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D-News(ニュース) 大手電機決算・国内自動車決算・TEAC・KDDI・Suica

2005-08-01 12:11:17 | Dニュース

国内大手電機10社の第1四半期決算、6社が赤字
(2005/07/29 フジサンケイビジネス)

日立製作所、松下電器産業、ソニーなど国内電機大手10社の2006年3月期第1四半期(4~6月期)連結決算が28日までに出そろった。
最終損益で、日立、ソニーなどの6社が赤字に転落。アテネ五輪景気などに沸いていた前年同期から状況は一変した。ただ、ソニーが通期業績予想を大幅下方修正する一方で、シャープが第1四半期で営業増益を達成、松下電器が中間業績予想を上方修正するなど、業界の中でも、事業環境はまだら模様。いわゆる「勝ち組」と「負け組」の差が一段と鮮明になった。
構造改革で後れをとってしまったのがソニー。業績予想下方修正の主因となったテレビ事業の改革などに対し、「今年度構造改革費を160億円積み増し、880億円投じる」(大根田伸行執行役EVP兼CFO)。
これ対して、昨年度までに全社的なリストラは終わらせ、「収穫期」に入っているのが松下電器。プラズマテレビなどがけん引し中間期の業績予想も上方修正した。4月予想に比べ、売上高は400億円増の4兆1900億円、純利益は150億円増の500億円。
松下電器は、プラズマテレビの基幹部品となる半導体やパネルを自社技術で生産できる強みがある。また、世界市場を視野に入れながら、タイミングよく市場に投入し、売り上げ増につなげた。第1四半期のプラズマテレビの販売台数は34万台。売り上げは前年同期に比べ1.7倍の781億円と大幅に増加。この結果、年間販売台数も従来の170万台から210万台強に上方修正した。松下電器の川上徹也専務は28日の決算発表の席上「パネルと半導体を内製化した垂直統合型商品が、いかに大事かということを痛感した」と好決算の要因をこう分析した。
シャープは「年末商戦に向け、テレビ用の大型パネルの増産を検討中」(大西徹夫取締役)という。
ただ、今期の下期以降については、見方は厳しい。中間期業績予想を上方修正した松下電器は「下期は状況が不透明のため、通期予想は据え置く」(河井英明・財務・IRグループマネージャー)とし、三菱電機の佐藤行弘専務は「景気回復の実感はない」とした。「デジタル景気回復は今年度後半からと思ったが、一概には言えなくなってきた」(日立製作所の三好崇司専務)と、不透明感を訴える声も出ている。 

【コメント】
下期の決算はどうなっていくのか。現在利益の出ている企業も決して安泰ではない!
松下ではPDP尼崎工場が本格稼動し生産体制は強化されるが、巨額の投資による負担増で稼動が落ちれば、即赤字転落の可能性もあるような感じを受ける。
デジタルオーディオ化の中で生き残っていける企業は何処なのか?企業存続をかけてのリストラはまだまだ続くのか?

国内自動車大手8社の上期実積、4社が世界生産台数で過去最高
(2005/07/29 フジサンケイビジネス)

国内自動車大手8社は28日、2005年上期(1~6月)の生産・販売・輸出実績を発表した。トヨタ自動車が前年同期比9.6%増の約369万3000台となるなど、トヨタ、日産自動車、ホンダ、スズキの4社の世界生産台数が上期として過去最高を記録した。一方、三菱自動車、マツダ、富士重工業の世界生産台数は減少し明暗が分かれた。
最大市場である北米で堅調に販売を伸ばし、北米での生産台数は、トヨタが6.3%増の79万3606台、日産は21.4%増の44万3077台、ホンダが11.7%増の68万8131台だった。
地域別で顕著な伸びを示したのが中国を含むアジアで、生産台数はトヨタは37.1%増の45万9924台、日産は46.5%増の12万8000台、ホンダは24.2%増の25万2200台だった。
海外での大手3社の販売動向をみると、北米ではトヨタが11.0%増、日産は14.8%増、ホンダは1.6%増。
中国ではトヨタが29.0%増の7万9760台、日産は98.1%増の14万台、ホンダは38.7%増の12万台だった。
一方、マツダは昨年末の火災で宇品第一工場(広島市)の塗装ラインが4月末まで休止、国内生産が微増にとどまったことが響いた。経営再建中の三菱自動車は、国内生産が14.1%減の約30万6000台と上期ベースで5期連続のマイナス。国内販売、輸出など全項目で軒並み減少し苦戦が際立った。富士重工業は大型SUV(スポーツ多目的車)「B9トライベッカ」の導入などで、海外生産は25.8%増と好調だったが国内生産が大きく落ち込んだ。

【コメント】
環境保護が唱えられる中、車も安全・快適・エコを基調としたユニバーサルデザイン化が主流となる?
車屋の利益アップを支えている部品業界は、価格下落で苦しい状態が続いている。
コンデンサ業界などはその動きが顕著で、どのメーカーも苦しんでいるような気が・・・

