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サラウンST・多機能端末・モバイルTV・32G FM・無線ICタグ・プリンタ・新カーナビ・ネット放送

2006-09-13 13:39:45 | Dニュース

日本ビクター-1台で立体音響を再現するサラウンドシステム-
(2006/09/11 朝日新聞)

日本ビクターは、周りに騒音の迷惑をかけないサラウンドシステムを開発した。薄型テレビやDVD、デジタル放送の普及で、家庭でも映像・音響(AV)で映画館に近い臨場感を出せるようになってきたが、「大きな音を出しづらい」という住宅事情もあるからだ。「そこだけシアター」として将来の製品化を目指すという。
今回ビクターが開発したのは「ニアスピーカー・サラウンド」。独自の信号処理を施すことによって、視聴者の前方1メートルに1台のスピーカーを置くだけで音が後ろや横からも聞こえるように感じさせる。スピーカーを視聴者に近づける分だけ音量を小さくできるので、通常のサラウンドシステムに比べ、視聴者の周辺の音量を最大56%抑えられるという。
薄型テレビの大画面化、ハイビジョン映像も記録できる大容量の次世代DVDの登場、地上デジタル放送の本格的な普及をにらみ、AVメーカーはサラウンドシステムの売り込みに躍起。
ただ、映画館向けに開発された「5.1chサラウンド」は通常、前後の計5台のスピーカーと重低音専用のスピーカー1台を使う。米国などに比べて狭い住宅が多い日本の消費者には「スピーカーの置き場所がない」「大きな音を出せない」という不満があった。

カナダのRIM-デジカメ搭載の多機能携帯端末-
(ニューヨーク 2006/09/11 日経産業新聞)

カナダの携帯情報端末大手リサーチ・イン・モーション(RIM)は、多機能携帯端末「ブラックベリー」に新型モデルを追加すると発表した。新型モデル「パール」には、ブラックベリーとしては初めてデジタルカメラを搭載。音楽や映像の再生機能も内蔵した。娯楽機能の拡充で、ビジネス用途以外の需要を喚起していく。パールは重量88グラムと、従来のブラックベリーよりも約3割軽い。大きさも縦約10センチ、横5センチ、厚さ約1.5センチとひとまわり小さく、持ち運びやすさを重視した。
小型キーボードが付属したブラックベリーは、出張先などからの電子メール送受信などビジネス利用を中心に人気が拡大してきた。世界の多機能携帯端末市場では首位を維持しているが、最近は米モトローラが超薄型端末を発売するなど競争が激化している。今後はビジネス用途以外の一般消費者の獲得を目指す。パールの発売開始は、米国では12日。米携帯通信会社のTモバイルUSAが独占販売し、値段は200ドル程度になる見通し。年内に欧州やアジアでも順次発売する予定。

携帯電話ヴァージン-英国国内初のモバイルTV開始-
(英国 2006/09/11 NNA)

携帯電話で英国5位のヴァージン・モバイルが10月1日から端末へのテレビ放送(モバイルTV)を開始する。BBCや民放の人気テレビ番組が通常の放送と同じタイミングで楽しめるようになる。こうしたサービスは英国国内で初めて。
「ヴァージン・モバイルTV」は通信大手BTグループとの提携で実現した。同社はモバイルTVの卸売りサービス「BT Movio」の展開に向け、ヴァージンと共同で試験放送を実施。2月に商業展開に踏み切る考えを明らかにしていた。
視聴できるのはBBC1のほか、民放のITV1、チャンネル4、E4。デジタルラジオの標準規格DABをベースとしたDMB技術を用い、携帯電話ネットワークを経ずに端末で直接テレビ電波を受信することになる。
BBC1については1年間にわたって試験的に見られる。チャンネル4は当面、携帯電話専用の番組を流したうえで、地上波との同時放送に移行する。併せて、30~50チャンネルのデジタルラジオも聴取可能。
ヴァージンは対応端末として台湾の宏達国際電子(HTC)製「ロブスター700」を用意。同社としては初めて、米マイクロソフトのOS「Windows」を搭載した。自社店舗やホームページのほか、音楽ソフト販売チェーンのヴァージンメガストア、書籍販売大手WHスミスで入手可能。
月額25ポンド以上の契約を結んでいる加入者なら、端末と受信は無料。プリペイドの場合は端末に199ポンドかかり、サービスは3カ月の無料期間を経て1カ月当たり5ポンドを課される。
英国ではDABのインフラが整備されていることもあり、DMBベースのモバイルTVは既存の周波数や通信網でサービスを提供できるのが強み。欧州では他に地上デジタル放送の欧州規格であるDVB-Tを携帯電話向けに手直ししたDVB-Hの試験運用も行われている。

