動物愛護法の改正と武田薬品研究所の巨大な動物実験施設
<湘南エチカの会と武田問題対策連絡会が、来年の動物愛護法の改正に実験動物規制条項を入れるよう環境省に要請>
来年(2012年)の動物愛護管理法の改正に向け、現在、環境省に設けられた「動物愛護管理のあり方検討小委員会」で改訂内容が検討されている。改訂項目に、実験動物の規制条項を挿入するよう、8月1日、環境省に対し、動物愛護団体である湘南エチカの会や武田問題対策連絡会が下記のような要望書を提出した。同じ内容の要望書が、動物実験に関係ある厚労省、文科省、農水省にも提出された。
<要望事項>
(1)動物実験施設および実験動物繁殖施設を登録制(又は届出制)にし、国は動物の飼育状況や、基準・指針に基づいた3Rの実施状況等の把握をすること。
(2)動物実験の国際原則である3R(苦痛の軽減・使用数の削減・代替)をより実効性のあるものとすること。
これは、現在、我国では動物実験が薬品会社、大学、研究所等で自由にやられているが、諸外国に比べ動物実験を規制する法律は無く、実験動物福祉や実験動物公害から生活環境を守る立場から、上記のような要請をしたものである。

<武田薬品など医薬品業界は、実験動物規制条項反対の陳情>
これに対し、動物実験を盛んにやっている薬品業界や実験動物業界などから、規制反対の陳情も出されているとのことである。薬品会社の最大手である、武田薬品工業は、今年2月、年間マウス換算で700万匹も飼育出来る巨大な動物実験研究所を完成させ、動物実験を主体とした新薬開発を進めようとしている。動物実験が規制を受ければ自由な研究が阻害され、新薬開発に遅れをとるためとのことであるが、欧米のように、基礎研究をしっかりやり目的を定めた動物実験をやる開発姿勢に対し、我が国のように何の規制も無く自由に動物実験をやらなければ新薬は開発できないという業界の姿勢は、動物実験・新薬開発の後進性の現れと言うべきである。
ー武田薬品湘南研究所の巨大な動物実験施設ー 5階建て7棟 延べ14万m2
<湘南エチカの会と武田問題対策連絡会が、来年の動物愛護法の改正に実験動物規制条項を入れるよう環境省に要請>
来年(2012年)の動物愛護管理法の改正に向け、現在、環境省に設けられた「動物愛護管理のあり方検討小委員会」で改訂内容が検討されている。改訂項目に、実験動物の規制条項を挿入するよう、8月1日、環境省に対し、動物愛護団体である湘南エチカの会や武田問題対策連絡会が下記のような要望書を提出した。同じ内容の要望書が、動物実験に関係ある厚労省、文科省、農水省にも提出された。
<要望事項>
(1)動物実験施設および実験動物繁殖施設を登録制(又は届出制)にし、国は動物の飼育状況や、基準・指針に基づいた3Rの実施状況等の把握をすること。
(2)動物実験の国際原則である3R(苦痛の軽減・使用数の削減・代替)をより実効性のあるものとすること。
これは、現在、我国では動物実験が薬品会社、大学、研究所等で自由にやられているが、諸外国に比べ動物実験を規制する法律は無く、実験動物福祉や実験動物公害から生活環境を守る立場から、上記のような要請をしたものである。

<武田薬品など医薬品業界は、実験動物規制条項反対の陳情>
これに対し、動物実験を盛んにやっている薬品業界や実験動物業界などから、規制反対の陳情も出されているとのことである。薬品会社の最大手である、武田薬品工業は、今年2月、年間マウス換算で700万匹も飼育出来る巨大な動物実験研究所を完成させ、動物実験を主体とした新薬開発を進めようとしている。動物実験が規制を受ければ自由な研究が阻害され、新薬開発に遅れをとるためとのことであるが、欧米のように、基礎研究をしっかりやり目的を定めた動物実験をやる開発姿勢に対し、我が国のように何の規制も無く自由に動物実験をやらなければ新薬は開発できないという業界の姿勢は、動物実験・新薬開発の後進性の現れと言うべきである。
ー武田薬品湘南研究所の巨大な動物実験施設ー 5階建て7棟 延べ14万m2

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