1953年公開の日本映画です。何と昭和28年で、私が生まれる一年前の作品。主演は木暮実千代さんで当時35歳、そして若尾文子さん、当時20歳。若尾さんは、つい最近まで活躍されていたので、現在も世に知られているでしょうが、木暮さんは、小さい時分にテレビで何度かお見掛けしましたが、少年の私には「おばさん女優」程度の印象しかありませんでした。
しかし、本作を見て、その演技の見事さに感銘を覚えました。また、出演している俳優さん達の演技が「もっともらしい」のに驚きです。つまり「こうあるべきだ」という感じにぴたりとはまっていて隙がありません。
無駄と思えるカットが見られず、実際にある場所でロケをしたとしか思えない素晴らしいセットで、昔の風情が残された映像に魅入られました。リマスターにより映像と音声をきれいに復元していると思いますが、このような優れた作品が長く鑑賞できるのは何と素晴らしいことか。感謝したいと思います。
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○祇園囃子 ○アマゾンプライム ○木暮実千代 ○若尾文子 ○溝口健二
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評価は4です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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