前回31話、なにか引っかかるなあと漠然と思っていたのですが、32話を見ていて気がついた。
飛行機だ!
そもそもこのアーブラウとSAUの紛争。偵察機がエイハブリアクターの干渉で墜落したのが切っ掛け。そう軍事用の航空機が出てきていたのです。
一期と二期の前々回まで、この作品「戦力としての航空機がまったく出てこない」というかなり特徴的な演出がされていたのですよね。空からの攻撃がない。一期で監察官として火星に赴いたマクギリスとガエリオも自動車で移動していましたし、地球に着いてからも移動手段は船か列車でした。空中からの攻撃というと一期で、蒔苗老が隠遁していた島にカルタたちが奇襲をかけた時くらい。その時もモビルスーツによる降下戦で航空機は一切使用していませんでしたからね。ついでに言うと宇宙空間でも戦闘用の大型艦は出てきても、(『ガンダムSEED』シリーズのモビルアーマー「メビウスゼロ」みたいな)小型中型の宇宙戦闘機は登場していませんでした。
これは「航空戦力に対するモビルスーツの優位性を描くよりは、最初から航空戦力を描かない事によりモビルスーツの優位性を際だたせる」方針かと思っていたのですが、そうでもなかったんですかね。
それとも航空機は偵察用途だけで、エイハブリアクターを搭載したモビルスーツや戦闘艦のいる戦場には投入できないという事なのか。
航空機が出てこないから出てこないで、それはそれで統一性が感じられて良かったのですが。まあスピンオフの番外編などには出ているのかも知れません。
さて本編。サブタイトルの「友よ」がラスタルのガランへの呼びかけとは意外でした。
ラスタルが陽ならガランは陰。盟友ラスタルがギャラルホルンの中で台頭していくのを影で支え続けたのがガランという事でしょうか。それには非合法であったり卑怯な手段にも手を染めなければならなかったでしょうな。
ラストシーンを見ると、実はこの関係、三日月とマクギリスにも掛かっているのかなとも思いました。
つまりマクギリスは最終的に倒すべき敵ではなく、案外、三日月の協力者もしくは共犯者になるかも知れませんな。
今回マクギリスは自分を助けに現れた三日月のバルバトスを見てギャラルホルンの創設者の伝説を思い出したといいますが、素直に解釈するなら、そこにも助けた者と助けられた者がいたはず。
最終的にマクギリスはギャラルホルンの不正を糾して世界を平和にした立役者として歴史に名を残す一方で、三日月と鉄華団は歴史の影に埋もれていくというオチになるかも知れませんな。
もっとも途中まではラスタルとガランが、鉄華団とマクギリスの離反を狙っているのかと思ってましたが。マクギリスの面子を潰すために紛争を長引かせる以上の目的はなかったようですねえ。
今回のエピソード、タカキ中心のサイドエピソードで、火星にいる三日月と鉄華団、クーデリアを地球へ連れてくるためのものだったんですかね。
ガランやラディーチェの掘り下げももうちょっと欲しかったところです。
ジュラルミンジュリエッタがガランを慕っておりましたが、それはガランがタカキに見せていたような表の顔しか知らなかったためか、あるいはジュリエッタがガランを知った経緯が特別だったのか。その辺が分からないといささか釈然としないオチです。
ラディーチェも単に鉄華団を疎ましく思っていたからガランと手を組んだだけではなく、実は子供を亡くしておりタカキやアストンたち子供が戦場に出るのを避けられないかとガランの戦力を当てにしたなんて裏があると、より救いがなくて面白かったのですが(^^;。
クーちゃんさんが、同行していながら、特にリアクションを見せなかったのも残念でしたねえ。
さて次回……。
ジュラルミンジュリエッタの言う通りだよΣ( ̄□ ̄;;;)!!
『ガンダム』シリーズを見慣れてると、うっかり見過ごしてしまいますが、やっぱり仮面をつけて素顔を晒さない人はやっぱり信用できないですよね(^^;。
飛行機だ!
