ソニー-液晶テレビ「BRAVIA」に26インチ型以下をラインアップ-
(2006/02/08 日経エレクトロニクス)
ソニーは,「BRAVIA」ブランドの液晶テレビのラインアップを26インチ型以下にも拡充する。20インチ型,23インチ型,26インチ型の液晶テレビ「S2000シリーズ」を3月10日に発売する。いずれも液晶パネルは韓国S-LCD製の「ソニーパネル」で,解像度は1366×768画素である。同社が「ブラビアエンジン」と呼ぶ画像処理LSIを搭載。
「BRAVIA」ブランドを冠するだけあって,付属する機能は32インチ型以上の製品に見劣りしない。入出力端子としてHDMI入力端子やPC入力端子(D-Sub15ピン),Ethernet端子を備える。音声出力には米SRSLabsのサラウンド技術「TruSurround XT」を適用した。いずれも地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載。
市場推定価格は,20インチ型の「KDL-20S2000」は約 15万円前後,23インチ型の「KDL-23S2000」は約18万円前後,26インチ型の「KDL-26S2000」は約21万円前後。
米アップル-1Gバイト版のiPod nanoを追加発表-
(2006/02/07 CNET)
アップルコンピュータは7日、小型携帯音楽プレイヤーのiPod nanoに1Gバイト版を追加すると発表した。
合わせて、iPod shuffleの価格を改定し、7900円からとすることも明らかにした。
1Gバイト版のiPod nanoは2Gバイト版や4Gバイト版と同じ機能を備え、最大240曲の楽曲、または1万5000枚の写真を保存できる。色は白と黒の2種類がある。重さは42g、大きさは長さ90mm×幅40mm×6.9mmで、ほかのiPod nanoと変わらない。価格は1万7800円。
iPod shuffleについては、512Mバイト版が7900円、1Gバイト版が1万1900円となる。
いずれもアップルのオンラインストアであるApple Storeではすでに販売されている。アップル直営店、量販店などでも順次販売される予定。なお、今回のiPod nanoにもインナーイヤー型ヘッドフォン、USB2.0ケーブル、MacおよびWindows PC用のiTunesが入ったCDが付属する。
05年世界HDD出荷台数-東芝が超小型HDDでシェア拡大-
(2006/02/08 毎日新聞・Itmedia)
調査会社の米TrendFOCUSは6日(米国時間)、05年の世界ハードディスクドライブ(HDD)出荷台数が、前年比25%増の約3億8000万台だったと発表した。メーカー別のシェアは、米Seagateが28.3%(前年は26.9%)で首位を堅持。5位の東芝は、超小型HDDの人気で8.9%(同7.2%)となり、上位企業の中で最もシェアを拡大した。
2位は米Western Digitalで17.4%(同17.9%)、3位は米Maxtorで13.9%(同17.6%)、4位は日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)で15.4%(同15.3%)。携帯機器に利用される超小型に強い、東芝、日立、Seagateがシェアを増やし、それ以外のメーカーが後退するという図式になった。
特にMaxtorは低下が著しく、Seagateに買収されることが決まった一因とみられる。6位は韓国Samsungで8.7%(同7.6%)にシェアを増やしたが、東芝に5位の座を奪われた。7位は富士通で6.3%(同5.8%)。
国内ゲーム市場-ニンテンドーDSが絶好調-
(2006/02/08 毎日新聞)
エンターブレインが7日発表した「ゲームソフト・ハード売上ランキング速報」によると、1月にニンテンドーDS本体が73万台を販売、ゲームソフト部門でもベスト10のうちDS用ソフトが8タイトルを占めるなど絶好調。
ゲーム機の市場売上高は、ニンテンドーDSの品不足が響いて前年同月比6.2%減の250億円にとどまった。プレイステーション・ポータブル(PSP)は33万台、PS2は24万台だった。
ゲームソフトの市場売上高は、前年同月比0.3%増の440億円。1月のトップは、松嶋菜々子さんのテレビCMで話題を呼んだ脳力ゲーム「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」が108万本。2位は「おいでよどうぶつの森」で56万本、3位は「もっと脳を~」の前作ゲーム「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で48万本だった。
米ユニバーサル・ディスプレー-厚さ0.1ミリで曲げられるディスプレー-
(2006/02/09 毎日新聞)
米ユニバーサル・ディスプレーは7日(米国時間)、厚さ0.1ミリで、湾曲させることができるディスプレーを開発したと発表した。携帯電話などで普及しつつある有機EL方式の表示装置で、基板をガラスからステンレス箔に変えて、曲げられるようにした。腕に巻き付けるディスプレーなどの実現へ道を開く。
4インチ型で、重さはわずか6グラム。フルカラー表示で、テレビ並みのフルフレームの動画も再生できる。
同等の液晶ディスプレーならば、厚さは1~1.5ミリ、重さは20~30グラムになるという。同社の最終目標は、ペン型の情報端末「ユニバーサル・コミュニケーション・デバイス」の開発で、ペンの中から巻物のようにディスプレーを引き出せる製品を目指す。
試作品はアクティブマトリックス方式の有機ELで、解像度は100dpi。米国防総省から資金支援を受け、米ゼロックスなども開発に協力した。引き続き問題点の改良を続ける。
パナソニックデバイス-業界最小の地上デジタル放送受信ユニット-
(2006/02/09 日刊工業新聞)
パナソニックエレクトロニックデバイスは、サイズ、消費電力とも業界最小の地上デジタル放送受信ユニットを開発した。サイズは縦23mm×横43mm×高さ5.7mmで、同社従来品と比べ容積が8分の1。消費電力も半減した。ノートパソコンや液晶テレビなど小型機器向けに販売する。サンプル価格は2万円。3月から月産2万個で量産する。
フィルターやコイルなど各部品を面実装対応にして高密度実装を実現した。同時に信号をアナログからデジタルに変換する復調LSIの小型化などでユニットの大幅な小型化を実現。復調LSIと同じ3.3V駆動の高集積チューナーICの開発で消費電力も抑えた。
復調LSI、チューナーICとも3.3V駆動のため搭載機器の電源系統を簡素化できる。小型、低消費電力化により、さまざまな機器への搭載が可能になる。
経済産業省-家電に省エネのランクラベルを4月から導入へ-
(2006/02/09 読売新聞)
経済産業省は8日、エアコンなど家電製品の省エネルギー性能を5段階で格付けし、店頭で表示する全国共通のラベルを4月1日から導入する方針を固めた。
対象はエアコン、テレビ、照明器具、冷蔵庫の4品目で、格付けは星マークを1~5個表示する方向。将来は他製品にも広げるとしている。
4月1日から施行される改正省エネ法では、小売業者に対し、エネルギー消費効率などを表示する努力義務を課す。これに合わせ、全国共通ラベルの普及を図り、製品の省エネ性能を比較しやすくするのが狙い。
5段階の区分は、経産省が品目ごとに定める省エネの目標基準値を、どの程度クリアしているかを示す「省エネ基準達成率」で決める。省エネ性能が最も優れている製品には星マークを5つ付け、最低ランクの場合は星1つとする案が有力。3月上旬に最終案を決める。