サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

なっとらん(怒)・・・から呼んだんだけど

2006-08-06 13:48:40 | コーチとして
昨日から合宿に来た2年生のI君、予想通り・・・なっとらん!!です。

伸長190センチはあろうかという男ですが、体の大きさが生かせていない。背は丸く、腕は肘を突っ張り、拳は高く、長い足で届くはずも無い拍車を使おうと脚は抱き込んでいる。

脚が使えないから未だに開き手綱だし、これ如何します・・・?的な状態。しかし、やるしか有りません。


1週間連続で庄原で練習したら、大半の部員が明らかに上達します。前後だけを較べれば、田部マジックと言う子も居ますがそうではない。

要はその子に合ったベストバランスで、的確な脚・拳・重心の扶助を徹底的に押し付けているだけです。だから、短期間で変化が起きる。

しかし、マジックはマジックでしかなく、継続性の無い練習など所詮一過性の練習でしかない。
美子はお世辞にも上手でセンスのある学生ではないですが、3年間という月日は偉大です。だけど1週間以上目を放すと、悪い芽が体のあちこちから出てくる。

だから・・・私の理想は、華々しい舞台で一目を引くマジックではなく、毎日チョキチョキと盆栽に鋏を入れるおっさん。

う~?盆栽=凡才かな


しかしそれが指導者の真髄。 天才は勝手に進化するから。




日中の炎天は相変わらずです。馬も疲労が溜まるので無理は出来ません。しかし、練習はさせないといけない。そこでOB会長より練習馬を1頭お借りすることになりました。
これで、少なくとも1日2鞍は練習させられます。
コメント
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