サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

馬は商品だけど・・・

2006-09-26 09:00:58 | 庄原TRF
最近思ったことが有ります。

広大馬術部の馬たちは、全国レベルで考えるとお世辞にも一流とは言えません。昨年の全日本学生大会の後で引退したユニフォームや、障害馬を引退した後も馬場で頑張っているヴェルランドなどが居ましたが、広大に来た時には既に全盛期を終わっておりました。
私立の有力大学では、学生の父兄が寄贈という形で持ち込まれた優駿が数多くみられますし、JRA関係者とのパイプを利用して大変な血統の馬を入手できる場合も有ります。
後者の場合は競走馬を転用調教する技術力の証ですから、胸を張れることだと思います。

どちらにせよ私たちは、さほど優れた能力の無い馬たちで一生懸命頑張っているのです。これは清史郎や清兎・ファリスにも当てはまると思います。


何故こんな事を書いているかと言いますと、ある乗馬クラブの馬を見たから。

その馬はウエストファーレンを父親に持つ大きな中半血です。
しかし所属クラブではスタッフに恵まれず、オーナーさんも乗りこなす技術が無いから、馬は能力を活かされることもなく日々を生きている。

乗馬クラブが営利企業である以上、馬が経済動物であることは否定しません。馬の売買によってお金が廻り、生産者・クラブ・その他関係者の生活が動いているのですから、馬の売買が成立した時点で大きな意義はあります。
しかし競走馬は走るために生産されたのだし、乗用馬は競技で活躍することを夢見て生産されたと思います。

優駿が活躍の場を与えられず埋もれて行くのを見て、何とも言えない気持ちになりました。『そんなんなら私に乗せてよ~』なのですが、高額な馬だから譲ってもらえる可能性ゼロですよ・・・。
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