東芝-業界初のワンセグ放送フレーム補間機能搭載のポータブルDVD-
(2009/03/18 CNET)
東芝は18日、業界初となるワンセグ放送フレーム補間機能を搭載した9V型ポータブルDVDプレーヤー「ポータロウ SD-P93DTW」を、4月下旬より発売すると発表した。価格はオープンだが、店頭想定価格は5万円前後となる。
SD-P93DTWは、毎秒15フレームのワンセグ映像を2倍の毎秒30フレームへと変換するワンセグ放送フレーム補間表示機能を搭載。ワンセグ映像を滑らかに再現するという。
SDメモリーカードスロットを装備しており、映像や音楽などの再生はもちろん、SDメモリーカードやmicroSDメモリーカードへのワンセグ録画にも対応。DVD再生中でもワンセグ録画はできる。
本体サイズは高さ34×幅260×奥行き19mmで、重量は1.2kg。付属のバッテリーパックで約5時間のDVD連続再生が可能となっている。本体カラーはシェルホワイト。
世界のノートPC生産台数-09年に初めてデスクトップ型を上回る-
(2009/03/19 日経マーケット・アクセス)
09年の世界のノートPCの生産台数は,対前年比10.9%増の1億4666万台になる見通し。そのうち低価格ミニ・ノート型が2190万台で全体の14.9%を占める。
ノートPCの価格下落に歯止めはかからず,デスクトップ型からノート型への需要シフトが09年も続く。その結果,09年通年で初めてパソコン全体に占めるノート型比率が50%を超え,デスクトップ型を上回る見込込み。デスクトップPCの生産台数は,08年に続き09年も大幅に減ることになる。
08年にノートPCは,大幅に値下がりした。日本市場で見ると,平均価格は08年通年で約30%下落した。
機能を落として価格を抑えた低価格ミニ・ノート型がシェアを拡大したことで,ノート型全体の平均価格が引き下げられた上に,従来のノート型パソコンも低価格ミニ・ノート型に引っ張られる形で価格が下がった。
07年までの世界市場は,デスクトップ型の成長にかげりは見え始めていたものの,やはり安いパソコンを買おうとすればデスクトップ型を選ぶしかなく,BRICsなど新興国ではデスクトップ型の需要が大きかった。
しかし,低価格ミニ・ノート型の出現で,最も安いパソコンがノート型に取って代わられ,需要が一気にノート型へシフトした。
08年第4四半期,世界の電子機器の生産台数にブレーキがかかったが,ノートPCは増え続けた。その背景には,需要を見誤った台湾メーカーの競争意識があった。
低価格ミニ・ノート型を初めて製品化したことで世界中から注目を浴びた台湾ASUSTeK Computerと,低価格ミニ・ノート型では後発ながらASUSTeKに肩を並べた台湾Acerが,08年第4四半期になっても生産計画を下げなかった。世界不況に陥っても,かえって需要は低価格機に追い風になると踏んだからだ。これを受けてASUSTeK向けに生産する台湾Pegatronと,Acer向けに生産する台湾Quanta Computerは08年第4四半期に生産台数を増やした。
しかし,低価格ミニ・ノート型といえども世界不況の影響から逃れることはできず,結局PegatronとQuantaは在庫を積み増した。特にAcerが強気だった分,Quantaの在庫は大幅に増え,その反動で09年に入ってからの生産調整幅が大きくなっている。
台湾HTC-09年にAndroid携帯電話を4機種以上リリースへ-
(2009/03/18 WSJ)
台湾スマートフォンメーカーのHTCは、4~6月期にリリースの第2世代Google携帯電話を含め、09年に4種類以上のGoogle携帯を投入する計画を明らかにした。
Google携帯の初代モデル「G1」の昨年の販売台数は、目標の100万台を上回ったと、HTCのピーター・チョウCEOは3月17日に語った。
G1にはGoogleの携帯電話向けオープン標準プラットフォーム「Android」が搭載されている。
HTCは、出荷台数ベースでMicrosoft製OS搭載携帯電話の世界最大のメーカーで、09年はAndroid搭載機を含めてスマートフォンを約20モデル投入する計画だと、チョウ氏は述べた。スマートフォンはインターネット閲覧や電子メールをサポートするハイエンドの端末を指す。
米調査会社Gartnerの今月の発表によると、08年10~12月期のスマートフォンの世界販売台数は前年同期比3.7%増の3810万台となった。同四半期のHTCの市場シェアは前年同期の3.7%から4.3%に上昇したという。
HTCは今年、中国市場に力を入れるとチョウ氏は語り、同社は従来通り、09年の売上高の伸び率を10~20%と見込んでいると付け加えた。
