湘南ファイブ通信

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武田薬品株主総会で出席株主から修正動議

2012-06-28 15:39:24 | 環境問題
武田薬品株主総会で出席株主から修正動議
  配当金1円を、湘南研究所の遺伝子組換え排水漏えい事故の再発防止費に


6月26日武田薬品工業の第136回定時株主総会が、大阪のホテルニューオオタニで開催された。出席した株主は約4000名、第3会場まで設置された。長谷川社長の活動報告、剰余金処分案に対し、出席した株主より湘南研究所の「遺伝子組換え排水漏えい事故再発防止に関する修正動議」が出された。
ー写真は、株主総会の模様(挨拶する長谷川社長)ー


修正動議の内容は、昨年11月30日に発生した同研究所の遺伝子組換え排水漏えい事故の再発防止策として武田薬品から発表されたやり方が、1個600円程度のポリタンクをそれぞれの実験室に30個設置する(総額18000円という安易なやり方で、提案者は、「これでは完全に遺伝子組換え実験排水の漏えいは防げないから、各実験室毎にオートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)を設置し完全に滅菌せよ、そのための費用として90円の配当金の内1円(総額約7億円)を設備費に充てよ」と言う修正動議が出されたものである。
これにたいする長谷川社長の対応は、事故を起こしたことを謝罪しながらも、ポリタンク方式で、監督官庁である文科省から了承を得ているとして、提案者の動議を受け入れようとしなかった。

<動議に対する採決、今年も行われず>
動議採決にあたって提案者より、昨年動議を提案したが、本議案を先に採決し、動議の採決は行われ無かった。これでは動議について株主の意志を表すことができので、今年は、本採決前に動議の採決を行うよう要請が出されたが、長谷川社長は、これを無視し、本議案の採決を先に行い、動議の採決は今年も行われなかった。
昨年同様、株主総会の非民主的運営にはあきれかえるばかりであった。

<お粗末な武田薬品の安全対策が、いつまでも許されるものではない>
[遺伝子組換え実験排水を水道水を使って流せば、今回の事故のように水道栓の締め忘れで大事故が起こる、10Lのポリタンクを脇に置けばそれ以上の水がながれることは無いから事故は起こらない]と言う三段論法で、ポリタンク設置方式を恒久措置と武田薬品は自画自賛している。しかし、高さ30mにも及ぶ巨大な研究所の各階にある30カ所の遺伝子組換え実験室から、10L程度の押水で1階の滅菌室に流すのは、極めて問題である。配管内に遺伝子組換え生成物が付着し、あるいは、他の生きた遺伝子組換え排水と混じり合い新たな遺伝子組換え生成物を合成する危険性さえ発生しかねない、文科省のお墨付きを得たからとはいえ、このような安易な遺伝子組換え排水の安全対策がいつまでも通用するような事は許されない





<株主総会に提案された修正動議>



藤沢でも観測できた金星の太陽面通過

2012-06-06 14:50:48 | 環境問題
藤沢でも観測できた金星の太陽面通過

6月6日、台風の影響で藤沢の上空も暗雲に覆われていたが、13時43分、運良く雲間から顔を出した太陽を撮影できた。そこには、太陽面通過寸前の金星の影がくっきり写っていた。通過終了予定が、13時47分だから、間一髪、間に合ったということになる。宇宙の営みが正確に予測できる天文学のすばらしさを痛感できた。
写真で、右横に写っている黒い点が金星です。

<太陽面を通過する金星 13時43分撮影>