作業員として働き家庭をなすものの早くに離婚し、子供達が巣立ってからは、ほとんど自給自足の生活に入ったと . . . 本文を読む
ピクサーが製作したショート・フィルムが11編収録されています。最後の1編は見たことがありますが、他の10編は初めて見ました。本当に素晴らしい出来です。特に私は2編目の作品が気に入りました。
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石垣幸二著、宝島新書刊
様々な経緯の末、深海魚専門の民間の水族館を作り館長に就任した著者が、その経緯や奮闘の有り様、またご自身の来し方を紹介している著作です。結果から見れば、すべてが必然の末の展開だったのでしょうが、民間資本で、しかも地方都市で成功させているのは立派です。著者の力量が大きいと思います。
また、ご自身の体験から様々なことを学び、素直に反省しつつ一層の奮闘に結びつけて来た歩みも立派です . . . 本文を読む
2003年公開のフランスとルクセンブルクの合作映画です。中世のヨーロッパに、レッド・ドラゴンに見いだされたと語り継がれるレッドナイト(赤い騎士)にあこがれていた少年が偶然本人に出会います。しかし、レッドナイトであるはずの本人は伝説を否定します。少年は何とか従者になり、教皇からある詩人を捕まえるよう指示されていたレッドナイトと、その行方を捜します。その旅すがら、思いも掛けない出来事が起こり・・・。
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浅田次郎著、幻冬舎文庫刊
浅田さんのおふざけモード全開の著作です。無論、根底には権力への批判と真っ当な生き方をしている普通の人々への共感があります。本作の場合、普通の真面目な人がえらいことをしでかして只で済むのかどうかが私の関心でしたが・・・。ネタバレしないようにします。
本作は、かなりの回り道をしているので、そうした余分とも思える部分を除けば、半分ないし2/3のボリュームで十分であろうと思います . . . 本文を読む
2014年の公開のイギリスのSF映画です。近未来のある時、主人公が意識を取り戻すと、まったく理解出来ない状況下にいます。誘拐された子どもと一緒に車で運ばれる途中でした。危うく脱出したものの、主人公はその少年の母親を殺し少年をさらった仲間の一員だと判明します。しかし、全く記憶が無く・・・。
主人公は九分余だけ自分の意識が戻り、その後、また何者かに変わってしまうようです。そしてその度に登場する若者に助 . . . 本文を読む
池井戸潤著、ダイヤモンド社刊
半沢直樹シリーズの第三作目です。二作目の大暴れの結果、関連子会社に飛ばされた半沢は、故無き親会社の仕打ちに倍返しの大活躍です。その部下や若手IT企業社長がロストジェネレーションで屈託を抱えており、本作のキープレーヤーとして登場します。また、他にも幾つかの世代が類型的に描かれています。確かに世代によって考え方が違っていると思います。しかし、本作で半沢が述べているように、 . . . 本文を読む
2002年公開のフランス映画です。舞台はエジプト。クレオパトラがジュリアス・シーザーにエジプトの偉大さを証明するため、たった三ヶ月でシーザーのための王宮を創ってみせると啖呵を切り、担当にお抱えの建築家では無く、冴えない建築家に命じます。成功すれば褒美に黄金を、失敗すればワニの餌にすると宣言しますが、窮地に追い込まれた冴えない建築家は一計を案じます。しかし、虚仮にされたお抱え建築家が妨害を企て・・・ . . . 本文を読む
ハンス・ハルバーシュタット著、河出書房新社刊
スティーヴン・ハンターのスワガーシリーズは、孤高のスナイパーを描いており、大好きなシリーズです。特に単独で迫ってくる相手を倒す描写が素晴らしい。他にも多くの魅力的な要素があるものの、魅力の中心は、神憑りな射撃の腕前です。
本書は、軍隊に所属するスナイパーの養成から活躍、そして銃器について詳細にレポートしています。そして、現代の戦争でスナイパーの必要性が . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカ映画です。舞台はアメリカのディズニーランド。主人公の中年男性が朝電話を受けると、自分が首になったとの連絡でした。妻に伏せたまま、子供達と予定通りディズニーランドの観光へ出掛けます。映像は白黒で、次第に主人公に異変が生じていきます。かなり嫌な感じがします。実は、細切れに見てやっと見通しました。脈絡の無い、思わせ振りなエピソードが延々と一時間程度続き、その当たりから、本作のジャ . . . 本文を読む
中山繁信著、KADOKAWA刊
小さい頃から絵が苦手でした。特に写生は気が滅入る。見た通りに描けば良いと言われても、それが出来ないので困りました。長じて私と同類の人々が存在し、どうも脳の構造あるいは傾向に原因があるようだと知りました。身近に結構絵が上手い人がおり、非常に羨ましいと感じます。また、写真を撮っていても、絵画との共通点があるように感じます。構図などです。そこでタイトルに惹かれ本書を手に取 . . . 本文を読む