庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『アニメガタリズ』第11話

2017年12月23日 23時59分08秒 | Anime・特撮
『うる星やつら ビューティフルドリーマー』かと思っていたら『勇者特急マイトガイン』だったのかよΣ( ̄□ ̄;;;)!!
いやあ、昨今メタフィクションネタがまた増えてきましたが、ここまで正面切ってやってくるとは。意外でした。
しかしネットでもよく話題になる年代ごとの絵柄の違い。ことテレビアニメに関してはテレビの解像度や画面サイズと切っても切り離せないのだと思うのですよね。80年代から90年代はアナログテレビでまだ解像度も低い。いわゆる「ファーストガンダム」こと『機動戦士ガンダム』でも、テレビシリーズでは「ピンクのスプレーで彩色されたビームやエンジンの発光、爆発がテレビでは透過光のように思われていた」ので劇場版では苦労したとスタッフのコメントで読んだ覚えがあります。当時はスプレーの手作業によるアニメカラーと、透過光の区別か着かないくらいテレビの性能が低かったのですよね。
今回も作中でネタになっていた90年代特有の作画ですが、あの時代ではアニメファンともなると自分用のテレビは普通に持っていたのですが、今よりもかなり小型。16型くらいが平均でしょうか。今し方、隣の部屋にある1998年製の14型アナログテレビの画面を計ってきたのですが、幅が約30センチ。これでアナログ画像ですから、画面に詰め込める情報量はかなり低くなります。90年代風としてよく挙げられるあの画風は、アニメファンに主流であろう20型未満のアナログテレビに特化して、メリハリを付けるための画風とも考えられます。
といいますか、以前アナログ時代の録画を今のテレビで再生したら、あまりの画質に「テレビかデッキが壊れた?」と思ったほどです(^^;。逆に今のデジタル技術を駆使した細密作画をアナログテレビで見たら潰れてしまうでしょうねえ。

さて一話に登場したあのおっさんがやはり黒幕(?)。一話を見た時には「元漫画家で作中世界の創造者」ではないかと推測したのですが、ここまでくると「咲鐘湖学園アニメ研究会の元OBで、学園長と同世代。その後、アニメ業界に入りプロデューサーとなったが、学園長の黒歴史であるアニメを担当したことでクビ。その怨念が詰ったのが、あの開かずの部屋」という所ですかね。
そうなると昔の写真に映ってるオーロラ中野先輩や、開かずの部屋にいた猫先輩の存在が謎ですが。

しかしこうなると公式サイトの謎コピー「うっかり世界を滅ぼしてしまいました」の伏線がちゃんと回収できそうですね。
みのあによりこの世界が修正されれば、今の作品世界は消滅=滅びしてしまうことになりますし、元の世界を改変したのならば、元の世界も滅びている事になります。
そうなるとなぜみのあが、いわば特異点的存在なのか。その辺も「主人公だから」とメタ的な視点で押し切るのか。それとも何か別の理由を付けるのかも注目ですな。

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