風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

こげな所に「オキナグサ」

2009-04-12 | Weblog
昨日(11日)は久しぶりに大山に上がってきました。
雪のあるうちにと思って向かったのですが、ずいぶん少なくなっていました。


大山三ノ沢 09.4.11

帰りに寄り道をしてオキナグサの自生地を見てきました。
鳥取県のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅰ類に分類されています。
牧草地など人の管理する草地が減少したことや、
栽培のための採集によって自生地も少なくなっているようです。


オキナグサ 09.4.11 鳥取県東伯郡

「こげな所に!」というような場所にありましたが、
よく考えてみれば、うなずける生育環境といえるかもしれません。
地元では保存会を結成して保護に乗り出しているようですが、
あまり変な手を加えず、今までどおり付き合ってあげてほしいものです。


オキナグサ 09.4.11 鳥取県東伯郡

花や葉の産毛(長白毛)が夕日に照らされて、
黄金色に輝いていました。きれいです。
いいものを見せていただきました。


オキナグサ 09.4.11 鳥取県東伯郡

毛無山のスミレ

2009-04-12 | スミレ
で、スミレですが、
雪で傷んでしまって林道入口付近でしか観察できませんでした。
3月中旬以降の低温せいか、
まだまだ山陰型タチツボスミレやナガハシスミレが元気で、
他のスミレはこれからのようです。

そんな中で気になったのが下のスミレ。
葉っぱはどう見てもナガバノタチツボスミレ。
距は長く、ナガハシスミレに似て天を指している。
他の典型的なナガバノタチツボスミレは蕾のままの個体が多い。
うぅ~ん。気になる。


ナガバノタチツボスミレ(?) 09.3.28 


ナガバノタチツボスミレ(?) 09.3.28 

 
ナガバノタチツボスミレ 09.3.28    ナガハシスミレ 09.3.28

 
山陰型タチツボスミレ 09.3.28     アオイスミレ 09.3.28


タチツボスミレ 09.3.28

*いずれも毛無山及びその周辺で撮影。