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外部の血が入った、新しいマリノスの行方は

2015-03-14 23:22:04 | 横浜Fマリノス

川崎に惨敗、瓦斯にスコアレスドロー。
見慣れない監督に、見慣れない外人の急な補強。
マリノスは大丈夫か?と不安になるかもしれない。

私が思う今年のマリノスは、確実に面白くなると思う。

今季のマリノスは色々と今までと違うからだ。

エリック・モンバエルツというちょっと舌を噛みそうな名前の監督が、
今季から指揮を執る事はご存知の通りだ。

さて、相違点を箇条書きにしてみよう。
・マンチェスター・シティーとの資本提携。
・外人監督の招聘。
・ブラジル代表候補の選手の獲得。

どれだけ違うか。
以前、オリンピック・リヨンとの提携があったが、特に目立った動きはなかった。
また、監督は日産のOBが続き土台の安定感はあったにせよ、
マンネリ感がある事は否めなかった。
そして、外人選手獲得についてもファビオは元々国内SC相模原所属の選手、
ラフィーニャは元ガンバの選手であるから、
全くの新規での外人選手の獲得は久しぶりである。
瓦斯戦でのアデミウソンの印象は、
純粋なエゴイストなFWかと先入観で思っていたが、全くそんな事は無かった。
簡単に言えば、俊輔と兵藤を足した様なイメージ。
足して2では割らないぐらいのポテンシャルはある様に思う。
献身的な運動量も才能のある動きの質もキックの精度も、
Jリーグでの活躍を予期させる。 

そして、肝はエリック・モンバエルツである。
初戦は正直、チームの体を成していなかった。
堅守のマリノスというイメージは欠片もなかった。
ただし、カウンターやセットプレーというかつて得意としていた、
結果を出していたマリノスの戦術は垣間見えた。
今季は攻撃をする!という意図は明確に見えたが、
守備が余りにも酷かった。
最終ラインは上がらないが、中盤は下がり、右往左往。
これでは熟成の風間川崎の攻撃を凌げるわけがない。 
案の定、パンゾーが一矢を報いたが、惨敗したわけである。

そして、瓦斯戦。
どの程度、守備の修正が入るかと見ていた。
しかし、驚く事に、見慣れた堅守のマリノスの守備が、
戻っていた。
そして、前のアデミウソンの動きである。
この試合では、シュートや攻撃の質、兵藤の運があれば、勝利出来た。

監督の修正力、応用力に舌を巻く。
慣れない日本で。
選手の怪我の続出というトラブルがあり、
また急に加入した選手がいたりする中、
ちゃんとした方向性を示し、
着実に修正を施している。

こうして見てくると、今までのマリノスに足りなかった部分が、
今季は確実に補強されている様に思う。
次節がどうなるかわからないが、
今後、ラフィーニャや俊輔が戻ってきたりしたら、 
攻撃が楽しみなマリノスになるだろうと、
今から心拍数は上がる。

但し、Jリーグは今年から2シーズン制に移行している。
つまり2敗すると厳しい。が、既に1分1敗である。
1stステージの優勝は既に難しいかもしれない。
しかし、リーグ制覇の匂いは確実にしていると思う。