鑑定後記 №77

　昨日は撮りためていた録画を見ておりました。
夫が機種変更で携帯のショップに行ったのですが、
なんと4時間近くかかってしまい大幅に予定が狂ってしまったのです。
私は仕方なく自宅待機
起立性調節障害の特集をしておりました。
ODと言われるもので朝起きれなくなるそう。
『怠け者とよばないで。』とサブタイトルがふってありました。
自律神経の関係で起床しようとするとめまい等の不調に苛まれるのです。
思春期が過ぎると大抵は収まるんだけどと小児科医の先生がおっしゃっていました。

　某会合で年に1～2回お会いする年配の女性がいらしてです。
もう70歳をはるかに超えていらしてです。
お会いすると少しの時間お話しをするのです。
私が占いの仕事をしているからか、子供さんのお話しをしてくれます。
子供と言っても50歳になるかな。
どうも起きれないのです。
起きようとするとめまいや身体のあちこちが痛むと訴えます。
当然、医師の受診をします。
が、異常なし。
当然、親子喧嘩は散々されてきました。
こんな状態がもう何年も続いているのです。
息子さんはライターの仕事をされています。
ベッドで横たわる息子さんの口頭で喋られた事をお母さんの彼女がパソコンで起こし編集者の元へ持っていくのです。
70歳をはるかに超えた彼女のパソコンスキルがすごい！！のです。
『息子に叱られたから。』
『息子は挿絵も描くから。』という彼女ですが専門用語がポンポン口から出てくるのです。

　息子さんの年齢ですからODには当てはまらないかな。
ここら辺はよくわからないですが本人の意思がおそらく大いに関係してきますわね。
彼女はひとしきり喋ると、
『ああ、すっきりした。』とお礼を言われて握手を求めて帰られます。
『また会ってください。』とにっこりされて。
健やかな老後を脅かすのは自立しない子供だとはよく言われます。
が、彼女はいつでもパソコン教室の講師が出来ます。
シニア向けだと彼女のようなおばあちゃん先生の方が重宝されますしね。
色んな所に相談されて自身もカウンセラーの資格も取得されています。
どうしようもないマイナスの状況でもその中にこそ宝物があるんだと、
シャキッとした彼女の後姿をふと思い出した昨日でした。