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有機EL・HD-DVD撤退(東芝・MS・オンキョー)・世界初BD-R発売・電池&PDP不具合

2008-02-23 10:38:06 | Dニュース

ソニー-有機EL事業に220億円を投資・20型以上の量産を目指す-
(2008/02/20 日経・フジサンケイビジネス・BCN・毎日新聞)

ソニーは19日、08年度下期に有機EL事業に220億円を投資し、パネル製造ラインを新設すると発表した。
09年度後半をメドにパネルの生産技術を確立、20型以上の中型の有機ELテレビの実用化を目指す。
投資は愛知県東浦町にある液晶製造子会社、ソニーモバイルディスプレイ工場内の有機ELパネル生産ラインの新設に充てる。ガラス基板サイズは3.5世代と呼ばれる大きさで600×720mm。新ラインで20型以上のパネルの生産に向けた研究を進める。ソニーは昨年末に11型の有機ELテレビを生産しており、今後、中・大型化に向けた生産ノウハウを蓄積する。
有機ELを巡っては、ソニーのほかセイコーエプソンが8型ディスプレーを今年秋にも商品化するほか、韓国サムスン電子が31型テレビの試作品を開発するなど開発が加速している。ソニーは液晶に次ぐディスプレーとして有機ELの開発を強化、開発・生産面での優位性を保ちたい考え。

東芝-次世代DVD規格「HD-DVD」から完全撤退を発表-
(2008/02/20 朝日新聞・毎日新聞・日経・産経新聞)

東芝は19日、同社が推進してきた次世代DVD規格「HD-DVD」について、レコーダーなど対応する関連機器の開発、生産を停止するとともに、3月末をメドに販売も終了して、事業から撤退すると正式発表した。
パソコンやゲーム向けのHD-DVDドライブ(駆動装置)についても、開発や生産、販売をやめる。これにより、次世代DVDの規格争いは、ソニーや松下電器などが推す「Blu-ray Disc(BD)」に一本化される。
東芝は、国内ではHD-DVDレコーダー2万台、プレーヤー1万台、対応パソコン2万台を、海外ではプレーヤー70万台とパソコン27万台(いずれも概数)を販売済み。事業から撤退した後も8年間は補修用部品を保有し、修理などを継続する。
記者会見した東芝の西田厚聡社長は「これ以上、事業を継続させると、経営に大きな影響が生じる」と撤退の理由を説明した。撤退に伴う東芝の損失は数百億円に上るとみられるが、西田社長は「確定していない」とした。また、現時点ではBD対応の商品を販売する考えはないという。
国内レコーダー市場ではBD陣営が9割以上のシェアを占める。欧米市場では、HD-DVDは低価格戦略で健闘していたが、人気映画ソフトを供給する米映画大手ワーナー・ブラザースが今年1月にBD支持に回ったことで、窮地に追い込まれた。米ウォルマート・ストアーズなど大手小売りも相次いでBD支持に回った。
かつて家庭用ビデオではVHS方式とベータ方式の規格争いが長引いたが、今回は長期化の前に決着する。

マイクロソフト日本-Xbox360向けHD-DVD再生機の販売中止を検討-
(2008/02/20 毎日新聞)

東芝の撤退表明を受けて、米マイクロソフトの日本法人は19日、家庭用ゲーム機「Xbox360」向けに発売している外付けのHD-DVD再生専用機について、販売中止を検討していることを明らかにした。
再生機はすべて東芝からの供給。ゲーム機本体とは別売りで、これまでに世界で約30万台が売れた。

オンキヨー-HD-DVDプレーヤーの撤退を検討-
(2008/02/20  毎日新聞・読売新聞)

音響機器メーカーのオンキヨーが、北米と欧州で販売している次世代DVD規格「HD-DVD」のプレーヤー(再生専用機)の販売中止を検討していることが19日、わかった。
オンキヨーはHD-DVD規格を主導してきた東芝から部品などを調達してきたが、東芝がHD-DVD事業からの撤退を19日午後に正式発表することになり、今後の製造や販売が困難になると判断した模様。販売を中止する時期などは今後、決める。購入者へのアフターサービスは継続する見通し。
オンキヨーは、自社の主力製品のアンプやスピーカーなどの音響機器の販売拡大につながるとして、昨年11月から北米と欧州向けにHD-DVDプレーヤー1機種の販売を始めた。日本では販売していない。累計販売は数千台とみられる。購入者への点検・修理などアフターサービスは継続する見通し。
オンキヨーはHD-DVDから撤退する代わりに、今後、需要拡大が見込める「Blu-ray Dics(BD)」プレーヤーに参入する模様。

