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世界の携帯・次世代HDD・オーディオ用ドライバIC・気圧センサ搭載の歩数計

2008-03-06 20:55:38 | Dニュース

07年世界の携帯電話販売台数-初の10億台突破-
(2008/02/29 Itmedia・CNET・毎日新聞)
調査会社の米Gartnerは27日、世界の携帯電話市場の調査報告を発表した。07年第4四半期(10~12月期)の販売台数は3億3000万台に達し、07年通年では、前年を16%上回る11億5000万台となった。この数は06年の9億9090万台と比べると16%の増加だという。初めて10億台を超えた。
Gartnerは特に中国やインドなどの新興国で、初めて携帯電話を買う人が多いことに加え、日本や西欧などの成熟市場では、テレビチューナーやGPS、タッチスクリーンなどの機能を備えた新モデルが、消費者の高機能電話への欲求を満たしたことが、販売台数の伸びにつながったとみている。
一方、今後の見通しについては、成熟市場がさらに飽和するに伴い、携帯端末の売り上げの伸びは08年に減速し、10%成長程度にとどまるとみる。しかし、08年の伸びの多くは新興国市場からのものであるため、米国や西欧の景気後退の影響は比較的受けにくいとしている。
第4四半期の販売台数をベンダー別でみると、1億3300万台を売り上げた首位Nokiaのシェアが40.4%と、40%の大台を超えた。北米以外のすべての地域で、前四半期からシェアを拡大しているという。次いで、前四半期にMotorolaを抜いたSamsung Electronicsがシェア13.4%で引き続き2位の座を維持。Motorolaaは、通年では2位につけたものの第4四半期のランキングでは3位。シェアは前年同期から9.7ポイント下げ、11.9%となった。以下、Sony Ericsson(シェア9.0%)、LG Electronics(7.1%)と続く。トップ10には、Research In Motionと中国のZTE、Appleの3社が初めてランクインした。
また、Googleの携帯電話向けソフトウェアプラットフォームである「Android」も08年に市場に投入されるため、業界のこの1年は大きな変動となりそうだ。

ソニー-次世代ハードディスクの基本技術を開発・記録容量5倍-
(2008/02/29 日経)

ソニーは次世代ハードディスクの基本技術を開発した。1枚のディスクに記録できる容量を従来の5倍にでき、ノートPCなどに利用すれば150時間のハイビジョン映像がみられる。同社はハードディスクメーカーと協力して実用化を目指す。
ハードディスクはPCなどに使う記録媒体で、磁石を使って磁気の記録媒体に情報を記録する。ソニーは絞り込んだレーザー光を利用して非常に微細な領域にデータを書き込む技術を開発。記録密度を従来の5倍に相当する1平方インチあたり1テラビットにメドをつけた。
ハードディスクは書き込みと読み出し、ディスク媒体の3つの技術が必要。ソニーはDVDを含めた光ディスク技術に強みがあり、次世代ハードディスクで有望視されている書き込み技術「光磁気ハイブリッド記録」が活用できると判断。今後は、ディスクにデータを読み書きする技術の開発を進める。
次世代ハードディスクは東芝や日立製作所、富士通、米シーゲートテクノロジーも開発にしのぎを削っている。ソニーは商品を出していないが、ハードディスクメーカーと技術提携し、新技術の実用化を目指す。

日本T-+1.8~4.5Vの単一電源で駆動するオーディオ用ドライバIC-
(2008/02/29 日経エレクトロニクス)

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は,オーディオ信号のライン出力に向けて,+1.8~4.5Vの単一電源で駆動するドライバIC「DRV601」を発表した。セットトップボックス(STB)やDVDプレーヤー,ビデオカメラなどのAV機器に向ける。同社によれば,従来のオーディオ信号のライン出力では,+12Vの単一電源あるいはプラスマイナス5Vの両電源で駆動するドライバICを使ってきた。そのため,機器設計者はデジタル回路用と異なる電圧を生成する電源を用意せざるを得なかったという。今回,+3.3Vといった,デジタル回路でよく用いる単一電源で動作するようにしたことで電源回路を簡略化でき,機器設計が容易になるとする。
低い単一電源で動作できるようにするため,ドライバIC内にチャージポンプ回路を集積した。チャージポンプ回路で負電源を作り出し,接地レベルを基準とした振幅が2Vrmsの電圧を得られるようにした(+3.3V入力,600Ω負荷の場合)。チャージポンプ回路を利用する手法は,同社がヘッドホン・アンプICに用いる技術「DirectPath」を活用したもの。DirectPathは,出力段に従来設けていた電解コンデンサが不要になるので,部品点数を減らせる効果もある。
DRV601の出力は2チャネルなので,ステレオ出力に対応する。ダイナミックレンジは105dB以上。パッケージは,4mm角で20端子のQFP。100個購入時の参考単価は0.9ドル。

ニプロ-「階段の上り下りも記録します」・気圧センサ搭載した歩数計-
(2008/02/29 日経エレクトロニクス)

医療機器などを製造販売するニプロは,気圧センサを搭載することで上下の移動を判別し記録できる歩数計「ウェルサポート」を「健康博覧会 2008」(東京ビッグサイト)で展示した。気圧センサで観測できる気圧の変化から高度の変化を求める。1秒ごとに測定データを記録しており,高度の変位とそれに要した時間から,階段を上り下りしたのか,エスカレーターやエレベーターを使ったかどうかを識別する。階段としては高さ16cm,奥行き33cmのJRの階段を基準とする。最終製品版の正式な値ではないが,現時点での外形寸法は48mm×78mm×18mm,質量は78g(単4乾電池2本含む)。
付属のパソコン用ソフトウエアを使って,行動履歴や運動強度を閲覧・管理する。1秒単位で階段の上り下りや走行,平地歩行,エレベーターなどの利用といった行動状態が記録される。例えば「階段を使って運動できる状況にあったにも関わらず,エレベーターを使って移動してしまった」というような行動を明確にすることで,日常生活での運動強度を高めて消費エネルギーを増やすことを目指す。
「階段上り」「走行」「階段下り」「平地歩行」「エレベーター等Up」「エレベーター等Down」「静止」「睡眠等(臥位)」「その他」の9種類の行動を判別して記録できるという。
発売するのは,08年5月初旬の予定。価格は3万5000円を想定している。一般の歩数計が数千円であることを考えるとかなり高額だが「階段の上り下りを判別するという世界初の機能を盛り込んだ。高機能な歩数計として売り込んでいく」(説明員)とする。



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