庄原TRFには今現在3頭の馬が居ますが、それぞれ個性があります。個性以外に感じるのは、馬の持っているポテンシャルというか、パワーの違いです。
昨年感じたのですが、サクセスは人間ではどうしようもないパワーっを持っており、自ずから馬と折り合いを付ける乗り方が身につきました。
ファリスは流石に豪州馬。性格がサクセスと違い、立ち上がって人間の反抗を封じるようなことはありませんが、本気になった時は人間の力では適いません。
清史郎は力強く、パワーもありますがそこは国産のアラブ馬。力を持て余すとまでは感じたことがありません。そこそこ人と折り合って、そこそこの運動です。
清兎は、小柄な馬で明らかにパワー不足です。
反抗が現れたとき、強引に組み伏せることが唯一できる馬で、今日もコテンパンにやっつけて運動を終えた感があります。
しかし、人間が馬に勝って得られるものは多くはないです。弱いもの虐めをして満足している人間は器が知れているように、後味の悪さが残ります。
何故後味が悪いかというと、真面目に乗っていなかったから。多くは体力面なのですが、半月近く放牧的な管理をしていて、偶に乗った時に反抗的だとやっつける乗り方だから。毎日少しずつ乗ってやって、穏やかに手の内に入れていれば馬もおだやかに反応する。
人間の技術が向上すれば、踏歩変換はある意味楽な作業になります。自然界でも馬は勝手に踏歩変換しているのですから、タイミングさえ合えば馬は行なう。4年前ですが、筑波RPのT先生のご指導を頂いたとき、当時ド新馬だった清悠に乗って3歩毎の踏歩変換をされたのには度肝を抜かれましたが、今は何となく理解できる部分があります。
新馬に乗って猛烈な扶助で馬を屈服させる意義は、馬との主従関係構築にあります。そこまでやると馬は騎手を尊重します。主人と認めたら悪さはしないし、猫のように温和しくなります。当然、蹴る、噛むは無くなり厩舎管理は楽になります。
私は自分の厩舎の馬を完全にコントロールできている自負があるし、清兎で今日初めて4歩毎の真似事が出来たことには大きな満足を覚えます。
しかし、それ以上に馬を虐げたことが楽しくない。
満足だけど・・・、楽しくない。『4歩毎・・・フフォ~!!』の気持ちになれないです。馬を力で組み敷いたことが実感でき、馬との調和で為しえた成果で無いから。
こんな気持ちは馬歴30年で初めて。
馬はベスト・フレンドではちょっと困る。でもベスト・パートナーでありたい。
昨年感じたのですが、サクセスは人間ではどうしようもないパワーっを持っており、自ずから馬と折り合いを付ける乗り方が身につきました。
ファリスは流石に豪州馬。性格がサクセスと違い、立ち上がって人間の反抗を封じるようなことはありませんが、本気になった時は人間の力では適いません。
清史郎は力強く、パワーもありますがそこは国産のアラブ馬。力を持て余すとまでは感じたことがありません。そこそこ人と折り合って、そこそこの運動です。
清兎は、小柄な馬で明らかにパワー不足です。
反抗が現れたとき、強引に組み伏せることが唯一できる馬で、今日もコテンパンにやっつけて運動を終えた感があります。
しかし、人間が馬に勝って得られるものは多くはないです。弱いもの虐めをして満足している人間は器が知れているように、後味の悪さが残ります。
何故後味が悪いかというと、真面目に乗っていなかったから。多くは体力面なのですが、半月近く放牧的な管理をしていて、偶に乗った時に反抗的だとやっつける乗り方だから。毎日少しずつ乗ってやって、穏やかに手の内に入れていれば馬もおだやかに反応する。
人間の技術が向上すれば、踏歩変換はある意味楽な作業になります。自然界でも馬は勝手に踏歩変換しているのですから、タイミングさえ合えば馬は行なう。4年前ですが、筑波RPのT先生のご指導を頂いたとき、当時ド新馬だった清悠に乗って3歩毎の踏歩変換をされたのには度肝を抜かれましたが、今は何となく理解できる部分があります。
新馬に乗って猛烈な扶助で馬を屈服させる意義は、馬との主従関係構築にあります。そこまでやると馬は騎手を尊重します。主人と認めたら悪さはしないし、猫のように温和しくなります。当然、蹴る、噛むは無くなり厩舎管理は楽になります。
私は自分の厩舎の馬を完全にコントロールできている自負があるし、清兎で今日初めて4歩毎の真似事が出来たことには大きな満足を覚えます。
しかし、それ以上に馬を虐げたことが楽しくない。
満足だけど・・・、楽しくない。『4歩毎・・・フフォ~!!』の気持ちになれないです。馬を力で組み敷いたことが実感でき、馬との調和で為しえた成果で無いから。
こんな気持ちは馬歴30年で初めて。
馬はベスト・フレンドではちょっと困る。でもベスト・パートナーでありたい。