まだ鑑定後記が続きます。
人をピンポイントで褒めるのは仲良くするコツですよね。
私が最初にお勤めしたのはバブル絶世期の証券会社でした。
そこに『広島支店を立て直す!!』と鼻息荒く赴任してきた部長がいらっしゃいました。
広島って信託銀行は全部あったし都銀もあったし、人口の割には金融機関が多いのです。
当然お客様の争奪戦が激しくなります。
当時の営業成績は下降線↓を辿っていました。
その部長の戦術は『褒め殺し』
部長曰く、
『美人は100%自分を綺麗だと自覚している。
でも醜女は100%自覚していない。
要はみんなどんな女性でも自分にはいいところあるって思っている。
そこを褒めるんだよ。』
確かに部長の褒め方はやれ『綺麗だね』やそれ『可愛いね』ではありませんでした。
美人が自慢のAちゃんには『今日も綺麗だね。』
スタイルの良さが自慢のBちゃんには『脚がすごく綺麗だね』
(まぁこれは今ではセクハラですが)
学歴が自慢のCちゃんには同じ出身校のキャスターの話題をふりを、
『何年先輩かい?』と(わざとらしく)尋ね、
営業成績が自慢のDちゃんは成績優秀者として朝礼で発表し、
ポケットマネーで何かプレゼントしていました。
部長のすごい所はそれをみんなの前で言うのです。
結果、美人のAちゃんはお化粧が念入りになり、
スタイル抜群のBちゃんのスカートはどんどん短くなり、
学歴自慢のCちゃんの話題はそのニュースキャスターの番組が多くなり、
Dちゃんの営業成績は断トツで『今月もDさんが全国トップです!!』と何度も何度も朝礼で聞かされ拍手しました。
仏教のいわゆる五欲のほかに人には承認欲というのがあります。
他人に認められたい。
五欲は自分で精進すれば何とかなりますが、
この承認欲求というのは他人に埋めてもらわないといけません。
それも『ここぞ』というポイントが各自あるのです。
それが瞬時にわかる人が『人たらし』なんでしょうけどね。
『部長って偉かったなぁ~』
『でも、苦労したんだんなぁ。』
しみじみ30年前を懐かしく思い出している私です。
人をピンポイントで褒めるのは仲良くするコツですよね。
私が最初にお勤めしたのはバブル絶世期の証券会社でした。
そこに『広島支店を立て直す!!』と鼻息荒く赴任してきた部長がいらっしゃいました。
広島って信託銀行は全部あったし都銀もあったし、人口の割には金融機関が多いのです。
当然お客様の争奪戦が激しくなります。
当時の営業成績は下降線↓を辿っていました。
その部長の戦術は『褒め殺し』
部長曰く、
『美人は100%自分を綺麗だと自覚している。
でも醜女は100%自覚していない。
要はみんなどんな女性でも自分にはいいところあるって思っている。
そこを褒めるんだよ。』
確かに部長の褒め方はやれ『綺麗だね』やそれ『可愛いね』ではありませんでした。
美人が自慢のAちゃんには『今日も綺麗だね。』
スタイルの良さが自慢のBちゃんには『脚がすごく綺麗だね』
(まぁこれは今ではセクハラですが)
学歴が自慢のCちゃんには同じ出身校のキャスターの話題をふりを、
『何年先輩かい?』と(わざとらしく)尋ね、
営業成績が自慢のDちゃんは成績優秀者として朝礼で発表し、
ポケットマネーで何かプレゼントしていました。
部長のすごい所はそれをみんなの前で言うのです。
結果、美人のAちゃんはお化粧が念入りになり、
スタイル抜群のBちゃんのスカートはどんどん短くなり、
学歴自慢のCちゃんの話題はそのニュースキャスターの番組が多くなり、
Dちゃんの営業成績は断トツで『今月もDさんが全国トップです!!』と何度も何度も朝礼で聞かされ拍手しました。
仏教のいわゆる五欲のほかに人には承認欲というのがあります。
他人に認められたい。
五欲は自分で精進すれば何とかなりますが、
この承認欲求というのは他人に埋めてもらわないといけません。
それも『ここぞ』というポイントが各自あるのです。
それが瞬時にわかる人が『人たらし』なんでしょうけどね。
『部長って偉かったなぁ~』
『でも、苦労したんだんなぁ。』
しみじみ30年前を懐かしく思い出している私です。