庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『ジョジョリオン』 #71 いつか見ていたもの

2017年11月23日 22時53分20秒 | マンガ
アーバン・ゲリラとドレミファソラティ・ド、撃破。そして今回は康穂ちゃんの過去話。
なんと康穂ちゃん、吉良やホリィさんと接点があったんですな。話は六年前、康穂ちゃんの母と父は別居中。お母さんと同居している康穂ちゃんは、久々に会う父のためにフリーマーケットで桃の花をデザインした髪飾りを購入。しかし友達の誕生日を忘れて嫌がらせのメールを受け取りストレスが生じたことが切っ掛けなのか、皮膚や髪が乾燥してボロボロに。薬屋さんに駆け込んでなんとか、治ったものの、お父さんに会う当日、その髪飾りが紛失。
どうやらその髪飾りが康穂ちゃんから、水分(?)か何かを吸収していたようですね。不思議なのは康穂ちゃんの前に現れたお父さん。新しい恋人が出来て子供も生まれる。もう会えないというお父さんですが、その後、ボロボロに崩れるというのは、その髪飾りが見せていた幻覚なのか。康穂ちゃんがお父さんの再婚の話など知ってるはずもないのですが、お母さんが電話などで話してるのを髪飾りが聞いて(?)、その情報を康穂ちゃんに伝えた結果、あの幻覚になったのか。

その結果、康穂ちゃんは衝動的にリストカット。運び込まれた病院で康穂ちゃんを診たのがホリーさん。そして吉良。吉良は落ちていた髪飾りを拾い、それが危険なモノと察知したのか踏みつぶして処分。康穂ちゃんに謝り弁償しても良いと約束。
思わぬところで康穂ちゃんと吉良親子に接点があったわけですな。

見過ごされて良いものなどはない。
ホリーさんからそう言葉をかけられたからこそ、康穂ちゃんは、あの日、土の下から現れた定助に手を伸ばした。しかしそれで救われたのは定助ではなく、むしろ康穂ちゃんの方だったのかも知れない。
この辺は荒木先生ならではの展開ですな。

豆銑さんは「お前の話なんてどーでもいいんだよ」と言いつつ、康穂ちゃんを仲間と認めてくれた様子。そして髪留めはドレミファソラティ・ドのような岩生物である可能性を示唆。
そうなるとちょっと気になるのが、髪留めに填まっていたという「ピンク色の水晶」。それがひょっとして岩動物の本体なのでしょうか。
以前から「岩人間は自分の記憶や経験、魂というべきものを別の形にして体外に保存できる」「それはひょっとして宝石のようなものかも知れない」「ジョニィの死と前後して杜王町の海岸に流れ着いた子供が持っていた『高価な宝石』もその一種」という説を提唱していた身としてはちょっと気になりますな。

さてラストでは常敏さんが東方家の敷地にプアー・トムのスタンドを埋めております。次回は定助、豆銑さんに康穂ちゃん対プアー・トムですかね。
いずれにせよここまでほぼ一人で戦ってきた定助ですが、ようやく共に戦える仲間が出来たのは確かなようです。

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