今週の『舞－乙ＨｉＭＥ』

ネーミング辞典（学研刊）という本がありまして。私のような仕
事をしている人間には何かと重宝な本なのですね。これが。それ
をパラパラとめくっていると「楽屋　ドイツ語」＝「ガルデロー
ベ」とあります。その隣には「舞台　ドイツ語」＝「ビューネ」
。ビューネというのはガルデローベ学園がある自治区で、ナツキ
チさん学園長が区長をやっている所ですな。さらにページをめく
ると「天井桟敷　ドイツ語」＝「ガレリー（Galerie）」。英語だ
と「ギャラリー」ですな。どうやらアリカの出身地のガレリアと
いうのはここから来ているようです。つまり「天井桟敷から出て
きたアリカが舞台にある楽屋に転がり込んだ」という事のようで
す。全体的に演劇方面から用語を持って来ているようです。
さてそんなわけで第四話ですよ( =゜ω゜)ノ。


いきなり来ましたハルカちゃん。崩れ落ちてきた飛行機を支える
アリカを助け、返す刀でその飛行機を空の彼方へぶん投げます。
すっかりパワー型ですな。一瞬、技の一号、力の二号という言葉
が思い浮かんだのは私だけではありますまい（笑）。ただマテリ
アライズシーンが見られなかったのはちと残念(´・ω・`)。
しかしあの飛行機もシズルにぶった切られたり、ハルカにぶん投
げられたり災難ですなぁ。
舞闘はニナの勝利、そしてアリカは大惨事を未然に防いだ事が評
価されて無事に入学許可。アリカにはユキノ大統領とハルカ准将
が口添えしたようで。しかしハルカは軍属なんですな。オトメの
能力を考えるとマスターとは個人的な契約を交わしており、国家
機関には組み込まれていないのではないかとも思ってましたが。
まぁ、形式上の階級である可能性も残ってますが。ハルカは五柱
ではなかったようですが、ユキノ大統領をサポートするため、あ
るいはシズルと完全な決着をつけるまではと推挙を蹴ったとかだ
と燃えますな。
今回、マスターとオトメの関係が整理されて説明されましたな。
マスターとオトメは命を共有、マスターが倒れればオトメも倒れ
るとの事。しかしちょっと引っ掛かるのは、これってマスター側
には何かメリットがあるんでしょうか。一話のように仮のマスタ
ーでもローブは展開できるし。信頼できる腹心にオトメと契約さ
せ、本人は安全を確保するという抜け道もありそうですし。
『舞-HiME』の大切な人システムは当事者の意思ではどうにもな
らない辺りに緊迫感があったのですが、マスターとオトメの契約
は完全に個人の意思で自由になりますからねぇ。複数のオトメと
の契約が可能なのか、契約の破棄は出来るのか等々含めて色々と
疑問はあります。
ふと「命の共有」って文字通りの意味で「マスターの余命＋オト
メの余命／２」がそれぞれに割り振られるなんて『デスノート』
ちっくな事も思いついたのですが。そうするとミス・マリア以外
、年長のオトメがいない説明もつきそうです。

さて特例中の特例で入学を認められたアリカ。エルスやイリーナ
のように親しく接してくれる級友もいれば、ミーヤやヤヨイのよ
うにいささか納得できない級友もいるようで。その中でやはり不
気味な存在がやはりトモエ。今のところは良い友達としてアリカ
に接しているようですが、はてさて。しかしNo2にも関わらず、
クラス代表をしているという事は、ニナはそういうのはやりたが
らないというわけですかね。クラスメートはみんなライバルとい
う態度にも、なんか前作のなつきちさんの影がちらつきます。
さてそのナツキチさん学園長の口から意味有りげな台詞が。アリ
カとニナは良いライバルになる。ハルカとシズル。そして私とア
イツのようにと……。やはりアイツとは舞衣（に相当する人）で
すかね。まぁ前作を見ると戦闘力は段違いだったような気もしま
すが（笑）。前作準拠だとすれば、なつきちさん、成績そのもの
は悪くなかったようですし、戦闘力はあっても勉強は苦手の舞衣
とは、全体的には良いライバルだったのかもしれません。

さて次回。どうやらアリカは洗濯籠に入れておいた制服を盗まれ
、それがオトメグッズ専門店に流されて窮地に立つようですな。
ううむ、どうも「ミコトが料理の染みに釣られて制服を寮の外へ
引っ張り出す」「それを誰かが拾ってグッズショップへ」と展開
かも知れません。ラスト間際、洗濯籠からアリカの制服を取り出
す人は、そのまま制服を戻すとか、ミコトに持っていかれるとい
う展開かもしれませんなぁ。
そういえばオトメグッズ専門店には、今のアカネちゃんと同じ制
服を着た舞衣のポスターが。するとやはりパールNo1だったんで
しょうか。
舞衣と言えば、冒頭さっさと逃げ出してしまったフルアーマー黎
人さんことラドに同行しているフード姿。やはり私には巧海に見
えるなぁ。舞衣や碧ちゃんにしては小柄だし、一方で顎が男性の
ものに見えるんですよねぇ。
すると「不治の病に苦しむ弟を救うにはアスワドの技術しかない
と知った舞衣は、パールNo1の座を捨ててアスワドへ向かい、そ
の後失踪。辛うじて命を長らえた弟は、ラドと共に行方不明の姉
を探してヴィントブルームへやってきた」という展開はどうでし
ょうか。