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プロセッサPenry・台湾PC市況・ディズニー携帯・POP対応端末

2007-11-14 12:52:03 | Dニュース

米Intel-45nm製造プロセスのプロセッサ「Penryn」を発表-
(2007/11/12  Itmedia・CNET)

米Intelは11日、45ナノメートル(nm)製造プロセスを採用した同社初のプロセッサを発表した。このプロセッサはコードネームで「Penryn」と呼ばれていたもので、サーバプロセッサ「Xeon」およびハイエンドPC向けプロセッサ「Core 2 Extreme」ファミリーに合計で16種投入される。
これらプロセッサは初めて45nm製造プロセスを採用し、性能を強化するとともに電力効率を高めた。プロセッサに集積できるトランジスタの数はこれまでの65nmプロセッサの約2倍で、クアッドコアプロセッサ1個当たり最大8億2000万個となる。また、ハフニウムを使ったhigh-k金属ゲートを初めてトランジスタに採用、これらの新技術を組み合わせて従来よりもプロセッサのサイズを25%縮小したとIntelは述べている。さらに自然環境に配慮して鉛を排除、08年にはハロゲン素材も排除するという。
新しいデスクトップ向けのクアッドコアプロセッサ「Intel Core 2 Extreme QX9650」は、ハードコアゲーマーやマルチメディア愛好家向け。従来よりもL2キャッシュの容量を拡大し、新しいマルチメディア命令セット「Intel SSE4」をサポートする。
サーバ向けの新Xeon 5400シリーズでは、デュアルコア・クアッドコアモデルを15種投入する。従来の5300シリーズに比べてワット当たり性能は38%向上し、SSE4をサポートするという。クアッドコアプロセッサは12種で、クロックスピードは2.0G~3.20GHz、フロントサイドバス(FSB)は最高1600MHz、キャッシサイズュは6Mバイト。Intel 5000チップセットを使っているサーバプラットフォームに対応する。
このほかIntelは「Intel 5400」チップセット(コードネーム「Stoakley」)、「Intel 5100 Memory Controller Hub」チップセット、「Intel ICH-9R I/O」コントローラ(コードネーム「Cranberry Lake」)、「Intel 3200」チップセットベースプラットフォーム(コードネーム「Garlow」)も発表した。
価格は新Xeonが177~1279ドル、Core 2 Extreme QX9650が999ドル(いずれも1000個ロット時)。提供開始の時期は、モデルにもよるが45日以内という。
Intelなどのチップメーカーは、ゲートをこれ以上小型化することができないという問題に直面していた。ゲート誘電体、つまり、ゲートとトランジスタの他の部分との間に位置する絶縁膜は、今やわずか数原子という厚さに達している。チップ製造業界では、これまで多くの素晴らしい技術が開発されてきたが、エネルギーの問題を少しも生じさせることなく原子を分割する方法はまだ開発されていない。
新材料により、Intelはこれまでと同じスイッチング属性を持つより厚いゲートを製造することができるようになる。これにより、リーク電流を抑え、また業界におけるあと数世代の微細化が実現可能になる。IBMとAMDは、同様の技術に基づくチップを08年にリリースする予定である。

台湾のノートPC出荷台数-来年に1億台突破-
(台湾 2007/11/08 経済日報)

資策会MICが7日発表した最新報告によると、今年第4四半期はPCの出荷シーズンだが、部品の不足のため出荷台数の成長率は第3四半期比で1.6%にとどまることが予測される。部品は世界的に不足しており、ノートPCの供給量は需要より120~150万台少ない。
来年、台湾のノートPC出荷台数は初めて1億台を突破して1億1000万台に達し、前年比で25.5%成長することが予測される。ノートPCの出荷規模はデスクトップPCの4824万台を大きく上回ることになる。

Asustek-低価格PC「EeePC」のデスクトップタイプを来年発売?-
(台湾 2007/11/09 電子時報)

Asustekは「EeePC」でノートPCブランドとしての知名度を高めたが、来年は本業であるマザーボードの強みを生かしてデスクトップタイプ「EeePC」を発売する計画。ただしデスクトップPCは本体だけを販売し、モニターなどは含まない。スペックと価格を検討中。
部品業界によると、Asustekの「EeePC」ブームはノート、デスクトップに関わらず、部品業界に大きな恩恵をもたらすだろうが、AsustekはローエンドノートPC市場でのノウハウが豊富ではないためデスクトップタイプ「EeePC」で成功できるかがやや懸念される。しかし、一旦成功すれば、Asustekは社内でケース、パワーサプライ、ノートPCなどを生産できるためコスト管理に有利。

米ディズニー-日本の携帯電話市場に参入へ-
(2007/11/12 日経・毎日新聞・産経新聞)

米娯楽大手ウォルト・ディズニーは12日午前、ソフトバンクモバイルと包括提携して、来春から日本の携帯電話市場に参入すると正式発表した。ディズニー日本法人が同日、総務省に事業開始を届け出て受理された。ソフトバンクから通信網を借りるほか、両社は携帯端末やアニメなどの配信コンテンツも共同開発していく。
新サービス「ディズニー・モバイル」は、自社の通信網を持たずに既存の携帯通信会社から借りる「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ばれる手法で参入する。通話を中心とした携帯電話サービスでのMVNOは国内で初めて。海外企業による携帯参入は、昨春に英ボーダフォンが撤退して以来初めて。
ディズニーはサービスや料金などを独自に設定する方針。ソフトバンクと共同で、携帯サイトそのものやアニメなどを配信する際の課金、不正コピー防止の仕組みを開発する。販売面でもソフトバンクが全国展開する携帯ショップを利用する。
ソフトバンクは、NTTドコモやKDDIと比べて契約者は少なく、電波の利用にまだ余裕がある。回線の貸与による安定収入も見込んでいる。
携帯電話事業は、通信網の整備など大規模な初期投資が必要で、新規参入が難しい。異業種でも参入しやすいMVNO方式の活用が増えれば、消費者の選択肢も広がる期待もある。

ソフィアモバイル-7型液晶を搭載したPOPシステム対応端末-
(2007/11/13 BCN)

ソフィアモバイルとソフィアシステムズは12日、WindowsCEを搭載し、WiFi/PHS通信対応のオンライン電子POPシステム対応端末「nanica7(ナニカセブン)」を開発したと発表した。08年2月頃に発売する予定。
「nanica7」は、ICカードリーダーを内蔵しており、ICカード対応の携帯電話をかざすだけで、割引クーポンを発行したり、商品の解説映像を自動再生できる。Wi-Fi/PHS通信に対応するため、従来使用していたminiSDなどの記録媒体を用いずに、オンライン上での遠隔操作が可能。さらに、細かいスケジュールに沿った配信もできる。
広告を流して、アフィリエイト型のビジネスを展開し、新たな広告メディアとして利用できる。広告素材を一括で管理するサーバーは、グループ企業のソフィア総合研究所の管轄で、システムから端末までをワンストップで提供する。
サイズは幅210×奥行き35×高さ140mm、重さ600g。モニタには800×480ドットの7型TFT液晶を採用。
再生できる動画形式は、Windows Media Video対応のWMV形式のみ。端末の価格は6万9800円で、台数により変動するシステムASP価格が1台につき毎月9800円かかる。