そもそもこのアーブラウとSAUの紛争。偵察機がエイハブリアクターの干渉で墜落したのが切っ掛け。そう軍事用の航空機が出てきていたのです。
一期と二期の前々回まで、この作品「戦力としての航空機がまったく出てこない」というかなり特徴的な演出がされていたのですよね。空からの攻撃がない。一期で監察官として火星に赴いたマクギリスとガエリオも自動車で移動していましたし、地球に着いてからも移動手段は船か列車でした。空中からの攻撃というと一期で、蒔苗老が隠遁していた島にカルタたちが奇襲をかけた時くらい。その時もモビルスーツによる降下戦で航空機は一切使用していませんでしたからね。ついでに言うと宇宙空間でも戦闘用の大型艦は出てきても、(『ガンダムSEED』シリーズのモビルアーマー「メビウスゼロ」みたいな)小型中型の宇宙戦闘機は登場していませんでした。
これは「航空戦力に対するモビルスーツの優位性を描くよりは、最初から航空戦力を描かない事によりモビルスーツの優位性を際だたせる」方針かと思っていたのですが、そうでもなかったんですかね。
それとも航空機は偵察用途だけで、エイハブリアクターを搭載したモビルスーツや戦闘艦のいる戦場には投入できないという事なのか。
航空機が出てこないから出てこないで、それはそれで統一性が感じられて良かったのですが。まあスピンオフの番外編などには出ているのかも知れません。
さて本編。サブタイトルの「友よ」がラスタルのガランへの呼びかけとは意外でした。
ラスタルが陽ならガランは陰。盟友ラスタルがギャラルホルンの中で台頭していくのを影で支え続けたのがガランという事でしょうか。それには非合法であったり卑怯な手段にも手を染めなければならなかったでしょうな。
ラストシーンを見ると、実はこの関係、三日月とマクギリスにも掛かっているのかなとも思いました。
つまりマクギリスは最終的に倒すべき敵ではなく、案外、三日月の協力者もしくは共犯者になるかも知れませんな。
今回マクギリスは自分を助けに現れた三日月のバルバトスを見てギャラルホルンの創設者の伝説を思い出したといいますが、素直に解釈するなら、そこにも助けた者と助けられた者がいたはず。
最終的にマクギリスはギャラルホルンの不正を糾して世界を平和にした立役者として歴史に名を残す一方で、三日月と鉄華団は歴史の影に埋もれていくというオチになるかも知れませんな。
もっとも途中まではラスタルとガランが、鉄華団とマクギリスの離反を狙っているのかと思ってましたが。マクギリスの面子を潰すために紛争を長引かせる以上の目的はなかったようですねえ。
今回のエピソード、タカキ中心のサイドエピソードで、火星にいる三日月と鉄華団、クーデリアを地球へ連れてくるためのものだったんですかね。
ガランやラディーチェの掘り下げももうちょっと欲しかったところです。
ラディーチェも単に鉄華団を疎ましく思っていたからガランと手を組んだだけではなく、実は子供を亡くしておりタカキやアストンたち子供が戦場に出るのを避けられないかとガランの戦力を当てにしたなんて裏があると、より救いがなくて面白かったのですが(^^;。
クーちゃんさんが、同行していながら、特にリアクションを見せなかったのも残念でしたねえ。
さて次回……。
『ガンダム』シリーズを見慣れてると、うっかり見過ごしてしまいますが、やっぱり仮面をつけて素顔を晒さない人はやっぱり信用できないですよね(^^;。
膠着した戦場に颯爽と舞い降りるガンダム……もしや、創設者はイオリア?
そう言えば、そうですね。
今まで航空機なるものが、ギャラルホルンさえも使っていませんでしたし、空港やヘリポートもなかった様に思います。
それでいて、第1期の地球でクーデリアが鉄道を使った時、マカナイ爺さんが鉄道を過去の遺物みたいに話していましたが、大量輸送には何を使ってるのでしょうかね。