昨日は息子の狂言のお稽古仕舞いでした。
休憩無しで2時間、舞と狂言をみっちりお稽古していただいた後に
一年間の感謝を込めて能舞台のお掃除をしてきました。
能舞台は伝国の杜ホールのロビーにあります。
寒いかもしれないと思っていましたが、能舞台は照明で暑いのだそうです。
喉カラカラになりながら頑張っていました。
息子は小さい頃から体が弱いうえにプレッシャーにも弱くて
幼稚園の行事の前後などには体調を崩して通院したり
気持ちが追い付かなくて何日もお休みしてしまうことがありました。
本番で力を発揮できないこともたくさんありました。
勝手に人と自分を比べて焦ってしまったり。
そんな彼が、初めて自分からやってみたいと言った狂言。
色々な場面で大きな声が出せるようになればいいなぁという気持ちがありました。
習い始めて2度目の年末のお稽古仕舞いでした。
とても大きな声が出るようになりました。
狂言のメンバーはみんな年上なので、プレッシャーもありません。
お兄さんお姉さんを目指して前を向くだけです。
そして、好きなことに打ち込んで自信がついたのか、出たがりさんに変身しました(笑)
発表の場があって、代表スピーチには必ず立候補します。
そんな面もあったのかぁ~と、私は驚いています。
ピアノしか知らなかった私にとっても未知の世界の習い事。
インドア好きなので、サッカーとか野球じゃなくて良かったなぁ。
付き添って、一緒に新しい物事を覚えていきます。
台本読みや舞の練習も全部お手伝いしなければなりません。
1か月に1回の先生とのお稽古に付いていくためには、自主練習は必須です。
そうそう。本番の舞台では光るものを身に付けてはいけないらしく
腕時計や眼鏡を外すという決まりがあります。
息子は弱視ですが、本番はいつも裸眼です。
ちゃんと見えているのかなぁ?いつか舞台から落ちたりしないかなぁ?と
なんとなく心配しています。
365日、和風のもので頭がいっぱいの変わった子どもです。
今日もこれから舞の練習をしてみようと思います。