サムスン電子-世界最大容量の32Gビット・フラッシュメモリー開発-
(ソウル 2006/08/12 日経・共同)

韓国サムスン電子は11日、記憶容量が32Gビットと世界最大であるNAND型フラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能な半導体メモリー)を開発したと発表した。フラッシュメモリーはデジタルカメラや携帯音楽プレーヤー向けで需要が急拡大しており、08年に量産する。世界2位の東芝・米サンディスク連合も32Gビットの生産を08年に開始する構えで、首位サムスンとの競争が激化しそうだ。
半導体回路の微細化を進めるとチップのサイズが小さくなるため、1枚のウエハーから取れるメモリーの数が増える。生産コストを大幅に下げられ、製品の小型化にもつながる。サムスン電子は回路線幅が40ナノメートルの微細加工技術を採用し、32Gビットの開発に成功した。
同社は、将来的には256Gビットまで増大できるとしている。記憶素子の回路でこれまで主流だった「浮遊ゲート」に代わる新技術「チャージ・トラップ・フラッシュ(CTF)」の開発に成功。回路の線幅40ナノメートルの最先端微細加工技術が可能になったと説明。32Gビットのフラッシュメモリーを使った場合、64Gバイトのメモリーカードが製造でき、映画なら40本、新聞なら400年分の情報を保存できるという。
CTFで製造工程も従来より約2割簡素化でき、コストの大幅削減が可能。今後10年間に約250兆ウォン(約30兆円)規模の市場が見込まれるとしている。

富士通-耐熱・耐圧・耐水に配慮の樹脂型UHF帯無線ICタグを開発-
(2006/09/12 日刊工業新聞)

富士通と富士通フロンテックは耐熱、耐圧、耐水などの環境特性を追求した樹脂タイプのUHF帯無線ICタグ4製品を開発した。UHF帯無線識別(RFID)分野での先行ノウハウを生かし、金属対応タグで世界最薄の2mmを実現。併せてUHF帯タグでネックとなる電波干渉などの影響を抑えるRFID関連ツールとして、畳サイズの電波吸収体も試作した。UHF帯環境対応タグは12月に発売。今後3年間でシステム構築を含め1000億円の売り上げを目指す。
開発したUHF帯対応の4製品は(1)金属に直接張り付ける薄型タグ(通信距離80cm~150cm)(2)キーホルダーのように扱えるキーリングタグ(同100cm)(3)洗浄に強いリネンタグ(同150cm)(4)コンテナやパレットの入出庫管理などに適したソフトタグ(同200cm)。いずれも特殊なゴム系素材を採用し、指で簡単に曲がる。
UHF帯RFIDは通信距離が長く、機動力を生かした用途展開が可能だが、電波の干渉や反射の影響を受けやすく、金属対応タグで厚さが5mm~6mm必要となる。
これに対し、富士通と富士通フロンテックは高誘電体の採用やアンテナ設計の工夫により、厚さ2mmで横97mm、縦23mmの横長サイズ品を開発し、実用化のめどを付けた。用途展開ではノートパソコンや工具、金型などの資産管理をはじめ、設備や保守機器類の管理などを見込む。
キーリングタグは厚さ1mm、横72mm、縦15mm。クロークでも荷物管理や傷を付けたくない貴重品の管理などを想定し、耐水、耐熱性に加え、耐久性や柔軟性を実現した。UHF帯対応のキーリングタグは業界初。
電波吸収体は畳サイズ(縦1m90cm、横930m、厚さ50mm)で、重さ10kg。状況に応じてこれを左右に並べたり、四角に囲ったりして、UHF帯で課題となる電波干渉を防ぐことができる。10万円程度で12月に製品化する予定。