BenQ-TEACからDVDスーパーマルチレコーダーを受注?-
(台湾 2005/07/26 経済日報)

明基電通(BenQ)が日本のTEACからDVDレコーダーを受注したもよう。第3四半期に入ってすでに出荷が始まっている。双方の契約に基づいて、BenQはTEACからの受注を明らかにしていない。
BenQは一昨年にフィリップスと戦略的同盟を結んだ後、DVDレコーダーの出荷を大幅に増やしており、昨年の600万台から、今年は出荷量が1500万台を突破する見込み。建興電子(LITE-ON)と台湾でのトップを争っている。
BenQ、LITE-ONとも、従来はDVD-DUAL(DVD+R、DVD-R)を生産してきたが、市場を拡大するためSuper Muliti(DVD+R、DVD-R、DVD-RAM)の規格に参入している。このためBenQは、TEACからの受注に成功したもよう。
TEACは日本の光ディスクドライブメーカーとしては中堅で、今回はSuper Muliti規格製品を発注したもよう。この規格は、各種規格のDVDディスクを使用することが可能。
またLITE-ONも、今年下期からSuper Mulitiを生産する予定。現在のところ大手からの受注は伝えられていない。同社の昨年のDVDレコーダー出荷は800万台で、世界第3位。今年は1600万台を目指している。光ディスクドライブの全商品では、今年はBenQが3000万台、LITE-ONが5000万台を目指している。

【コメント】
コスト削減によるOEM化はこれからも進んでいく。
Made inJapanでも部品は多国籍ということはあたりまえ。アジアの途上国も実力をつけ日本もアメリカがたどってきた道を今繰り返してきているような気がする。
少子高齢化の中で日本の製造業はどうなっていくのか・・・

KDDI-パワードコムを合併へ・国内固定通信3強時代へ-
(2005/07/29 日経)

KDDIは東京電力の通信子会社であるパワードコムを2006年1月をメドに合併することで、東電と大筋合意した。東電などが保有するパワードコム株をすべて取得、株式交換により東電にKDDI株を割り当てる方向で、事実上の吸収合併になる。国内の固定通信事業者はNTT、ソフトバンク、KDDIの3強体制となり、通信再編は新たな段階を迎える。
9月上旬の最終合意を目指し、早ければ来週にも資産査定に着手、合併比率などの条件を詰める。パワードコムの価値は1000億円前後になるとみられる。東電本体が持つ家庭向け光ファイバー通信回線については合併の対象外とするが、合併を機に光回線の共同利用なども始める考え。
携帯電話の「au」は好調ながら固定通信部門が手薄なKDDIは、固定専業のパワードコムを取り込むことで、通信サービスの総合力を高める狙いがある。
国内通信業界では、携帯電話と固定電話、ネツト電話などをセットにして割安料金で提供する総合サービスが今後の競争力を左右するとみられており、パワードコムとの合併で弱点の固定部門をテコ入れする。サービス共通化や重複部門の効率化によるコスト削減も見込む。

【コメント】
通信業界も熾烈なシェア争いが行われ、まさに弱肉強食の時代!
新種のサービス・新種のソフト・新種のハード、ユーザーも判断するのに情報収集し選択する能力が必要となってくる。

関東の私鉄・地下鉄・バスの53社、共通IC乗車カードにSuica機能?
(2005/07/29 読売新聞)

関東の私鉄やバス会社、公営交通など53事業者が、2006年度に発行するICカード共通乗車券に、JR東日本の電子マネー「Suica」の機能を付ける方向で調整していることが28日、明らかになった。
あらかじめ電子マネーに入金しておけば、1枚のICカード乗車券でJR、私鉄、バスなどを乗り継ぐことができるほか、Suicaに対応した小売店で買い物もできるようになる。Suicaはライバルの電子マネー「Edy」に比べ、利用できる小売店が限られていたが、私鉄・バス・公営交通連合を取り込めば、発行枚数が飛躍的に増えるため、電子マネーの勢力図が塗り替わる可能性もある。
共通乗車券は現在、私鉄や都営地下鉄が「パスネット」、バス会社が「バス共通カード」と、いずれも磁気カードを採用している。
53事業者はこれを2006年度中に共通仕様の「パスネット・バスICカード(仮称)」に切り替えて、乗車券機能だけでなく、Suica方式の電子マネー機能も付ける方向。そうなれば、Suicaと「パスネット・バス」のどちらの決済用端末を置いた店舗でも、買い物ができるようになる。
電子マネー機能の付いたSuicaの発行枚数は約782万枚だが、東京メトロや都営地下鉄、京王電鉄など利用客の多い私鉄・バス・公営交通連合と組めば、電子マネー最大手ビットワレットが発行する「Edy」の約1080万枚を上回る可能性もある。

【コメント】
電子マネー市場もシェア争いが超熾烈!!
Suica?Edy?・・・ 僕的にはわかりやすく統一した電子マネーの登場が望ましいのですが、市場主義社会の中ではそういう風にはなっていかないのでしょうね。



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