三菱化学-世界初のBD-Rディスクを発売-
(2008/02/20 産経新聞)

三菱化学は19日、次世代DVD規格「Blu-ray Disc(BD)」向けで、世界初となる汎用記録ディスク「BD-R」の発売を正式発表した。光ディスク世界最大手の同社は、06年からBD、「HD-DVD」の両規格向けに記録ディスクを発売してきた。しかし、出荷量の差は140倍にまで開き、BD優位が鮮明になっていた。
発売するのは、一度録画すると書き換えできない「BD-R」ディスクで、記録速度は1~2倍速。情報記憶容量は25GBとDVDディスクの5倍以上。地上デジタルのハイビジョン放送など、高精細映像を180分録画できる。26日から全国の量販店などで売り出され、予想実勢価格は5枚入りで4800円。
光レーザーを使った回転ディスクへの記録方式は大別して2つ。書き換え可能な「RW」の昨年の世界販売実績は4億6000万枚、不可能な「R」が55億枚。一度録画すると書き換えられず、RWより割安なR方式が主流となっている。

米玩具大手トライザラスとマテル-ニッカド電池の使用中止へ-
(2008/02/20 共同・産経新聞)

米玩具大手トイザラスとマテルは、中国製玩具から基準を超える有害物質が検出された問題を受け、有毒のカドミウムを含むニッケル・カドミウム電池(ニッカド電池)の使用を両社が販売する商品で中止することを明らかにした。18日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。
同紙によると、中国のニッカド電池製造工場で従業員が基準値以上のカドミウムにさらされたり、周辺の土壌や水域が汚染される問題が起きている。玩具で遊ぶ子どもに直接影響はないが、両社は対策が必要と判断した。
トイザラスは同社向けの専用商品にニッカド電池を使わないよう各メーカーに通告済み。年末までに排除を終える。マテルも今秋発売する商品から使用を控えるとしている。
ニッカド電池は日本の主要家電メーカーも販売しており、トイザラスなどの動きで影響を受ける可能性もある。

松下電器-電解コンデンサ不具合で20型液晶テレビ6機種を無償点検-
(2008/02/20  日経エレクトロニクス・日経・朝日新聞・毎日新聞・読売新聞)

松下電器産業は、液晶テレビの電源回路に組み込んだ電解コンデンサから蒸気が発生する不具合があったとして、04年1月~05年10月に製造した20型液晶テレビ6機種、約6万台について無償修理を行うと発表した。
同社によると、修理対象となるテレビに実装した電解コンデンサの一部に、電解液の含水率が標準より高いものが混入していたという。含水率が高い電解コンデンサは経年劣化しやすくなる。劣化したコンデンサは、内圧が高まって蒸気が安全弁から放出し、働かなくなる。
電解コンデンサが劣化して蒸気が吹き出ても、電源の保護回路が働くため、発煙・発火といった安全上の危険はないという。ただ、07年1月~12月にかけて、消費者が蒸気の発生を「発煙」と認識して公的機関に連絡した案件が5件続いたことから、消費者の安心を考慮して無償修理に踏み切ったという。
対象製品は約6万台で、うち蒸気が発生する機種「TH-20LA20」約3万1700台が部品交換の対象となる。
発煙や発火などの安全上の問題はないが、念のため同時期に生産していた他の20型液晶テレビ5機種も無償点検・交換の対象とする。
無償修理の対象は、TH-20LA20(製造期間04年1月~05年3月)、TH-20LB3(04年4月~05年10月)、TH-20LB30(04年5月~05年10月)、TH-20LB30V(04年6月~05年1月)、TH-20LB600(04年5月~05年6月)、TH-20LW30(04年6月~05年7月)



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