庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『ジョジョリオン』#051「接ぎ木」

2016年03月05日 23時35分15秒 | マンガ
ちょっと遅れてしまいましたが( =゜ω゜)ノ。
第四部『ダイヤモンドは砕けない』総集編Vol.1も購入( =゜ω゜)ノ。やはりジャンプ掲載時と同じサイズ、そしてカラーもそのままで読めるのはいいですな。

さて『ジョジョリオン』。田最環、最初はぬぼ~~っとした印象でしたが、予想以上に剣呑な敵でしたな。杜王町で暗躍している岩人間のリーダーは事実上、彼なのでしょうか。
また回想でカレラも登場してますが、どうやら岩人間とは別行動の様子。カレラは岩人間ではないか、岩人間であっても田最たちの仲間ではないようです。
それよりもまぁ一番の驚きというか問題点が、時系列が明らかになったことでして。
田最環が東方邸を訪れたのは震災から半年後、そして吉良と仗世文がロカカカの実を盗んだことを田最と夜露が突き止めたのは震災から四ヶ月後。その直後に吉良が倒され、仗世文と等価交換で一体化。定助と名付けられる青年となったとすれば、今までのストーリーはわずか二ヶ月間の出来事ということに。まぁ第五部全体で二週間しか経ってないことを考えると、それは別におかしなことではないのですが、いささか気になる点があります。
カレラが「半年近く杜王町を離れていた」というのは、彼女のことですから定助=仗世文の同情を引こうとした嘘とも取れます。実際、#051でも仗世文とカレラは直接、顔を合せていませんからね。
問題は夜露の方で、コミックス八巻で定助と戦った時「震災による壁の目の隆起がなければあの時、死んでいた」と言ってます。
壁の目は「震災当日の夜に隆起した」とあるので、仗世文と夜露が戦ったのは震災当日の夜だという解釈が一般的で、私自身もそう思っていました。
また吉良と仗世文の会話から察して、すでに壁の目は存在しているようで、夜露や田最の言葉をそのまま信じるなら「壁の目の隆起は二度、起きた」「二度目の隆起は震災から四ヶ月後」となります。
仗世文と夜露が戦ったのは東方家の敷地内のようなので、隆起が小規模なら話題にならず、康穂たちも知らなかったかも知れませんな。
こうなるとやはり仗世文がロカカカの実を接ぎ木したのは、東方家の敷地にあるイチジクの樹であり、常敏さんのハンカチに残っていた香りは、それだと思っていいでしょう。東方家の敷地内の樹に接ぎ木したのは、部外者が入り込まないからでしょうが、東方家一族に知られる可能性があります。そうなると内部協力者が必要というわけで、それが常敏さんだったわけか。
ホリィさんを助けるだけならロカカカの実は一つでいいはずなのに、二つだったのは協力者である常敏さんの分。つまりつるぎちゃんの石化病を治すためのものかも知れません。

ただ回想で田最環と一緒に現れた夜露が何も喋ってないのが気になります。仗世文も時折思い詰めたような表情を見せますし、何か隠しているような気もしますなあ。

1 コメント

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Unknown (x)
2016-03-06 19:51:19
作者は嘘つきではないのです。
間違いをするだけなのです……
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