「今年は、われわれの中国での事業展開にとって重要な年だ。中国政府が第3世代携帯電話サービス免許を交付したことが特に大きい」とチョウ氏は語った。
「われわれは欧米市場への進出に続いて、今年は中国でも飛躍を遂げたいと考えている」(同氏)
HTCの全売上高のうち中国向けは5%程度を占めていると、チョウ氏は語った。同氏は、HTCは09年に中国での端末販売を倍増させることを目指していると述べたが、08年の販売実績は明らかにしなかった。
08年国内携帯電話機-NECが3位に浮上-
(2009/03/19 日経)
IDCジャパンが18日発表した08年の国内携帯電話機市場のメーカー別シェアによると、NECが前年の5位から3位に浮上した。NTTドコモ向けに加え、ソフトバンクモバイルに販路を広げたことなどが奏功した。
首位は3年連続でシャープだった。全体の出荷台数は4222万台と前年比18.1%減少し、09年もマイナス成長を予測している。
NECのシェアは13.0%と前年比4.2ポイント上昇。NTTドコモ向けの一部機種が好調だったほか、昨夏の商戦でソフトバンク向けの供給を再開。上位5社で唯一、出荷台数を増やし、シェアを伸ばした。
シャープは首位を守ったが、液晶テレビのブランドを冠した「アクオスケータイ」が好調だった前年の反動でシェアは23.2%と1.9ポイント下落した。2位は前年と変わらずパナソニック(16.3%)。富士通は10.5%で4位、東芝は9.0%で5位といずれも順位を1つ落とした。
アイ・オー・データ機器-ホームネットワーク対応機器を拡充-
(2009/03/19 CNET)
アイ・オー・データ機器は18日、動画ストリーミングサービス対応ネットワークメディアプレーヤー「AVeL Link Player AV-LS500VX」とハイビジョンレコーディングハードディスク「LAN DISK AV」シリーズ2モデルを発売すると発表した。
AVeL Link Playerはネットワークに接続することで、PCやDLNA対応機器内の録画済み番組を、異なる機器でも視聴できるメディアプレーヤー。また、テレビとインターネットに接続すれば、アクトビラとDMM.TVなどのストリーミング動画を手持ちのテレビで視聴できるようになる。価格は3万1700円で、4月上旬出荷予定。
LAN DISK AVシリーズは、HDD内に録画したコンテンツをホームネットワークを介してDLNA対応テレビやネットワークプレーヤーからでも視聴できるというもの。東芝の薄型テレビ「REGZA」からの録画、地デジキャプチャ製品を搭載したパソコンからの番組ダビングなどに対応するほか、スカパー!HD対応チューナーに接続すれば、スカパー!のハイビジョン録画も可能になる。
500Gバイトの「HVL1-G500」は2万1000円、1Tバイトの「HVL1-G1.0T」は2万9500円で、いずれも4月下旬に出荷予定。
国内ブロードバンドサービス契約者数-3000万件を突破-
(2009/03/19 CNET・朝日新聞・毎日新聞)
総務省は18日、08年12月末時点におけるブロードバンドサービスの契約数を発表した。発表によると、08年12月末時点におけるブロードバンドサービスの契約数は3011万件。同年9月末時点から35万1860件の増加となり、初めて3000万件の大台を突破した。
回線種類別では、光接続の契約者数が前期比66万件純増の1442万件。全体に占める割合は前回調査の46%から48%へと微増した。
一方、DSL接続は前年同期比で12%減の1159万件。06年3月調査時点の1452万件を境に年々減少傾向が続いている。
ホリバアイテック-映像と音声を15時間記録できるドライブレコーダー-
(2009/03/19 日刊工業新聞)
ホリバアイテック(東京都千代田区)は、映像と音声を15時間記録するドライブレコーダー「DR―9100」を24日発売する。記録媒体はSDカードで、記録メディアを用いるタイプでは業界最長の記録時間となる。
カメラと本体分離型で、価格は10万4800円。年間1万台の販売を目指す。
衝撃を検知し、その前後最大30秒を記録する機能も持つ。カメラは2台まで接続可能で、進行方向や車内に加え、助手席の窓際への設置で、運転者の死角も撮影できる。
走行速度や距離などの運行データも記録し、速度超過や急発進、急ブレーキを検知すると音声で注意喚起する。運行データは安全教育や燃料費削減、業務管理などに活用できる。同社のデジタル式タコグラフのノウハウを応用した。本体の大きさは料金自動収受システム(ETC)車載機程度。
同社は堀場製作所の子会社で、ドライブレコーダーで国内シェア約30%を持つ最大手。