国内の印刷技術別プリンター市場-複合機が拡大-
(2006/09/12 Itmedia)

ガートナージャパンが11日まとめた06年1~6月期の国内プリンター市場調査によると、出荷台数は前年同期比3.6%減の364万8000台、金額で同5.0%減の1648億100万円にとどまった。台数の8割を占めるインクジェットが減少。本体価格の値下がりから、減少幅は金額のほうが大きかった。
単機能機と複合機を含むインクジェット市場全体は、前年に好調だったことによる反動減から309万5000台・同5.5%減のマイナス成長に。ただ、単機能機は同30.5%減の122万3000台と大幅減に見舞われたものの、複合機は同27.6%の170万2000台に拡大し、複合機へのシフトが鮮明になった。
ガートナーは(1)複合機と単機能機の価格差が縮小、(2)複合機のラインアップの充実に伴いユーザーの選択肢が広がっていること・・・をシフトの要因と分析。スキャナやコピー機としても使えるため、「今後もインクジェット市場では、多機能な複合機が増加する」と予測している。
メーカー別シェアは、キヤノンが37.5%で首位。エプソンが35.3%で続き、3位は日本ヒューレット・パッカード(7.9%)、4位はブラザー(4.9%)、5位はリコー(3.3%)だった。

国土交通省-道路幅やカーブなどの情報を活用できるカーナビ開発へ-
(2006/09/09 読売新聞)

国土交通省は、狭い道や急カーブなどを事前に知らせる新しいカーナビゲーションシステムをメーカーと共同開発する。
10月から大手電機各社や自動車部品各社などのカーナビメーカーに呼びかけて参加を募り、08年夏にも発売したい考え。道路の走りやすさを基準に道案内するカーナビは初という。
開発するカーナビは、狭い山道などに差しかかると、「この先、道幅が狭く、カーブが多い道です」などと音声で注意する。走りやすい道を優先してコースを選ぶこともできる。
国土交通省は、全国の主な道路の車線数や坂の傾斜、カーブの大きさ、路肩の状況などを基準に、道路の走りやすさを6段階に評価したデータベースを作成しており、これをメーカー側に提供する。
新システムにより、安全運転を促し、増加している高齢者ドライバーの事故を減らす効果も期待できるとしている。

総務省-地上デジタル放送のネット配信規格を統一へ-
(2006/09/12 日経)

総務省はNHKやフジテレビジョン、NTTなどと共同で、高速インターネットで地上デジタル放送のテレビ番組を流すための規格を統一する。ネット配信の際に必要な視聴者の認証方法などを今年度内に決める。
デジタル放送と高速ネットを組み合わせ、高度な双方向サービスなどを楽しむことができるようにするのが狙い。ただ、著作権の扱いなど課題も残り、ネット配信の普及につながるかどうか不透明な面もある。
現在、パソコンで見ることができるのはアナログ放送が中心。専用機器とアンテナがあればデジタル放送も視聴できるが、ネット配信はしていない。ネットを通じた番組提供としては、有線放送大手のUSENが運営する無料動画配信サービス「GyaO」のようにネットで番組を提供するサービスがあるが、スポーツの録画や映画など見たい番組を選んで視聴する方式。これに対し、デジタル番組のネット配信は放送局が制作した番組を通信事業者が、放送波と同じ時間に流す。
ネット配信の開始に向け、放送事業者や総務省は配信の通信速度やテレビ画面の表示方法、視聴者がどこからアクセスしているかが分かる認証制度などの規格を統一する。放送局で規格が違うと受信しにくくなる恐れがあるほか、局ごとに認証方法を変える手間がかかり、ネット配信が普及しにくくなるため。
ネット配信の番組を視聴するには地上デジタル放送対応の受信機を備えたテレビやパソコンが必要。現在のデジタル放送対応テレビでも双方向サービスは可能だが、大半は通信速度の遅い電話回線を使っている、高速ネットを使えば、人気番組を見ながら端末の操作で過去のシリーズの録画を購入するといった高度なサービスもしやすくなる。



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